無理して芽生えなくても良いのでは?
9月に入り、各私立校の学校説明会が本格化してきました。コロナも一旦収まった感があり、積極的に動き出しているようです。私もいくつか参加させてもらってます。最近の傾向としては、男子校女子校を共学化し、〇〇国際(なぜか国際と銘打つ事例が多い)と改名が目立ちます。少子化時代ならではですかね。こういう学校は元々中堅クラスの学校で、成績が平均くらいの生徒には選択しやすい学校でした。しかし、変更と同時に一気に内申基準を上げていくのが通例です。オール4くらいは普通に求めてきます。高校入試の場合、私立は併願推薦などを利用するのが一般的で、いわゆる一般入試だけで受験するのは、上位のごく一部に限られます。推薦には当然内申が必要で、平均くらいの生徒のオール3では、本当に選択肢が減りました。ただ、端から言わせてもらうと、この内申基準なら、もう少しがんばってMARCHクラスの附属の方が・・・と。それはともかく、こういう学校は、いわゆる特進と一般クラスが当たり前で、特進も難関進学などと、要は松竹梅みたいに微妙にランクをわけてます。有り体に言えば進学実績を上げたいと言うことです。ただそれではどこもやっていることですから、目新しさを出すためにもいろいろ新しい教育を導入しているようです。その気持ちはよくわかりますし、努力されていることは伝わります。しかし実際に進学する生徒達は、前向きな子達ばかりではありません。まだまだ自分が何者なのか?わかっていない子が多いです。むしろそれが普通です。15歳くらいでわかる方が珍しい。学校側もそれをわかっていて、だからこそ、いろいろな経験を積まそうということなんでしょう。それも理解できます。そこから何か芽生えてくる可能性もあるから。でも、もし芽生えなかったとしても、それはそれでいいのです。18歳までに答えを出す必要性もありません。しかし説明会を聞いていると、それは選択肢にないんですね。入った以上は何らかの答えを出してもらう。今の子達って、大変だなあって思います。有り余る時間で模索する自由があまりない。暇を排除されて、何かに追い立てられている。私の立場でこんなこと言うのはおかしいとは思ってますが。だからこそ、私は彼らがホッと一息つける場でありたい。いろいろなことがありすぎて立ち止まっているときに、傍らからそっと見守る立場でありたい。組織に属さず、個人で自由にやらせてもらっているからこそ出来るのではないのか?母を亡くして いわゆる身内がいなくなった今、自分のお役目なのではないのか?秋空を見ながら、そんなことをふと思いました。令和4年9月25日(日)----------------------------------------------------------自宅では、なかなか集中して勉強できない生徒のために、頑張れる環境を提供していきます。みんなが集中しているので、やり抜けると思います。大田区松栄塾070-5016-8268syoueizyuku@asahinet.jpTwitterアカウント @syoueizyuku更新は、午後8時頃の予定です