子どもと適度に距離を置くのは難しい
思春期の子どもには、適度な距離を置いて見守るのが鉄則しかし、適度に、というのが難しいのも事実こういうときはシンプルに考える。特にお母さんの場合、一時期は、子どもの健康管理と、日々の食事などの身の回りの世話。これだけに徹するのも一つの手です勉強は学校や、もし塾に行かせているのなら、そちらにまかせる。中学生くらいになって、親が学習にあれこれ口を出しても、あまり効果は出ません。むしろ反発の種をまくくらい。親学という言葉があるのか?、子どもは親次第で変わる という風潮も否定しませんが、半分正解で半分不正解だというのが実感です。以前にも書きましたが、勉強は教えたから即できるようになるわけではなく、教えてからが本当のスタートなのです。なぜそうなるかは、その子の性格や、環境などによって異なります。そこに真摯に向き合うことが、教育の本当の醍醐味なのです。でもそれは、ある意味プロの領域です。そこを無視して、「私はこうやって自分の子を東大に入れた」みたいな本を読んでもその通りには行きません。あれは、そういう場合もある位に思った方が吉です。健康管理以外は他の人にまかせてみるそういう思い切りも時に必要かと思うのです。