銀座のアート日記
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4月9日まで開催中の山下耕平展での一点。3月30日まで開催されていた2011 VOCA展に出品していた山下耕平。賞は逃すも他の作品とは一線を画す。私の目に入った瞬間、私の膝から口元へと懐かしさと新鮮さが同時に襲って来た。昭和40年代から日本の漫画やアニメ、店や路上の看板に至るまであらゆる所で私が目にしていた光景がよみがえった。決して作品として古いわけでは無い新鮮さは何処にあるのだろうと眺める。正直、私には理解しがたい発想と絵画として整理された画面の中に、作家本人の顔が浮かんだ。作家に会う。かわいらしい少女漫画でも読んで育ったかの様な顔立ちとキャラクターが立っていた。こらからが楽しみな作家の一人である事は間違いない。
Apr 6, 2011
4月25日までart project franticで開催中の佐藤誠高の作品。「移植ベビー→」と題された佐藤誠高の作品は一見グラフィックで描かれたような精密さと、写真のような生々しさが存在する。しかし全て鉛筆で描かれている。写真を参考にして描いておらず、全て佐藤の想像から出来たモチーフである。写真左は、彫刻やマネキンの様な構図にトリミングされた女性からは、ほんの少しリアルな皮膚間や目のリアルさから人形とは違った人の確かな存在が伺える。写真家の鷹野隆大が男性と女性の境目に疑問を持ち視覚の正確性に疑問視して写真を撮る様に、佐藤誠高も人のパーツや人工物との境目の視覚的要素に着目しているのだろう。http://www.jpartmuseum.com/jam_live/frantic02/
Apr 10, 2009
様々な本の表紙やTV番組でも知られているMAYA MAXXの作品。今回、銀座での個展は初めてとなる。MAYA MAXXは、20代からベビーシッターや清掃員などアルバイトをしながら制作活動し、30代後半より世に知られる様になりました。彼女の作品の魅力や根源は、彼女の今までの活動をそのまま写し出していると言っても良いでしょう。なぜなら、「生と死」「夢と希望」「生命の力」を軽くポップに描いていますが、人を愛し、今の自分を愛している事の証明が、生きている事の証の様に作品が語る所にあります。何時も自分を愛すため、自分に厳しく、時を大切に生きて来たMAYA MAXX。TV番組やラジオでも活動して来た様に、生きる事の素晴らしさを訴えて来た人生とも言えます。この写真の作品もそうです。小さな小鳥が生まれてはじめて飛び立つ瞬間を描いた様な作品に見えます。身体は小さく、目は夢を持ち、羽は大きく、その体つきからは想像も出来ないほど重たそうな大きな羽。その鳥は自分が飛び立つ時、夢と未来に向かっているのが見えるかの様に、重たい羽の事を忘れ、夢に向かう。今の辛さより、未来の希望を何時も大切にしてきたMAYA MAXXらしい作品です。MAYA MAXXの生き方そのものと言っても良いでしょう。気楽に見れる作品の代表でもあり、シンプルにアートの本質にふれあえる作品の一つです。MAYA MAXX EXHIBITION 2007年1月9日(月) ~ 1月20日(土) 日曜休廊Galley-58〒 104-0061 東京都中央区銀座4-4-13琉映ビル4FTEL/FAX :03-3561-9177http://www.gallery-58.com/
Jan 9, 2007
「お風呂に入り、身体を洗う時、骨を感じる」お風呂に入る時、ジュエリー・時計などを手首に着ける時など人は無意識に着けるだろう。作家は骨を感じ、その触れた時の感覚をアートにした。「その時の感覚が美しく忘れられない」身体を洗って少し硬くなってきた石鹸を骨に置き換え、その周りに綿を巻き、ガーゼで包み、様々な生地を皮膚に。光と影、生地の見え方によって様々な美しさや強さを感じる。
Aug 7, 2006
