銀座のアート日記
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4月9日まで開催中の山下耕平展での一点。3月30日まで開催されていた2011 VOCA展に出品していた山下耕平。賞は逃すも他の作品とは一線を画す。私の目に入った瞬間、私の膝から口元へと懐かしさと新鮮さが同時に襲って来た。昭和40年代から日本の漫画やアニメ、店や路上の看板に至るまであらゆる所で私が目にしていた光景がよみがえった。決して作品として古いわけでは無い新鮮さは何処にあるのだろうと眺める。正直、私には理解しがたい発想と絵画として整理された画面の中に、作家本人の顔が浮かんだ。作家に会う。かわいらしい少女漫画でも読んで育ったかの様な顔立ちとキャラクターが立っていた。こらからが楽しみな作家の一人である事は間違いない。
Apr 6, 2011
4月25日までart project franticで開催中の佐藤誠高の作品。「移植ベビー→」と題された佐藤誠高の作品は一見グラフィックで描かれたような精密さと、写真のような生々しさが存在する。しかし全て鉛筆で描かれている。写真を参考にして描いておらず、全て佐藤の想像から出来たモチーフである。写真左は、彫刻やマネキンの様な構図にトリミングされた女性からは、ほんの少しリアルな皮膚間や目のリアルさから人形とは違った人の確かな存在が伺える。写真家の鷹野隆大が男性と女性の境目に疑問を持ち視覚の正確性に疑問視して写真を撮る様に、佐藤誠高も人のパーツや人工物との境目の視覚的要素に着目しているのだろう。http://www.jpartmuseum.com/jam_live/frantic02/
Apr 10, 2009
5月18日よりZEIT-FOTO SALONで開催中の鈴木涼子展NYをはじめアジアでも人気を博して来た鈴木涼子の今回の作品はフィギュアである。今まで自分を被写体として発表して来た鈴木の作品は、少し露骨で、少しエッチで、少し日本的である。しかしそれは、作品の一部で感じ取る為の最小限の「少し」であり、作品自体のイメージは強烈に露骨であり、エッチであり、日本的であるのが鈴木涼子の作品。現在のアートの流れは、無名作家に1億円の値段が付くほどの世界的現代アートブームであるが、それは、今までの「アート」が世界を観ておらず、アジア美術やアジアの感性を世界が認識し、賛同する流れにより、「アート」の領域が広がった証であろう。鈴木涼子の作品は、その流れの中で世界に認知されはじめた日本の文化を誇りに思う作品のように思える。詳細はこちら↓http://www.jpartmuseum.com/jam_live/zeit_f35/鈴木涼子HP↓http://www.ryokobo.com/
May 18, 2007
様々な本の表紙やTV番組でも知られているMAYA MAXXの作品。今回、銀座での個展は初めてとなる。MAYA MAXXは、20代からベビーシッターや清掃員などアルバイトをしながら制作活動し、30代後半より世に知られる様になりました。彼女の作品の魅力や根源は、彼女の今までの活動をそのまま写し出していると言っても良いでしょう。なぜなら、「生と死」「夢と希望」「生命の力」を軽くポップに描いていますが、人を愛し、今の自分を愛している事の証明が、生きている事の証の様に作品が語る所にあります。何時も自分を愛すため、自分に厳しく、時を大切に生きて来たMAYA MAXX。TV番組やラジオでも活動して来た様に、生きる事の素晴らしさを訴えて来た人生とも言えます。この写真の作品もそうです。小さな小鳥が生まれてはじめて飛び立つ瞬間を描いた様な作品に見えます。身体は小さく、目は夢を持ち、羽は大きく、その体つきからは想像も出来ないほど重たそうな大きな羽。その鳥は自分が飛び立つ時、夢と未来に向かっているのが見えるかの様に、重たい羽の事を忘れ、夢に向かう。今の辛さより、未来の希望を何時も大切にしてきたMAYA MAXXらしい作品です。MAYA MAXXの生き方そのものと言っても良いでしょう。気楽に見れる作品の代表でもあり、シンプルにアートの本質にふれあえる作品の一つです。MAYA MAXX EXHIBITION 2007年1月9日(月) ~ 1月20日(土) 日曜休廊Galley-58〒 104-0061 東京都中央区銀座4-4-13琉映ビル4FTEL/FAX :03-3561-9177http://www.gallery-58.com/
