トップレベルの争いは、すこしの油断が・・・
日本シリーズも今日が第六戦。日ハムの一気の優勝もあり得る日。最初は広島の連勝で始まったこのシリーズ。なんとなく広島がこのまま行くのかなあ、と思っていたら王手をかけられて、追い詰められた立場。潮目は3戦目だったと思う。ポイントは二つ。1)黒田の先発は既定路線で良かったと思うのだが、これをわざわざ開幕前にフライング予告してしまったこと。黒田をどこで使うかは、広島の持っていた大きなカード。これをわざわざさらけ出してしまった。日ハム側は、先発ローテーションを推測する鍵をつかんだ。ここに一つの隙2)サヨナラの場面でのセオリー無視。走者2塁で打者大谷。結果、ライト前にヒットを打ちサヨナラ。あのとき広島の外野陣は前進守備を取ってなかった。あの場面、一点でも取られたら終わりなので、前進守備がセオリー。しかしそれをしなかった。いろいろ考えはあったのだろうが、確率論から言ってもセオリー通りが無難。もし前進守備だったら、突入は防げたかもしれない。すべて見たわけではないので偉そうなこと言えないが、どこかに隙というか、緩さがある感じがしてならない。さて、偉そうに野球を論じてしまったが、こういうトップレベルの争いだと、ほんの少しの隙から崩れてしまうことは多々ある。ファンサービスも大事だが、プロはやはり勝ってなんぼ。そういう厳しさは必要だなと。これ、勉強でも同じ。こんなもんでいいや、と、妥協したところからズルズルと崩れることは往々にしてある。いずれにせよ、油断大敵。ちなみに個人的には、旧市民球場も、マツダスタジアムでも観戦した経験からも、広島カープをを応援してる。だから今日は是非勝って、第七戦までもつれ込んでほしい。