たった一枚のチラシでも
最近、近所を歩いていると、チラシの束を抱えた中高年をよく見かけるあ、比較的若い人もいるかなセッセセッセと、家のポストにチラシを入れて歩いているそう、ポスティングのバイトである。我が家のマンションにもチラシが入るたまに、ポスティングのバイトの募集チラシも入る大概、不動産チラシの裏に印刷されているお散歩のついでにどうぞ自分のペースで配れるチラシを会社まで取りに行く必要がないなんて募集文句が書いてあるまあ、これだろう。報酬はどれくらいか知らないが、ホント、目立つようになった。で、いつもこれで思うんだけど、私の自宅のマンションには空き家がある。そこの郵便受けは、その手のチラシであふれかえっているそれでもなお、チラシを放り込んでいくのは、いったいどういう心境なのだろうか?(落ちているのは拾ったりしているが、まさか勝手に開けて掃除するわけにはいかないし・・・)規定枚数だけ早くさばいてしまえばいい、ってことなんだろうか?どうせ安い報酬なんだから、早くすませた方が良い って考えているんだろうか?もしこういう考えで仕事をしているとしたら、その人はそこまで と言うことになってしまうと思う。自分の報酬分以上の仕事なんてできないと思う。そもそもポスティングチラシは、顧客に見てほしいからやっていることである。それを空き家に放り込むと言うことは、配ってはいるが、実質ゴミ箱に捨てているのと変わらない。安い給料だから・・・ 早く終わらせないと損だから・・・そんな目先の損得だけで動く人に、それ以上の仕事が回ってくるはずがない。たった一枚のチラシかもしれないけど、依頼人の心情を思って一枚一枚真心込めて配れる人が、さらに大きく飛躍していくんだと思う。でも、それに気がついている人って、本当に少数派なのだそんなことを、いっつも満杯の空き家の郵便受けを見ていて思う。