とにかく、逃げるな!
語弊があることは承知だが、基本的に勉強は、「しなくてすむならそうしたい」、と言うのが本音だろう。それに対して正論を吐く気はない。そもそも勉強することは権利であって、義務ではない。義務教育は、保護者にあるのであって、当人にはないのだ。理性と本能の間での葛藤。これが日々直面するリアルな現実である。基本スタンスは変えない。しかし一筋縄ではいかない。三歩前進、二歩後退(三歩どころか時には四歩?(笑))が現状。地道に向き合っていくしかない時に残念に思うことがある。それは、私に対して嘘をつくことである。目先をごまかそうとすることである。そんなことしても何の意味もないのにである。目先をごまかして逃げ癖がつくと、かなりの確率でそのままで行くことになる。高校入学くらいで辞めていく生徒もいる。高校行ったらリセットして頑張ると言い残す。しかし、私の知る限り、この言葉の信頼性は低い。大概は、時間の経過とともになあなあになっていくそしてなあなあで卒業し、なあなあでその先の進路に進む。もったいないなと思うが、私がどうにか出来る問題ではないだからこそせめて、今来てもらっている生徒に言い続けるしかない。やれば出来る のは事実だが、実はやるまでのハードルが予想以上に高いのだ。だからこそ、彼らの身近で、時には耳の痛いことも言い続けなければならないのかもしれない。