「くちびる」を題材に近年描いていらっしゃるみわさんの作品です。なぜ、くちびるなのか?との問いかけに、それだけでも人が表現できるから。との答えが帰って来た。シンプルに言うと「くちびる」が好き。私もくちびるが好きである。確かにくちびるには人の歴史や内面が秘められている様な気がする。みなさんがこの作品について感じた時点で三輪さんのアートが出来上がるのである。
Jun 26, 2006
津田さんの作品は人の行動や姿勢、何を考え、何をしたい時なのか、その年代の今をうまく表現している。今回は4~5歳ぐらいだろうか?今までは大人の目線から大人や子供を見ている印象が多かったのだが、今回の新作は「子供」の世界をそのまま素直に表現することで、大人が立ち入れない世界を醸し出している。制作方法は今まで通り、レースの生地を樹脂で固める手法で同じ。レースの柔らかさと樹脂の透明感が人を客観的に、冷静に見せる事で本当の人以上に人に必要な物が何かを物語る。お子様をお持ちの方には今回の新作は是非見て欲しい。ご自分の子供以上に、子供が何を考え、何を望んでいるのかがご理解頂けるでしょう。津田亜紀子 展4月24日~ 5月 6日までギャラリー山口で開催中。http://www.galleryyamaguchi.net/
May 3, 2006
最近、画廊やアーティストの方から私の趣味で作品を選んでいるんですか?と良く聞かれますが、個人的な趣味ではなく、一般の方やアート初心者の方にアートを理解して頂くために説明して理解しやすい物や感じやすいものをご紹介しております。もちろんある程度のクオリティーをクリアーしている物を選んでいるつもりです。と言う訳で、、、今日は三木富雄の作品をご紹介いたします。写真の作品は、先日購入し某ギャラリーオーナーの方へお譲りした作品です。ただの耳のオブジェです。それ以外解りません。と思うのが普通でしょう。この作品の魅力は三木富雄の概念をご存知無い方には理解しずらいと思います。この写真は普通の耳をモチーフにしてありますが、大きな作品になると中耳の形が様々で理解しやすいと思います。三木富雄氏の作品について私の様な小僧が語るのはおこがましいのでネットで検索して見て下さい。ご理解頂ける評論や感想が聞けると思います。最近はアートに興味をお持ちの方が増えて来たそうなのでそういった方へ一言。アート作品は個人的に楽しめる他、金の延棒と違って3年~50年で価値が2倍~100倍にも変わる可能性があります。ご自分の気持ちをくすぶる作品や目を信じて若手の作家さんなど、お安いものからお買い上げ頂くと安価で楽しめますよ。もしかしたら100倍の価値になるかも。※下記の写真は絶対にコピー禁止でお願いします。
Mar 15, 2006
今回で拝見させて頂いたのは2回目の西成田さんの作品。昨年の作品と同じ様に衣類を中心に構成され、身につけた人の記憶を呼び起こし、想像し、復元する。一見、気持ち悪い作品の様に見えるが(西成田さんごめんなさい!)時間が経つにつれて、おかしく、懐かしく、陽気な作品達が動きだし、踊りだす。本当は、シュールな作品なんだけど、深く突っ込むと底なしなので「踊る」と言う表現でご勘弁ください。記憶が人だけに存在するのでは無く、身につけた物に人物の記憶が残るものである。海外の方から見ると特に日本人は物に命を吹き込むのが得意だそうだ。その得意な日本人の本質を生かし、立体作品として見える物に変えた作品。凄く難しい事に挑戦する、西成田さんの作品は日本人が言葉にしなかった事を作品として言葉の変わりに世界に向けて発信してほしい。作家の意図とは違うかも。。。あくまでも私の解釈です。西成田 洋子 展2006.2.20~3.411:00~19:00(最終日~17:30)村松画廊東京都中央区京橋3-7-4TEL&FAX:03-3567-5665
Feb 27, 2006
