中堅層の学習にどう役立ててもらうか?
うちに来ている生徒は、主として中堅層くらいの生徒です。このくらいの成績の子は、基本的に勉強したくてしているのは少数派です。勉強しないで済むならそうしたい、と言うのが本音だと思います。楽に流れたい気持ちとの戦いだと思います。そんな彼らを勉強に向き合わせる。しかし、正論で済ませたくはない。危機感をあおることもしたくない。変ににんじんをぶら下げることもしたくない。淡々とやるようにしたい。むしろそれが普通になってほしい。だからこそ、学校でも塾でもないサードプレイスとしての塾と言うところにこだわろうと思っています。幸いにしてうちは小規模。さらには、いつ行っても同じ人がいる。個人塾としての強み。指導者の多さとか情報量の多さなどには、組織にかないません。ましてや価格攻勢はかけられません。無料無料は出来ません。むしろ月謝だけ見ると割高です。だからこそ、うちが何を提供できるのか?を考えたときの結論です。・学習に対するアンカー(碇)である場。・とかく親子間のストレスの元となる、勉強をうまく解決する場。お母さんのストレスを減らしたい。なかなか家では集中しにくい。どうやって勉強したら良いのか?わからないところがあったときに困る。などなど、いろいろな問題を抱えたときの一つの解決策として、うちは淡々と開け続けているので、利用してくださいというスタンス。時間と空間を与えますので、その中で自分で考えて取り組んでみてください、というスタンス。基本的に週2回がベースになりますが、回数に制限は付けません。毎日でもOKです。通塾時間も基本的に決めますが、時間の延長も特にこだわりません。それによる料金の変更もありません。定期テスト前の別料金も取りません。すべて学年によって固定されているだけです。また、中3以外は講習会という概念もありません。年間の費用はすぐに計算できます。経営的にはうまくないですが、彼らの特性を考えたときにベストだと思ってやってます。制約を付けずに開放することで、学校以外の勉強する場としての役目を果たそうとしています。そして最終的には自分で考えて勉強するよう間接的に仕向けます。なお、このように「緩い」やり方ですので、この志望校に必ず合格したい! いついつまでにテストの点を〇〇点上げたい!とはお約束できません。あくまでも生徒自身で考えて行動する場所です。確かにこのやり方ですと、狙ったように行くとは限りませんし、いつまでに達成できるかもわかりません。しかし彼ら自身が納得した結果ですので、不平不満は出ません。やらされてきた反動もありません。うちは高校生でも続けてくる生徒が多いです。多分このやり方があっていると納得しているのでしょう。また、塾に来ることに対してストレスになる子もいません。成績の善し悪し関係なくです。行ったフリして勝手にどこかに遊びに行く子もいません。休むときは自ら連絡してきます。感心します。これは20年近く教えてきての自信です。うちがこの形になったのは、まさに歴代の生徒達が導いてくれたのです。中堅層にはこれが良いのではないか?そう確信が持てるようになったのです。先生と適度な距離を保ちながら、自分のペースで良いから主体的に学ぶ習慣をつける。これが高校・大学と進学したときに必ず役に立ちます。誰かに見守られていつつも、自分のスペースは確保されている。必要以上な干渉は受けない。その時初めて子供たちは思い切ってチャレンジできるのです。それが思春期の子供に対するコツです。勉強以外でも同じです。1 寛容 2 忍耐 3 適度な距離感 思春期の子供達と接する場合の鉄則だと思います。追記教えたらできるようになる。間違ってはいないのですが、実は教えることはスタートラインでしかありません。そこを起点にどうしたらいいのか?どうやったら勉強に向き合えるのか?基本的に教育は、お節介な営みなのです。力づくで大量の課題を出して小テストして・・・で、一時的にはどうにかなるかもしれません。少なくとも子供達が勉強していれば大人は安心します。しかし学校の授業を受けて、わからない所もあって、それをことさらに放課後に塾で強調されることは、決して歓迎せざるものでしょう。甘いと言ってしまえばそうですが、理屈でわかっていても感情的に矛盾があるのが人間。ましてやまだまだ発達途上の子供達。だからこそあえて一歩引いて、どうするかを見守る形にしたのです。20年近く考えてきての結論です。彼らには生きる力があります。しかし今は過剰なまでにレールを敷きすぎて、そのエネルギーを奪っています。大人は一生彼らの面倒を見られないのです。わかっていつつも、何が理由か過剰に手を出す。そして子供達が大きくなると、自分でどうぞ。これで彼らが戸惑わない方が不思議です。まあ、不安をあおる社会もいけないんですけどね。私は彼らのエネルギーに期待して、遠回りだと思いますが、今の形にしているのです。ご理解いただければ大変ありがたいです。----------------------------------------------------------自宅では、なかなか集中して勉強できない生徒のために、頑張れる環境を提供していきます。みんなが集中しているので、やり抜けると思います。大田区松栄塾070-5016-8268syoueizyuku@asahinet.jpTwitterアカウント @syoueizyuku更新は、午後8時頃の予定です