高校生とアルバイト 後編
前回、月額40,000円稼ぐとして、学校に行く時間などを差し引くと、一日の自由時間が2時間もないことを書いた。実際、時間は足りなくなるので、確実に家庭学習時間から赤字分は補填されると書いた。さて、そんなこんなで稼ぐお金。たかが40,000円、されど40,000円。ここからは考え方の相違なので、どちらが良いとも言えない。ただ、高校生という貴重な時間を使ってまで、やらなければならないのか?というのが私の考え。そもそも40,000円稼いだとしても、それが丸々懐に入るわけではない。稼ぐと言うことは、それなりの投資がいる。ほとんどが時間だが、そのほかにも諸々お金がかかる。家にいれば、飲食代は不要だが、外にいればそれなりにかかる。服装だって、いくら制服があってもゼロではない。バイト仲間のつきあいだってあるかもしれない。思ったほど残らないのが実情だろう。さらに、お金を手にすれば、それを使いたくなるのも人情。遊びに行けば、あっという間になくなる。高校生のうちから無理しなくても・・・とはやはり思う。多感な年頃だけに、部活や友人関係、読書や映画、旅行など、いろいろなことにチャレンジしてほしい気がする。暇をもてあまして無為に過ごすのだって、奨励はしないが、それもありだと思う。生活のことを考えずに、いろいろなことにチャレンジできるのは、学生の時しかないのだから。ましてや小中学生ではまだまだ幼いが、高校生以上になると、体力も精神力もついてきているから余計。