Jan 9, 2007
内平俊浩さんの作品。長年、現代の若者文化をとらえ、木彫で表現。服装やメイク、表情や髪型に至までを彫刻で表現しています。今までの日本の彫刻と言えば、裸婦や人の肉体美を主に想像される方も多いのではないでしょうか。「現代彫刻は現代を彫刻する」一番シンプルな発想でありながら、なかなか誰もが出来る事ではない様な気がします。この一見バカバカしい現代の若者文化も大切な日本の文化の一部として捉えなくてはいけないのかもしれません。
Oct 23, 2006
「お風呂に入り、身体を洗う時、骨を感じる」お風呂に入る時、ジュエリー・時計などを手首に着ける時など人は無意識に着けるだろう。作家は骨を感じ、その触れた時の感覚をアートにした。「その時の感覚が美しく忘れられない」身体を洗って少し硬くなってきた石鹸を骨に置き換え、その周りに綿を巻き、ガーゼで包み、様々な生地を皮膚に。光と影、生地の見え方によって様々な美しさや強さを感じる。
Aug 7, 2006
「くちびる」を題材に近年描いていらっしゃるみわさんの作品です。なぜ、くちびるなのか?との問いかけに、それだけでも人が表現できるから。との答えが帰って来た。シンプルに言うと「くちびる」が好き。私もくちびるが好きである。確かにくちびるには人の歴史や内面が秘められている様な気がする。みなさんがこの作品について感じた時点で三輪さんのアートが出来上がるのである。
Jun 26, 2006
津田さんの作品は人の行動や姿勢、何を考え、何をしたい時なのか、その年代の今をうまく表現している。今回は4~5歳ぐらいだろうか?今までは大人の目線から大人や子供を見ている印象が多かったのだが、今回の新作は「子供」の世界をそのまま素直に表現することで、大人が立ち入れない世界を醸し出している。制作方法は今まで通り、レースの生地を樹脂で固める手法で同じ。レースの柔らかさと樹脂の透明感が人を客観的に、冷静に見せる事で本当の人以上に人に必要な物が何かを物語る。お子様をお持ちの方には今回の新作は是非見て欲しい。ご自分の子供以上に、子供が何を考え、何を望んでいるのかがご理解頂けるでしょう。津田亜紀子 展4月24日~ 5月 6日までギャラリー山口で開催中。http://www.galleryyamaguchi.net/
May 3, 2006
この度、4月7日23時にアクセスが集中しサーバーがダウンいたしました。弊社ジャパンアートミュージアムのサイト性質上負荷が大きくこの度メンテナンスを行う事となり、視聴様やアート関連の皆様に大変御迷惑をおかけいたします事を深くお詫び申しあげます。現在、未だ復旧作業中ではございますが、今しばらくお待ちいただき増すようお願い申し上げます。ジャパンアートミュージアム事務局 洲崎
Apr 12, 2006
