若者に、少し厳しすぎはしないか? その2
ところで、最近は若者に対して社会が厳しすぎる気がしてならない。シューカツなんて、自己分析から始まるあの一連の作業を、もし二十歳そこそこの自分にやらせるなら、確実に音を上げているだろう(苦笑)学校においても、部活もやれ、勉強もやれ、さらにはボランティアもやった方が・・・ と際限なく理想を押しつけるなら、学校行く気にもならなくなっているだろう(苦笑)。そんな中でも、けなげにがんばろうという今の若者の姿に、私は敬意を感じる。それと同時に、別にそそのかすわけではないが、もう少し視点を変えてみても・・・とすら思う。相変わらずマスコミなどでは、成長戦略とか、グローバリズムとか、高度経済成長時の理論でものを語ろうとしているが、確実にそれは無理がきていると思う。草食系とか内向き志向などはその一つの表れだろう。日本は、成熟社会に入ってきているのだ。発想の転換をしない限り、確実に若者だけがしわ寄せを受ける。教育というのはなんのためにやるのか?成熟した大人を作ることが、今自分がいる社会を良くすることにつながるからだ。世界に通用する人材(とはいえ、今の場合は、誰でも取り替えのきく人材でしかないが)を育てるためではないのだ。あくまでもそれは副次的なものであるこういう感覚の欠如が、あの行列のできる新市長にも感じられてならない。あ、また言っちゃった(笑)