お金をいただいて、生徒を叱るお仕事でもある
この仕事をしていると、生徒を叱らなければならないときはもちろんあります。お金をいただいて、生徒を叱る立場でもあるのですから。それはある意味当然のことだし、避けて通れないことですそれをなんとなく曖昧にしておくのは、お互いのためによくない。 確かに、叱るときは機嫌損ねて退塾されたら・・・と思わなくもないです。しかし最近は、その覚悟も含めて言うべきことは言っているつもりです。で、大概生徒たちはよくわかってくれています。言われたときは「チェッ!」とか「こんちくしょう!」と思うかもしれません。多分そうでしょう(^^;)しかし「先生から言われたことが面白くないから今月でやめます」と言われたことは一つもありません。叱るにもある程度コツがあってあくまでも行動に対してのみが叱責の対象で、人格面に触れるのは御法度ですまた、叱った後はカラッとしておくのも大事です。そして最も大事なことは本気で向き合うこと簡単なようで難しそうですが、要はきちんと向き合ってれば良いのです向き合い方に決まった型はありません。常に目をかけている姿勢を示せばよいのです。後は場慣れです。子供とはいえ対等な人格です。遠慮しろとは言いませんが、一定の配慮は大事です。最低限の敬意を日頃から払っていれば、叱っても大きな問題にはなりません。なかには相手を怒らせることで本音が見えると思われている方もいるかもしれませんが、それはあまり日頃から接触のない、ある程度成熟した大人同士の場合に、「あえて」使うことで有効になるやり方であって、まだまだ未熟で成長途中の子供相手に使うのは、相当難易度の高いやり方だと思います。(まあ人間関係によっては、全く否定しませんが、少なくとも私にはできません)塾って、ある意味生徒と先生がドライな関係です。原則として、入塾と退塾は生徒に権限があります。塾に来ている期間だけの関係です。このドライな関係が、実は利点でもあるのです。ドライさ故に、どこかお互いに遠慮がある。すべて本音を出すわけではない。だからこそ、こちらの指導が通用しやすいという面はあるのです。これが親子だとそうはいかない。親子関係は切れません。またお互いに基本、遠慮がありません。うまくいかなくなったとき・・・こじれるわけです。解決もしにくい・・・だからこそ、他人からの視点が大事で、特に子供にとって、新しい視点を示せてくれる大人であればなおよいのです。いろいろな価値観の中から、自分の立ち位置を学んでいくのです。賢い親御さんは、この使い方がうまいですよね。だから私は、この立場を生かして、相手を見ながら叱り方を変えていきます。で、大概生徒も理解してくれているわけです。もちろん親御さんも本当にありがたいことだと思ってます。平成31年1月30日(水)大田区松栄塾03-3727-8268syoueizyuku@asahinet.jpTwitterアカウント @syoueizyukuブログの更新は、毎週月、水、金の 午後8時頃の予定です