中西夏之さんのご紹介で、今回初めて拝見させて頂いた、直野宣子さんの作品。15分、この作品と格闘。が、、、作品から声をかけてくれなかった。魅力がある!という事は間違いないのだが、私の理解力のなさなのか。。。不思議に仕事をしながらも、未だに絵が目に浮かぶ。忘れられず、この作品を言葉に置き換え、皆さんにお伝えしたいのだが、言葉にできない。明日、もう一度見に行き、答えを探そうと思う。ギャラリーなつか2月13~18日東京都中央区銀座5-8-17-8F03-3571-0130
Feb 13, 2006
青木エミ初めてとなる個展。約5枚ほどの薄めの鉄を束ね、その延長線上を自在に曲げて形づけて行く事で形成された作品。70年代~80年代にかけてイタリアを中心にニューヨークなどで注目された制作方法である。ドローイングの彫刻版と言った所である。青木さん初めての個展という事もあり、作品が出来上がるまでの楽しさが作品に出ている。現在は作っていると言う感覚では無く、線を引いている感覚に近く、偶然性と作家の感性が気持ちよく遊んでいるのだろう。私から見ると、これから楽しな作家の一人だが、この手の作品は競争が激しい。これからどれだけ自分の物にできるか、スタートの時から形が浮かび、テーマ性が出来上がり、それをどれだけ形に出来る様になるかが、彼女の課題の様に思える。次の個展が楽しみな作品だった。青木 エミ 展2006.1.23~1.2811:00~19:00(金~21:00・最終日~17:00)GALLERY b.TOKYO東京都中央区京橋3-5-4 第1吉井ビルB1TEL&FAX:03-5524-1071
Jan 24, 2006
今日はとあるお仕事で、MAYA MAXXさんとお話。世間ではイラストレーターとして知ってる方もいらっしゃると思いますが、絵をこよなく愛するアーティスト。NHKの「しゃべり場」や本の表紙に作品を提供されていらっしゃる為か世間ではイラストレーターと思っていらっしゃる方も多いだろう。私の目に見えたMAYAさんは、絵も本人の絵に対するスタンスもアーティスト以上にアーティストかも知れない、と今日お会いして感じました。MAYAさんにもお話したのですが、MAYAさんの絵は「絵」が主役では無く、いつの間にか「今」生きている自分が主役でいつの間にか自分に置き換えて今の自分を考えていること。これって、絵を見て本当に感動しないと味わえない感触です。「絵を描き感動を与えられる作品を作りたいと」思っている方も多いのですが、人を愛し、自分を愛し、作品を愛していないとなかなか難しい事の様に感じます。絵が主役では無いと言うと誤解を与えてしまうかもしれないけれど、一枚の絵があり、それを見た人がすぐにでも持って帰りたいと思う。それは、その絵を好きだから、、、だけではなく、「その絵を好きになった今の自分の気持ちも一緒にもって帰る」行為なのではないのだろうか。それもMAYAさんと2時間リラックスしてお話して、お茶して、仕事を忘れ、MAYAさんとの時間がそう感じるきっかけだったのかも知れない。人と出会い、時間を朋に過ごす事で、これほど勉強?脳みその隅っこにいた?本当の絵の楽しみ方、これじゃないの???と気付かされた時間はなかった。詳しく聞いたわけでは無いが、6月に日本橋の GALLERY SHO で個展があるそうなので見に行ってみて下さい。
Jan 19, 2006
最近いろいろな事があり、日記を久々書きます。最近とある画廊で譲って頂いた草間さんの作品です。もう有名すぎて見飽きた人も多いと思いますが、今さら、、、なんて言わないで下さい。以前持っていた作品なんですが、すぐに友人に譲ってしまい、3年ぶりに見つけたので即購入致しました。やっぱり、かわいい。手に取ってみて、この作品の本当の魅力が理解できました。草間さんが「カボチャ」にゆだねたアートの形。なぜ、カボチャにドットなのか。草間さんの世界観のコンセプトや表現したいものが見えてきます。草間さんの作品を私がコメントするなどおこがましいのでコメントは控えますが、皆さん本当のアートがココにありますよ。ご機会がありましたら、小さなものでもかまいませんので手に取ってみて下さい。安い買い物ですよ。