最近、画廊やアーティストの方から私の趣味で作品を選んでいるんですか?と良く聞かれますが、個人的な趣味ではなく、一般の方やアート初心者の方にアートを理解して頂くために説明して理解しやすい物や感じやすいものをご紹介しております。もちろんある程度のクオリティーをクリアーしている物を選んでいるつもりです。と言う訳で、、、今日は三木富雄の作品をご紹介いたします。写真の作品は、先日購入し某ギャラリーオーナーの方へお譲りした作品です。ただの耳のオブジェです。それ以外解りません。と思うのが普通でしょう。この作品の魅力は三木富雄の概念をご存知無い方には理解しずらいと思います。この写真は普通の耳をモチーフにしてありますが、大きな作品になると中耳の形が様々で理解しやすいと思います。三木富雄氏の作品について私の様な小僧が語るのはおこがましいのでネットで検索して見て下さい。ご理解頂ける評論や感想が聞けると思います。最近はアートに興味をお持ちの方が増えて来たそうなのでそういった方へ一言。アート作品は個人的に楽しめる他、金の延棒と違って3年~50年で価値が2倍~100倍にも変わる可能性があります。ご自分の気持ちをくすぶる作品や目を信じて若手の作家さんなど、お安いものからお買い上げ頂くと安価で楽しめますよ。もしかしたら100倍の価値になるかも。※下記の写真は絶対にコピー禁止でお願いします。
Mar 15, 2006
今回で拝見させて頂いたのは2回目の西成田さんの作品。昨年の作品と同じ様に衣類を中心に構成され、身につけた人の記憶を呼び起こし、想像し、復元する。一見、気持ち悪い作品の様に見えるが(西成田さんごめんなさい!)時間が経つにつれて、おかしく、懐かしく、陽気な作品達が動きだし、踊りだす。本当は、シュールな作品なんだけど、深く突っ込むと底なしなので「踊る」と言う表現でご勘弁ください。記憶が人だけに存在するのでは無く、身につけた物に人物の記憶が残るものである。海外の方から見ると特に日本人は物に命を吹き込むのが得意だそうだ。その得意な日本人の本質を生かし、立体作品として見える物に変えた作品。凄く難しい事に挑戦する、西成田さんの作品は日本人が言葉にしなかった事を作品として言葉の変わりに世界に向けて発信してほしい。作家の意図とは違うかも。。。あくまでも私の解釈です。西成田 洋子 展2006.2.20~3.411:00~19:00(最終日~17:30)村松画廊東京都中央区京橋3-7-4TEL&FAX:03-3567-5665
Feb 27, 2006
中西夏之さんのご紹介で、今回初めて拝見させて頂いた、直野宣子さんの作品。15分、この作品と格闘。が、、、作品から声をかけてくれなかった。魅力がある!という事は間違いないのだが、私の理解力のなさなのか。。。不思議に仕事をしながらも、未だに絵が目に浮かぶ。忘れられず、この作品を言葉に置き換え、皆さんにお伝えしたいのだが、言葉にできない。明日、もう一度見に行き、答えを探そうと思う。ギャラリーなつか2月13~18日東京都中央区銀座5-8-17-8F03-3571-0130
Feb 13, 2006
黒木美希さんの銀座初めての個展。京都など、関西を中心に発表されてきたようだ。私も初めて見たのだが、一目見た印象は規則的なモチーフから聞こえる浜辺の波音。一見、規則的だが微妙にランダムな所が、浜辺の砂の模様に似ていた。私は田舎っぺ!(九州)出身の為か、昔懐かしい祖父のプライベートビーチの光景が浮かぶ。砂浜にスッ裸で寝転び波打ち際で日光浴。もちろん、幼少の頃だけですよ。同じ様に見える砂浜の模様と、波の音、時々響く船の音、小魚がたまにポチョン!と跳ねる。作家に聞くと見る人に音楽を想像して欲しくて書いたそうだ。いわゆる楽譜である。しかし、あくまでも見る人に音楽を決めて想像して欲しい。と、作家は言う。芸術の楽しみ方って難しそうで、簡単でしょ。と、親切な作品の中に気品がある作品であった。黒木美希 展シロタ画廊東京都中央区銀座7-10-8-2F Tel:03-3572-7971
Feb 1, 2006
