秀作です
本日は、テキストを買うために朝から外出その際に、興味があったフラガールという映画を見に行ってきましたはっきり言って、オススメ!です前評判もあまり高くなく、出演者も旬の人と言えば「蒼井優」位なので、過度の宣伝も少なく地味なようでしたが、どうしてどうして炭坑の閉山という、決して明るい時代ではなかった当時の常磐炭坑まだまだ「理不尽」という言葉も大手を振っていた時代それでも人々には「希望」というものがあり、それに向かって一生懸命に努力する姿主な登場人物は、しっかりと背景になる部分が描かれていて、細かいところにも手を抜いていないのもいいです松雪泰子の気の強い先生役もすばらしいし、不器用なところが地ではないか?と錯覚する静ちゃんもよかったです。旬の役者と、いかにもというシチュエーションと音楽で、感動の押し売りをはかろうとする、昨今の映画とはひと味もふた味も違うと思います。おすぎさんが絶賛していたのもわかるような気がします。見かけは地味なんですが、久々に見応えのある映画を見たような気がしましたところで、映画の中で、随所に描かれている「理不尽」あれは、私の子供の時は案外当たり前で、「理不尽」との葛藤の中で悩みつつも自分の道を貫いて行く姿人間の美しさを感じましたそれに比べると、何でも自由だ個性だと与えられて、自分探しに出る姿の、なんと薄っぺらいことやはり葛藤がなければ人間としての厚みはないですね。