低調なはずの二次募集が・・・
今日は都立高校の二次募集受験日です。都内の中学生は基本的に、私立併願をかけているのが大半で、都立がダメなら私立に流れるパターンです。この時期は、ほぼ受験というのは終わっている感覚です。ですから、二次募集というのは毎年低調で、近年は受験生が漸減傾向でしたしかし今年は日比谷高校という超大物高校が、まさかの二次募集と言うことで、急に注目を集めてしまいました。この二次募集の原因は、学芸大附属との関係らしいのですが、ここでは特に触れません。詳しく分析されている方がおりますので、そちらを参照下さい倍率ですが、日比谷高校は募集数5に対して、応募が170 倍率はなんと34倍!都立高入試で、こんな数字見たことありませんこの人数だと、会場を作るのも大変だっただろうなと。さて、ここからは憶測で申し上げますまずは受験者リベンジ組だったのでしょうか?もしくはワンチャン狙い?そして肝心なのは入試問題二次募集ですから、共通問題になる(なってる)予定です(※どうも共通問題だったようです。まあ、そうなりますよね・・・)普通に日比谷の受験対策をしてきた生徒なら、おそらく満点に近い成績が当たり前になってきます。となると、内申が重視? 一次は7:3で二次が6:4になりますから、内申の比率は上がってきます。どうやって選抜をするのか?さらにさらに、多分に妄想も入ってますが、合格をもらったとしても辞退は出ないのか?とにかく、すべてが想定外のことなので、一体どういう結末になるのか?なお、今年の二次募集受験者は、全日制で1,152人(ちなみに昨年は1,017人)そのうちの170人ですから、もし日比谷の二次募集がなければ、さらに低調傾向が進んでいたと思います。とにかく、東京の中学生にとって、この時期は、受験は終わっているのが普通です。(最後まであきらめずに頑張っている受験生には敬意を表しますが、あくまでも実感としてです)二次募集自体が需要が少なくなっているところに、いきなり降ってわいたような話結局振り回されるのは受験生ですこれは完全に制度上の盲点ですよね日比谷など、いくつかの学校では英数国は自校作成の問題を課しています。それを突破して入った生徒が大多数の中で、共通問題で入ってきた生徒とどう整合性をとるのか?制度上そうなっているんだし・・・としてしまうんでしょうか?もしそうだとしたら、そう簡単に流して良いとは思えません。少なくとも今年の合格者に対しては、きちんとケアすることが必需だと思います。ですから、今後これを防ぐ手立てとして考えられることは二つ1)繰り上げ合格制度を作る2)あえて欠員としてしまう1)は私立との併願手続き(ほとんどは合格発表の翌日まで)との関係はあるでしょうが、調整は可能だと思います。2)は、都立高校の考えとして欠員は出さない、定員までとる原則を変えないとなりませんが、独自入試をすると言うことは、そういう生徒を求めているわけで、欠員も容認するのはありだと思います。発想を変えられるかどうかですね。まあ、次年度以降はこんなことはないと思います。だからといって、今年だけの異例で済ませて良い問題でもないと思いますが・・・とにかく今は、最後のチャンスにかけて必死に頑張っている受験生に敬意を表したいと思います。どんな形で入学するにせよ、堂々と進めば良いのですから。平成31年3月11日(月)大田区松栄塾03-3727-8268syoueizyuku@asahinet.jpTwitterアカウント @syoueizyukuブログの更新は、毎週月、水、金の 午後8時頃の予定です