屋代敏博氏の「回転回」-すべては消滅し、再生する-ミハエル・サエルストルファー氏とのコラボレーション作品。昨年の横浜トリエンナーレで発表した作品をオークションで落札。やっと、本日到着しました。写真(下)はスコープを覗いて見える作品。屋代さんが近年発表されている作品で、タイトルの通り自らがカメラの前で回転し、自らを消滅させる作品である。消滅と言っても難しいが、回る事で形を消滅させ、止まる事で再生する。と、同時に生命的なものや心も消滅させ、再生。宇宙すべての物が一度は消滅し、再生している事を写真の中に表現し、現代アートとしてシンプルにまとめた作品であるように思える。屋代さんの本当の意図は分からないが、欲しくなって購入。スコープ作品だけではなく、通常は写真で販売されているので今度は写真を購入したいと思う。次にどこで作品を発表されるか、現段階では分かりませんが、作品に興味がある方は、zeit foto salon(京橋)にお問い合わせしてみては。
Jan 29, 2006
青木エミ初めてとなる個展。約5枚ほどの薄めの鉄を束ね、その延長線上を自在に曲げて形づけて行く事で形成された作品。70年代~80年代にかけてイタリアを中心にニューヨークなどで注目された制作方法である。ドローイングの彫刻版と言った所である。青木さん初めての個展という事もあり、作品が出来上がるまでの楽しさが作品に出ている。現在は作っていると言う感覚では無く、線を引いている感覚に近く、偶然性と作家の感性が気持ちよく遊んでいるのだろう。私から見ると、これから楽しな作家の一人だが、この手の作品は競争が激しい。これからどれだけ自分の物にできるか、スタートの時から形が浮かび、テーマ性が出来上がり、それをどれだけ形に出来る様になるかが、彼女の課題の様に思える。次の個展が楽しみな作品だった。青木 エミ 展2006.1.23~1.2811:00~19:00(金~21:00・最終日~17:00)GALLERY b.TOKYO東京都中央区京橋3-5-4 第1吉井ビルB1TEL&FAX:03-5524-1071
Jan 24, 2006
マスコミはホリエモンフィーバー!バカじゃないの?そんな暇あったら、マスコミもどこでも良いからアーティストにスポットを当てろ。と、言いたくなる。たかが、一IT会社の騒動である。その前に、耐震構造問題、未だに解決されない大震災のマンション問題、耐震構造に予算を充てる前に関西の未だに国の予算を取っていない、住めないマンションに予算を充てるべきだと思う。ホリエモンが逮捕されようとされまいと、今だけ。日本の文化を支えているアーティストや画家、工芸家へ時間を割いてくれた方が私にはうれいし。日本のマスコミには飽きれてしまうだす。マスコミのあり方がつまらない時代である。ただの愚痴になってしまった。(==)皆がそうだと言わないけれど、現在の日本人は、耳に入って来る情報を素早くとらえる事にはかけているが、自分の感性から学ぶ事を少し忘れている様に思える。やっぱり、芸術やアートは学ぶ事が多くてすばらしい!と思った一日だった。
Jan 23, 2006
今日はとあるお仕事で、MAYA MAXXさんとお話。世間ではイラストレーターとして知ってる方もいらっしゃると思いますが、絵をこよなく愛するアーティスト。NHKの「しゃべり場」や本の表紙に作品を提供されていらっしゃる為か世間ではイラストレーターと思っていらっしゃる方も多いだろう。私の目に見えたMAYAさんは、絵も本人の絵に対するスタンスもアーティスト以上にアーティストかも知れない、と今日お会いして感じました。MAYAさんにもお話したのですが、MAYAさんの絵は「絵」が主役では無く、いつの間にか「今」生きている自分が主役でいつの間にか自分に置き換えて今の自分を考えていること。これって、絵を見て本当に感動しないと味わえない感触です。「絵を描き感動を与えられる作品を作りたいと」思っている方も多いのですが、人を愛し、自分を愛し、作品を愛していないとなかなか難しい事の様に感じます。絵が主役では無いと言うと誤解を与えてしまうかもしれないけれど、一枚の絵があり、それを見た人がすぐにでも持って帰りたいと思う。それは、その絵を好きだから、、、だけではなく、「その絵を好きになった今の自分の気持ちも一緒にもって帰る」行為なのではないのだろうか。それもMAYAさんと2時間リラックスしてお話して、お茶して、仕事を忘れ、MAYAさんとの時間がそう感じるきっかけだったのかも知れない。人と出会い、時間を朋に過ごす事で、これほど勉強?脳みその隅っこにいた?本当の絵の楽しみ方、これじゃないの???と気付かされた時間はなかった。詳しく聞いたわけでは無いが、6月に日本橋の GALLERY SHO で個展があるそうなので見に行ってみて下さい。
