珍客?
手荒れがひどくなってきた私であります。ハンドクリーム塗り忘れると、すぐに切れる~出血~痛い~そして「ヒビケア」のお世話になる…エンドレス… さてさて。今回は私のバイト先のお話です。 私のバイト先は、スーパーとドラッグストアがくっついた感じの店です。夜間遅くまで薬を扱っている店なので、意外と薬目当てで来店されるお客様も少なくないのです。ですが、私もうすぐバイトして4年になりますが、年々客数が減少している気がする…いつ閉店してもおかしくない、とずっと言われている店です。でもしぶとく続いております(笑) 私的には、山の中にいるつもりはないのですが、夏になるとクワガタさんが店に遊びに来るので今年もお持ち帰りした私。実は、9月か10月頃にも、季節外れのクワガタさんがまた店に遊びに来てまして、「こんなところにいるとお客さんに踏まれちゃうよ」と目立たない場所へ避難させた私ですがそれでも店内に入ろうと再び来てしまったようで出入り口付近にて誰かに踏まれてしまった事がありました。あれはあれで、一人ショックを受けていた私でした。「だから、危ないって言ったのに…どうしてまた来ちゃったの…」こんなことなら、もっと安全な遠い場所に連れて行けば良かったのかな、でも仕事中だしな…色々考え込んでしまいました。 そして。今週のことです。再び珍客が訪れました。 その日の私の業務はサービスカウンターで、レジではなく、色々歩きまわるお仕事でした。22時頃、店内レジ付近を歩いていると、何やら視界に飛び込んできた黒い物体が。体長およそ7~10センチくらいでしょうか。 瞬時に「アシダカグモ!?」と思い、「ヒイッ」と飛び跳ねた私。しかし、アシダカグモと言えば、ササッと動く忍者のような奴と私は認識しています。それなのに、私が発見した物体は、私がピョン!と驚いて跳ねたにも関わらず、動かない。逃げるそぶりを見せない。人間を目の前にして、逃げないなんて。 もう一度、よく見てみたわけです。 すると!! カニ カニだったんです!! 目を疑いましたよ。だって、カニがいるんですよ。ここ、川じゃないですからね、言っておきますけど。 「ヒイッ!?」再び驚いて飛び跳ねた私。 そんな私の目の前で、 ノロリ……ノロリ…… と、得意?の横歩きをしだしたんです、カニさんは!! 「ちょ!カニ!! なぜかカニがいる!!」 私、大興奮です。まさか仕事中にカニに出会えるなんて思ってもみませんでしたから。 近くで見ると、どっからどう見てもサワガニさん。きっと、狭い場所をすり抜けてきたのでしょう、自慢のハサミがほこりまみれ。たくさんのほこりを一生懸命持ちながら、ヨイショ、ヨイショと店内を横断しております。 っていうか、店内を堂々とカニが歩いているのに誰も気づかないなんて!どんだけ客いないんだ、この店!(笑) 学生アルバイト君にカニを捕獲してもらい、 ↑彼もまた、カニに動揺を隠せない様子(笑)無事保護。 すると、バイト仲間の年配の女性が驚く様子もなく、ほほえみながら 「あら~ 売り場から出てきちゃったのね」 と、ビックリ発言しました。 私と学生アルバイト君は「!?」と更なる驚きを隠せません(笑) 「売ってないし!」 と否定したものの、「売ってるわよ!」と、強気で反発。なんだ、この自信は。本当に売っているのか?っていうか、これサワガニじゃないの?ダシとるカニの方なの? ↑どんなカニ?(笑)半信半疑で、そのカニを持ちながら、鮮魚売り場へと行ってみる私と学生アルバイト君。 しかし、売り場には、あきらかに大きさが全然違う、「カニの足だけ」なら販売されていた。 ↑鍋にどうぞ的な感じで。 「……いや、これ違うでしょ。っていうか、やっぱサワガニでしょ」 やはり、売り物ではない、そう思った私達2人は、カニを持ちながら今度は事務所の店長のもとへ。 すると、店長は驚きもせず 「ああ、外にいるカニが中に入っちゃったんだね~ 外の側溝に、カニ結構いるんだよ~」 ………………………………何で?何でそこにサワガニ繁殖してるの?(笑) 店長の指示のもと、学生アルバイト君は捕獲したカニを側溝へ戻してあげました。良かったね、カニくん。 私「外に住んでるカニなんですか。 ……ってことは、あのカニは、お客さんだったんですか」しみじみ語る私。店長「う~ん、金持ってないから、客じゃないね」私「ほこりなら沢山持ってましたけどね」 ……………………そっか、金持ってない客には用はないってか。 別に私、アウトドア派じゃないんで、本当に知識ないんですが、サワガニって、川に住んでるんじゃないの?スーパーに遊びに来ちゃうもんなの?(笑)っていうか、クワガタといいサワガニといい、この店どうなの? 色んな疑問が新たに生まれたのでした。 自分が思っていたより……職場は自然の中にあるのかもしれないな… 近くに川なんてないんだけどな……