Dec 19, 2005
初めて見る笹井祐子さんの作品。私が特に感じた事は自然に感じる太陽の暖かさの中、身体で感じた日常の光景を作家が感じたままを素直に表現している事。線はリズミカルに描かれ、作家がどのように日常の光景を感じ取っているかを楽もしく表現されている事。自然や季節による空気感(体感)の移り変わりを、その時々で変化する作家の気持ちと照らし合わせた結果の表現を描いている様に見えた。いつも見ている光景でも人の感情の変化により見え方が変わってくる。作家本人が素直に毎日の光景を噛み砕き、日記のように描く。日記と同じ様にポストカードに毎日描いている作家だからこそ冷静に今の自分を理解し、目に映る光景の捉え方を描けるのだと思う。ほとんどの作品が前向きに進むため、今から過ごす時間の楽しみを描かれている様に私には見えた。この作品は12/14まで下記にて展示中。笹井祐子 展ギャラリー21+葉東京都中央区銀座1-5-2-2F Tel:03-3567-2816
Dec 6, 2005
土曜日から愛知県のとある画廊のコンサルタントの仕事で出張して参りました。名古屋!初めて画廊を見て廻れるのでウキウキ気分でした。主に現代アートの画廊を中心に見て廻りましたが、東京も名古屋も現代アートを扱う画廊さんの顔や姿勢は同じでした。作品はと言うと一つ発見!「前に~~~習い!」と小学生の時に誰もが教えられた整列の号令である。私も当時は奇麗に並ぶことの意味を考えたことがないが、今思うとなんでだろう。長年、軍隊で使われ、なぜか教育の現場に持ち込まれた号令。日記でこの事に書き始めるときりがなさそうなので皆さんに考えて欲しい。私は逃げます。とりあえずこの作品には様々な歴史や意図などの深い意味が隠させれていると思う。
Nov 27, 2005
今の若い人は福山雅治とポカリスエットのCMで共演しご存知の方も多いだろうが、60年代からアートの世界ではスーパーヒーローであった篠原有司男氏の作品。ギュウちゃんが今月パリに行って書いてきた新作ドローイング。ギュウちゃんの作品はいつも線にスピードがあり、どんな作品にも生活に満ちたその土地の時間の流れが描かれている。人と街の「風景」ではなく、人がどのように生き、その土地で生活しているか。ギュウちゃんの作品には血が流れ、リアルタイムな時の流れが描かれ、これほど現代を生きているんだ!と言葉を発する作品はそうそうお目にかかれない。私にとっては本人も含めパワーをくれる作品である。この作品は12/4まで下記にて展示中。篠原有司男 展牙狼画廊神奈川県横浜市中区山下町122 Tel:045-680-1147
Nov 23, 2005
牙狼画廊入口
画廊で直に見ると白だけの様に見えるので、あえて写真のコントラストを上げて表示しています。写真のコントラストを上げた理由と実際に見た印象が、この絵の持つ魅力。なぜ?と思う方もいらっしゃる方も居るだろう。この作品は「目」が作品に慣れないと見えない作品であるからだ。皆さんも明るい所から暗い所へ急に移動した時に、目が慣れるまでものが見えずらい経験があると思うが、この作品はその正反対。とても明るい画廊に明るい白を基調にした作品。突然画廊に入り、見た時には白一色に見える。5分、10分、30分と時間が経つにつれて写真の様な色と模様が鮮やかに見え、画廊の空間が出来上がってくる。気付いた時には晴れていた空が、気付かないうちに曇っている様な感じだろう。それは見ている時には感じないほどの小さな動きと同じ。ふと振り返ると忘れた頃に見える作品なのだ。白の下に何層にも重ねられた何種類もの絵の具がなぜか浮き上がってくる。見えてくるまでに時間がかかる作品だが見る価値はあると思う。この作品は11/12まで下記にて展示中。橋本 祐一 展exhibit Live & Moris東京都中央区銀座8-10-7-B2 Tel:03-5537-0023