Jan 19, 2006
最近いろいろな事があり、日記を久々書きます。最近とある画廊で譲って頂いた草間さんの作品です。もう有名すぎて見飽きた人も多いと思いますが、今さら、、、なんて言わないで下さい。以前持っていた作品なんですが、すぐに友人に譲ってしまい、3年ぶりに見つけたので即購入致しました。やっぱり、かわいい。手に取ってみて、この作品の本当の魅力が理解できました。草間さんが「カボチャ」にゆだねたアートの形。なぜ、カボチャにドットなのか。草間さんの世界観のコンセプトや表現したいものが見えてきます。草間さんの作品を私がコメントするなどおこがましいのでコメントは控えますが、皆さん本当のアートがココにありますよ。ご機会がありましたら、小さなものでもかまいませんので手に取ってみて下さい。安い買い物ですよ。
Dec 19, 2005
初めて見る笹井祐子さんの作品。私が特に感じた事は自然に感じる太陽の暖かさの中、身体で感じた日常の光景を作家が感じたままを素直に表現している事。線はリズミカルに描かれ、作家がどのように日常の光景を感じ取っているかを楽もしく表現されている事。自然や季節による空気感(体感)の移り変わりを、その時々で変化する作家の気持ちと照らし合わせた結果の表現を描いている様に見えた。いつも見ている光景でも人の感情の変化により見え方が変わってくる。作家本人が素直に毎日の光景を噛み砕き、日記のように描く。日記と同じ様にポストカードに毎日描いている作家だからこそ冷静に今の自分を理解し、目に映る光景の捉え方を描けるのだと思う。ほとんどの作品が前向きに進むため、今から過ごす時間の楽しみを描かれている様に私には見えた。この作品は12/14まで下記にて展示中。笹井祐子 展ギャラリー21+葉東京都中央区銀座1-5-2-2F Tel:03-3567-2816
Dec 6, 2005
はじめての作品発表となる松島信之さんの作品。テンペラを習いはじめて、現在では日本画的な表現で独特な個性を放つ。初めて見る印象は、表現したいものを出すには十二分な技術で完成度は高い。それ以上に作家が描いている世界観の不思議さが、なんともゆかいな作品に見えた。目の玉が描かれ、ちょっと気持ち悪く思うかもしれないが、ユーモアがほんの少しだけ描かれている事で、その気持ち悪さが緩和され、その空間に一つのストリーが浮き出てくる。目玉のおやじじゃ無いですよ。どちらかと言うと妖怪の世界では無く、木陰に住んでいるカエルみたいに生命力で生きているハ虫類みたいに感情はないがキャラクターだけのユーモアのみで愛着がわいてくる世界。と、言った方が分かりやすいだろうか。ともかく作家のほんの少しのお遊びが楽しく観賞できる作品だった。この作品は12/3まで下記にて展示中。松島信之 展GALLERY NATSUKA b.p 東京都中央区銀座5-8-17-8F Tel:03-3571-0130
Nov 29, 2005
土曜日から愛知県のとある画廊のコンサルタントの仕事で出張して参りました。名古屋!初めて画廊を見て廻れるのでウキウキ気分でした。主に現代アートの画廊を中心に見て廻りましたが、東京も名古屋も現代アートを扱う画廊さんの顔や姿勢は同じでした。作品はと言うと一つ発見!「前に~~~習い!」と小学生の時に誰もが教えられた整列の号令である。私も当時は奇麗に並ぶことの意味を考えたことがないが、今思うとなんでだろう。長年、軍隊で使われ、なぜか教育の現場に持ち込まれた号令。日記でこの事に書き始めるときりがなさそうなので皆さんに考えて欲しい。私は逃げます。とりあえずこの作品には様々な歴史や意図などの深い意味が隠させれていると思う。
