いよいよ、いよいよ
明日は都立高校の入試日だ万全の体調で臨んでほしい無事に試験会場にたどり着いてほしいそして、少しでも生徒達の得意とする分野が出てほしいただそれを祈るばかりである私が出来るのは今日まで。無事に港から船が出て行くのを見送るだけである。受験って、やっぱり総合力である今までどういう態度で勉強してきたか? それがすべて問われてしまう。付け焼き刃は限界がある当たり前のことを当たり前にどれだけやってきたか?そのすべてが問われる試験である。勉強に関して、楽して簡単に・・・という風潮はあまりないような気がするしかし、私が末席を汚している経営に関しては、いまだにはびこっていたりする。これらの手法がすべて間違っているわけではないが、知識を自分のものとして落とし込むのがものすごく大変なのだ。ほとんどの場合、落とし込みをしないで、鵜呑みにかかる。鵜呑みはかんたんなので、まねする人が続出する。結果、競争である。競争は、二乗倍の力が働く。力がある人がより有利に働く。受験の大変さは、まさにここから来ている一枚のテストで得点を争うから、あんなに大変なのだ。経営は、一枚のテストで争うわけではないので、幅は広くなるが、だからといって、何でもかんでも好き勝手やればいいと言うわけではない。差別化はキーワードになるが、差別化しすぎて袋小路にはまっては元も子もない。戦略の基礎三乗(持っている能力と置かれている状況によって、戦略は異なる)をふまえて、当たり前のことを当たり前にやっていく中で、様々な知識技能を、自分に合うように落とし込んでいくしかない。当然、私のような凡人は、時間も手間もかかる。簡単、楽してとは対極の世界である。でも、そうやって作り上げていったものは、間違いなく強い。本物は地味だと思う瞬間である。最近、コツコツ続けてきた勉強会の中で、この世界が見えてきたことがうれしい一区切りつく春に、新たな展開が見えてきそうで、おもしろくなりそうである。