Nov 8, 2005
今日は、秋らしい少し湿度の低い風を感じながら天気の良い日でした。私が今まで見ている作品の中で唯一「カビ」を素材に本格的に制作している作品。自然のあらゆる所に浮遊する「カビ」を取り込む。なんでカビなのか?の答えに、作家は自然の力の代表の様に思えると答える。スチロールに麻をまとい、小麦粉をのり代わり塗り、麻紐でしばり、自然に放置する。約1ヶ月でカビが生え、放置場所や季節によって「青カビ」「黒カビ」など様々なカビをまとった作品が完成する。ギャラリーに居ると臭い?なぜか意外に臭く無いのである。イメージでは臭そうだが、私が臭いと感じているのは腐った物の香りにすぎず、作品は臭いと言うより神秘的な森にでも居る様な空気が漂う。地球のたった一つの生命が表現してくれる自然の力、自然の仕組み、循環など、「カビ」の生命力に比べ、人の生命力の小ささを感じた。人は自分の意志次第で、命を断ち、奪う事が簡単にできる。この作品は11/5まで下記にて展示中。石田 泰道 展exhibit Live & Moris東京都中央区銀座8-10-7-B2 Tel:03-5537-0023
Oct 31, 2005
直径約60~70cmぐらいだろうか、着物の生地でつくられ、何十何百のパーツで出来上がっている球体は柔らかく、しろ、あお、くろ、あかの5個からなる空間。15分ぐらい眺めていると、時代の違う地球を見ている様な気分になる。46億年前にできた燃える赤い地球から雲に覆われ始めた白、雨が降り海ができ、滅びて熱をもたなくなり死んでゆく。少し社会的な考えかもしれないが地球の歴史から言うと300万年前人類が生まれ過ごした時間は1/1533にしかすぎない。なのにこの作品を見ると青から黒に変わる距離が近く、人が一つの星を滅ぼすのは簡単な事の様に見えてくる。私はグリンピースを支持している訳ではないが、たった1/1533の時間で美しい地球を滅ぼしてはいけない努力をして行きたいものだ。私は少し重たい想像をいだいた作品だけど、作家さんのコンセプトとは違うだろう。なぜなら、この作品には幸せな時を感じる一面を読み取れるから。この作品は10/29まで下記にて展示中。タヌマ トモコ 展NC Art Gallery東京都中央区京橋3-6-15-2F Tel:03-3538-7890
Oct 26, 2005
最近、考えさせられる作品が多くて真剣に見れば見るほど生気を奪われてゆき、疲れていた。そのせいで、アートを楽しむ事が出来なくなっていた。昨日もそうだったが、考えたい時だけ考えれば良い作品、考えなくても楽しめる作品を最近好む様になってきた。今日めぐりあった作品は「目玉焼き」「日の丸」に関連性があるの?と言う方が多かった作品です。しかし、私には目玉焼きや日の丸などの発想と視覚は全くなく、私が今疲れているのも有るのだろうが、ほっっっと。。。一息(ーー)目に入って来ただけで、肩の荷が降りた様な癒しの空間が広がっていた。実家に帰って慣れ親しんだ景色、空気、緑、人、などの環境の様に、何も考える必要を与えない、心が落ち着き少し気力が付いた時にこの絵と空間はなんだろう?と考えれば良い作品。時間を焦らせず、社会から離れ自分だけの時の刻み方でゆっくり見てね(^^)っと言わんばかりの作品だった。よ~く考えてみると、真ん中から分離した様な小さなピンクの点が一つ。親子?そう考えると「たまご」かも、と思い。今日は見ているだけで幸せになれる作品でいいじゃないか。と、これ以上考えるのはやめよう。この作品は10/22まで下記にて展示中です。松本 ゆかり 展なびす画廊東京都中央区銀座1-5-2-3F Tel:03-3561-3544
Oct 20, 2005