Nov 27, 2005
今の若い人は福山雅治とポカリスエットのCMで共演しご存知の方も多いだろうが、60年代からアートの世界ではスーパーヒーローであった篠原有司男氏の作品。ギュウちゃんが今月パリに行って書いてきた新作ドローイング。ギュウちゃんの作品はいつも線にスピードがあり、どんな作品にも生活に満ちたその土地の時間の流れが描かれている。人と街の「風景」ではなく、人がどのように生き、その土地で生活しているか。ギュウちゃんの作品には血が流れ、リアルタイムな時の流れが描かれ、これほど現代を生きているんだ!と言葉を発する作品はそうそうお目にかかれない。私にとっては本人も含めパワーをくれる作品である。この作品は12/4まで下記にて展示中。篠原有司男 展牙狼画廊神奈川県横浜市中区山下町122 Tel:045-680-1147
Nov 23, 2005
牙狼画廊入口
個人的に大好きな 堀浩哉氏の作品。いままで、飽きるほど見てきた堀さんの作品だが、いつ見ても作家の香りをドローイング以外では見せていない。誰が見ても堀さんの作品なのだが、なんと表現して良いのか言葉を探すと、線(ドローイング)の持つ魅力がいつも優先され、線の描く力や空間に必要とされる為だけに引かれた線の必要性が引き立つ。作品を見た瞬間から堀と言う名前をわすれ作品の中に引き込まれる。作品にはこの距離から見たいという願望が生まれ、その距離が心地よかったりする作品が多い中、堀さんの作品は距離を必要とせず、近くでも遠くでもまったく同じものを感じ取れる作品であることが私にとっては魅力の一つでもある。それは、堀さんが題材とする水面と同じ様に人が水辺に居ると、それだけでリラックスできる場所なのである。なぜか人は水辺に居ると落ち着きや感動を覚え、時間を忘れる。その心地よさは水辺に近寄っても、遠くから見えても同じ感動を覚える。堀さんの作品はその印象と同じように思える所が私には一番の魅力である。この作品は12/10まで下記にて展示中。堀 浩哉 展ギャラリー山口東京都中央区京橋3-5-3 Tel:03-3564-6167
Nov 22, 2005
鮮やか。配色が計算でなく、感性であることが一目でわかる。まだ社会では、絵は見て楽しむものと思っている方が未だに多いと思うが、気持ちで見ることであると、つくづく感じる作品。特に私はいつもその絵の何が魅力かと考える際に、技術より作品の持つ魅力を尊重する様に見る癖がある。この作品の魅力が、色の配色と様々な「紙」を貼って作られた空間の気持ちよさ。特に私が感動したのは、山下清氏の作品の様に「貼る」ことにより作られているのだが、作家の気持ちと同様に「書く」という延長線上に「貼る」という行程がある。どういうことかと言うと、油絵の様に書いて仕上げられた作品の様に、紙を貼ってあってもその空間に切り絵の様な紙の上に紙がある違和感がないのだ。私も作品に写真を貼ったり、色紙を貼ったりして作ったことがあるが、必ず、「貼った」と言う仕上がりが出てしまう。それが、この作品には感じない。多分、人に備わっている色彩感覚と同じ様に素材感覚が作家に身に付いており、素材同士も喧嘩をさせず一体化させる感性があるのだろう。この作品は11/12まで下記にて展示中。小國 多恵子 展みゆき画廊東京都中央区銀座6-4-4-2F Tel:03-3571-1771
Nov 11, 2005
