夏こそ頑張る
中3の受験生になると、夏休みが天王山、とよく言われるせいか夏休みは頑張る、という子が多くなるしかし、夏休みはそもそも暑いし、遊びの誘惑も多いし、なんと言ってもまだまだ受験までは期間があるので、どうしてもだらけやすくなる意欲が空回りして終わってしまうことも多い。何となく夏を過ごして2学期に突入して、あっという間に受験が近くなってくる。学校の成績は可もなく不可もなしこういう子は、結局の所、自分のレベルにあった公立高校に進学するか、もしくは私立の単願を狙う学校もそれを勧めることが多い。今は少子化のため、単願が思った以上に広くなっている。絶対評価は、本人の実力を正確に反映しているとは言い難い側面があるまじめにやってさえすれば、それなりの成績はとれるそれなりの成績を取れば、単願のねらい目は高くなる単願は悪い制度ではないと思うが、事実上12月で決まってしまうため、3学期以降の学力の維持が、どうしても難しくなる。そのまま高校に入って、改めて高校の勉強の難しさに気がつき、下手をすれば、自信を失い挫折につながってしまうことだって考えられる本当の意味で学力をつけようと、必死で頑張っている子と、そうでなくて普通に過ごしている子普通が故に、特に問題にはなりにくい表面からはわかりにくいが、その先の事を考えると、とてつもなく大きな差になってしまう。怖い時代だと思う。