土曜日・日曜日は他界へ行っていた。月曜日・火曜日は自分がアートを楽しめなくなり、、どの作品を見ても感動しなくなっていた為、気分転換に焼き物を見に行く。コーヒーカップのセットが気になった。でも、なぜか一つだけ作風の違うピチャーが目に留まる。。。こいつは何を言いたいのか?お皿、灰皿、お茶に使うものなど、ほとんど日常生活で頻繁に使うものが多い中に一つだけ なぜかピッチャー???使うとしたら、少し重たいかも、、、なんて思いながら、とりあえず かわいかった(ーー)。昨日見たピッチャーのおかげで今日は純粋に仕事モードを切り替え遊び気分でとことん私的感情のみで作品を鑑賞。一つの作品がわくわくさせてくれる。何気ない人が居るだけ、背景には国旗だろうか?少しおなかの出た一見何も考えていない様な人。ふわりとした色彩とキャンバスに浸透させた絵具の風合いからなぜか落ち着きをもらい、見ていると安堵感と少しの不安がわいてくる。自分に対してと言うよりは世界(世の中)への感情のようだ。アートとしてはありふれた何気ない作品の様に見えるだろうが、実際に見てみるとこの作品の本当の魅力が伝わるだろう。このような作品は確かにありがちな作品だが明確に他の作品と違うのは作家本人のもつ魅力がそのまま作品に反映され、落ち着きと気品、作品として必要な付加価値をしっかりと与えている事。他のこのような作品のまねごとでは無いのが明確に伝わる作品であった。今週私が見た中で、間違いなくおすすめである。この作品は~10/22まで下記で展示中八坂 圭 展ギャラリーゴトウ東京都中央区銀座6-4-8-6F Tel:03-5537-8168
Oct 19, 2005
今日は月曜日。撮影の間に少し絵を見る時間があったのでしばし観賞。人々を背景に何かを言いたそうな自画像(多分?)、裸である事の意味があるのか、ないのか、シンプルな解釈だけど正直な自分を表現していると解釈した。背景の人々は皆笑っている様に見える、だが本人はいったて冷静な表現である。身体のバランスから見ると少し大きめの手の平をこちらに向け、ガラスの箱にでも閉じ込められている様な見えない圧迫感が右手に出ている。多くの色の線が大きめに塗ってあるが、背景の人の様々な感情の表れなのか?それとも自分への感情なのか?色を載せる事で自分と世の中の様々な人の感情の誤差や共感に戸惑っているように見えてくる。色とは人に様々な連想をさせてくれる要素が強いんだな~と改めて感心した。で、、、何を表現している様に見えたかと言うと「私の感じたキーワード」・誰もが持つ自分と世の中の人々との関係。・取り残される自分。・失いかける時の不安。・自信を持つようにと励ましてくれる。この絵を見ていると寂しくもなり、元気にもなる。私は、評論家では無いので作品の善し悪しは別として、見る人の気持ちの持ち方によって幸せや寂しさの気持ちの共感を感じる作品であった。下記にて10/22まで開催中藤野今日子・菊池結介展より銀座 小野画廊東京都中央区銀座1-9-6-2F Tel:03-3535-1185
Oct 17, 2005
今日は銀座を散歩したけど目に留まる様な作品はない。行く所がなくなったので、とあるギャラリーで撮影させて頂いたお礼も兼ねて搬出の手伝いをしよう!っと思ったら、搬出班のみなさんが大勢来ていたので出番なし(ーー)。秋山祐徳太子氏と、しばしお話。顔色が悪そうだったのでビールを少しすすめる。だんだん秋山さんらしい顔色と口調になり一安心。秋山祐徳太子氏(写真中央)と仲真市氏(上右から3)とその友人達。
Oct 15, 2005
最近のわたしの胸に下がっているシルバーアクセサリーのトカゲちゃん。銀座の画廊で見て気に入って買ってしまいました。ジュエリーを付ける事を嫌っていたのだが、、、この子がどうしても付けてくれ~~と、ささやいていたので即決購入!愛犬と同じ気持ちで付けています。購入した作品購入理由:付けてくれ~~と言っていたから購入金額:¥15,000(消費税込み)作家名:田中 恵子 http://www.jpartmuseum.com/jam_live/sibayama_g48/
Oct 12, 2005