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カテゴリ:・漢字指導
本日は、2015 8月 第31回 漢字指導法教育研究会(国字問題研究会=国字研)の基本提案 (調布市立調布第三小学校・5年・榎本裕也先生)より抜粋してお送りします。
3 1セット5過程方式の実践例
☆「値」の指導
・指導のねらい・・・「ねだん・ねうち」「数の大きさ」などの意味を理解し、「値段」「価値」「数値」などのことばを使って短文を作ることができるようにする。
・時間・・・15分(予定)
18分(実際)―
・児童の机上にあるもの・・・国語辞典(漢字辞典)、教材会社のドリル、筆記用具
1.(音)読み方の学習
※今回の「値」は、「ニンベン」と「直」という既習の部分で構成された漢字なので、導入時に字形の確認をした。
T「(ニンベンだけを書いて)これなに?」
C「ニンベン。」
T(「直」も書き加えて、ニンベンを手で隠し)こっちは?」
C「あたいだ。」
C「チョク。」「直角。」「真っ直ぐ。」
T「チョク。直角のチョク。」
「(ニンベンを隠していた手をどけて)では、なんて読もうか。」
C「チ。」
T「『チ』は、音読み、訓読み?」
C「音読み。」
T「他の読み方は?」
C「あたい。」「ね。」
T「算数で、あたいと読んだね。算数では『あたい』を使いましょう。漢字の学習としては、『ね』だけで、6年生の学習となっております。あたいは、おまけで使える人は使ってください。」
※算数で「Xの値はいくつでしょう。」などの使い方で学習済み。「あたい=数の大きさ」
という理解ができれば、「チ」「ね」を扱うだけで十分だと考えた。(6年生国語科で指導する読みは「チ」「ね」のみ。)
続きます。
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下記は、上記の研究の出発点の本です。
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