幼さからの脱却
子どもたちが勉強する、一つの理由がここにあると思っている。子どもは基本的に、面倒なことを避けたがる。快不快が、判断基準。勉強したがらないのはある意味普通。だからこそ、何かを通じて大人へと導いていかねばならない。成熟させなければならない。それが勉強することだと思う。中学生までに、いや、どんなに遅くても高校生の早いうちまでに、勉強するのは当然だ、勉強はしなければならない、という意識を植え付けなければ、おそらくそのまま行ってしまう。快不快が判断基準のまま大人になってしまう。でもそんなの通用しない。確実に大人になって壁にぶち当たる。年齢が上になるほど、深刻な壁になる。自業自得とも言えるが、そうならないために小さいうちに予防線を張るのも、大人の役目だと思う。もちろん勉強以外の方法もあるが、そういう能力も才能もよくわからないという人は、勉強していた方が無難といえる。