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出張帰りの電車の中。 新幹線から、地元私鉄に乗り換え しばらくし、ウトウト・・・ と、隣の人が突然立ち上がった気配に目を覚ます。 横は無人なのだが、その足元に荷物が・・ビニール傘も 倒れている。 「?」 と思っているうちに、駅に着き何人かが下車。 荷物はそのまま、依然として残されている。 ドアが閉まり電車は走り出す。 荷物を見ているうちに、段々不安になる。 置き去りの荷物と傘・・・オウム真理教のサリン事件を思い出す。 爆弾だったら、木っ端微塵だな。 万が一の幸運で助かるかな? でも、こんな近いところで爆発物が破裂したら、一番致命傷を受ける 位置だナァ・・・ などなど、縁起でもない想像が頭を駆け巡り、プチ恐怖に陥る。 無性に席を立ちたくなる。 一緒に出張に行った女の子も隣に座ってるので、放っておくわけにも 行かないだろう。 でも、周りの人たちは何事も無いような素振り。 キョロキョロと周りを確認すると、ドアの近くで電話をしている男。 どうも、彼が電話をするために席を立っているようだと、やっと気づく。 結局、その男が戻ってきて荷物を持って行ったのであった。 なんでもないことに、想像力だけでプチパニックになりかけた小心者なのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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