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カテゴリ:観光
夏季休暇中の帰省最後、8月21日の夜ですが、
生まれて初めて、秋田県鹿角市の毛馬内という地区に伝わる 「毛馬内の盆踊り」というのを見に行ってきました。 こちらは国の重要無形民俗文化財に指定されている盆踊り。 8月21日~23日の3日間行われます。 (最終日だった今日は、どうやら雨のため、 屋外ではなく十和田高校の体育館で開催されたようです。) 始め、呼び太鼓という、太鼓の曲が奏でられます。 その後大の坂踊りという、太鼓と笛での踊りが。 地元の友達は「退屈だ」と言いますが、 僕はその音色がとても神秘的で、また踊りも艶やかで、結構気に入りました。 この後、踊りは唄のみで踊る「甚句踊り」へとつながっていきます。 かつて鹿角市は、今では秋田県でありながら、南部の領土(飛び地)であり、 また津軽の国とも接しており、 藩境の争いが多かったため、 婦女の略奪を避けるために変装した名残で、 このような独特な頬被りになったのだそうです。 物騒な由来です。 秋田県三大盆踊りのひとつに挙げられています。 あとふたつには、 有名な「西馬音内(にしもない)盆踊り」、 「一日市(ひといち)盆踊り」があります。 蛇足ですが、 最寄にJR花輪線の十和田南駅という、 平地にもかかわらずスイッチバックの、ちょっと変わった駅があるのですが、 この駅は大昔「毛馬内駅」と言ったそうです。 それを観光の為か「十和田南」に改称してしまったのだとか。 かの宮脇俊三氏もその著書の中で「前の駅名が良かった」と、 その改称を改悪の一例として挙げていたのを、この地に来る度思い出します。 花輪線は高校時代、通学のため毎日利用していて、 この「十和田南駅」も毎日通っていました。 とても懐かしい場所なのです。 ちなみにこの駅が、平地なのにスイッチバックであるのは、 本来ここから三戸方面に伸ばす予定だったからだとか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.24 00:51:46
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