「休みたければ辞めればいい」からなにを読み解くか?
「休みたければ辞めればいい」日本電産・永守社長の発言が物議を醸しています。この言葉を「額面通り」受け取れば、とんでもない話ですが、当然私はそっくりそのまま受け取りません。事の真意を考えれば、結構深い話かもしれませんまあ、それはともかく、これを勉強に置き換えます。あくまでも私的な考えであることを断っておきます。勉強ができるようになるための手段として、まずはじめに効率から考えるのは、間違いだと思います。最初から「これだけやればOK」みたいな参考書を求めようとするのでは、まず無理です。短時間で効率よく、勉強と遊びのメリハリをつけて、というのは、ある程度できるようになってからのことです。最初から効率を求めていたのでは、一時しのぎにはなるでしょうが、本当の意味でできるようにはなりません。効率効率と言うけど、やり方がよくわかっていない子は、なにが効率よいやり方かわかるわけがありません。効率はある程度上級者になってからのことです。勉強がわかるようになりたければ、まずは教科書をしっかりやる。基本からしっかりやるのです。当然、時間かかりますが、時間をかけてやるのです。最初は時間をエネルギーにしないと、まずうまくいきません。ある程度やっていくと、スッと抜けた感覚になります。はっきりわかるようになるんですよね。そこまでは、少々我慢して繰り返しやり続ける。一見遠回りなんですが、案外近道だったりします。最初から短時間で効率よく、と言う美名に惑わされると、結局後々大きな付けを支払わされる、そんな気がします。一般的に耳障りの良い言葉には裏があったりします。マスコミ報道だけを鵜呑みにするのは危険な気がします。蛇足ですが。