テーマ:クルマ選び(281)
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今回は先日、友人と試乗したホンダ「フィット」の助手席から感じた試乗インプレです。試乗時のアドバイスを兼ねた、私と友人の会話を含めて書いてみます。
今回試乗したのは「NEWフィット」ではなくはMC(マイナーチェンジ)前のモデルで、グレードは1.3Aという標準的なグレードでした。駆動方式はホンダマルチマチックという自動無段変速ATです。従来のAT車では大概ギアが変わる際に感じる変速ショックがあるのですが、このホンダマルチマチックでは意図通り変速ショックは全く感じられませんでした。 クリープ現象はシエンタのCVT同様、ATの半分くらいありました。助手席に乗っている分にはAT車とさほど違和感無く、アクセルオンで多少のショックはあるものの、それ以降はググッっと滑り出すような発進でした。AT車でキックダウンするように多少強くアクセルを踏んでみても、MT車ほどダイレクト感は感じないものの、AT車のように予想しにくい変速ショックが無かったのは、助手席に乗っていたから感じたことかもしれません。 足回りは路面の段差を越える時も比較的マイルドで、タイヤをインチアップをしなければ、タイヤが叩くような音は直接車内に入ってこない感じでした。フィットに乗って2つ感激した点があったのですが、その2つはいづれも足回りに関してでした。 1つ目は、足回りの前後左右バランスが良いことです。車を走らせていて路面自体は滑らかでも、うねっているせいで車に対して前後左右の路面の高さがバラバラのポイントがあると思います。段差も無いのにハンドルをとられるようなポイントかと思います。そういった状況の時、高級車なら一般的に車体を水平に保ち、かつタイヤは路面をとらえるセッティングになります。反対に安価な車や足回りの弱い車ですと、車体が一度傾きそれを戻そうともう一度反対に少し傾き、感覚的には揺れが往復するような感じになるかと思います。車体が弱ければ、揺れが往復する瞬間に車体が歪み、窓が低い音で振動します。ハンドルもとられるかと思います。その点、フィットは高級車ほど安定していないものの、路面のうねりに対して素直に車が沈み込み、車体も丈夫なのか変な振動も起こりませんでした。おそらく、ハンドルを握っていても不安を感じるようなとられ方はしていないのではないかと思いました。個人的に、高級車よりも適度な路面状況が伝わり、スポーツカーほど荒っぽくないこの感触に感激しました。 またまた長くなってしまったので、次回、足回りの感激した点の2つ目とその他の試乗した印象、内装について書きたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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