画廊で直に見ると白だけの様に見えるので、あえて写真のコントラストを上げて表示しています。写真のコントラストを上げた理由と実際に見た印象が、この絵の持つ魅力。なぜ?と思う方もいらっしゃる方も居るだろう。この作品は「目」が作品に慣れないと見えない作品であるからだ。皆さんも明るい所から暗い所へ急に移動した時に、目が慣れるまでものが見えずらい経験があると思うが、この作品はその正反対。とても明るい画廊に明るい白を基調にした作品。突然画廊に入り、見た時には白一色に見える。5分、10分、30分と時間が経つにつれて写真の様な色と模様が鮮やかに見え、画廊の空間が出来上がってくる。気付いた時には晴れていた空が、気付かないうちに曇っている様な感じだろう。それは見ている時には感じないほどの小さな動きと同じ。ふと振り返ると忘れた頃に見える作品なのだ。白の下に何層にも重ねられた何種類もの絵の具がなぜか浮き上がってくる。見えてくるまでに時間がかかる作品だが見る価値はあると思う。この作品は11/12まで下記にて展示中。橋本 祐一 展exhibit Live & Moris東京都中央区銀座8-10-7-B2 Tel:03-5537-0023
Nov 8, 2005
特に目に留まる作品がなかったので。作家ではない私が絵を出すのはおこがましいが、誰ピカを見ていて描いた絵。以前、一度だけお会いした時の北野たけしさんのイメージで。暴力、力、痛み、バカ、天才、スピード、イメージ、素直、加減、最低、愛、痛み、苦しみなど浮かんだイメージで描きました。みなさんの適当な駄目出しをお待ちしております。(ーー)
Nov 4, 2005
最近、自然を感じる作品が目に付く。以前JAMで撮影させて頂いた横井さんの作品。包まれた幸せ。触れる幸せ。感じる幸せ。自己感情を自然(空気・水・木・石など)に映し、鏡を見ているかの様に間接的に今の自分を感じ、自分の幸せ、寂しさ、癒される本当の場所などを抽象的に表現している。作家の優しさが作品に映し出され、見る人がその世界観に包まれ、今の自分をクリアーにリセットしてくれる様に感じた。アート業界で作品のクオリティーも大事な事だが、それ以上に人が作る物として大切なものをもう一度考えさせられた作品だった。パノラマで見るにはこちらhttp://www.jpartmuseum.com/jam_live/yunion01/この作品は11/12まで下記にて展示中。横井 悠 展アトリエユニオン/東京東京都中央区日本橋室町4-5-1 Tel:03-3517-1818
Nov 1, 2005
今日は、秋らしい少し湿度の低い風を感じながら天気の良い日でした。私が今まで見ている作品の中で唯一「カビ」を素材に本格的に制作している作品。自然のあらゆる所に浮遊する「カビ」を取り込む。なんでカビなのか?の答えに、作家は自然の力の代表の様に思えると答える。スチロールに麻をまとい、小麦粉をのり代わり塗り、麻紐でしばり、自然に放置する。約1ヶ月でカビが生え、放置場所や季節によって「青カビ」「黒カビ」など様々なカビをまとった作品が完成する。ギャラリーに居ると臭い?なぜか意外に臭く無いのである。イメージでは臭そうだが、私が臭いと感じているのは腐った物の香りにすぎず、作品は臭いと言うより神秘的な森にでも居る様な空気が漂う。地球のたった一つの生命が表現してくれる自然の力、自然の仕組み、循環など、「カビ」の生命力に比べ、人の生命力の小ささを感じた。人は自分の意志次第で、命を断ち、奪う事が簡単にできる。この作品は11/5まで下記にて展示中。石田 泰道 展exhibit Live & Moris東京都中央区銀座8-10-7-B2 Tel:03-5537-0023
Oct 31, 2005
今日は土曜日。愛犬を風呂に入れて溺れた。(==)泳げないのである。今日も仕事、これで3回目のギャラリースケジュールのリニューアル。どうしたら、見やすいのだろう???参考になる様なwebも無く。結局、こんな感じになった。後は全てのギャラリーからDMを回収して読み取るだけだ。昨日、日記を書く予定だったけど、書けなかったので今日一枚の絵を紹介します。ぎゃらりぃ朋さんで個展をしていた中島芳奈子さんの作品。木板に岩絵の具で描かれた作品で背景に大きな月、手前には花(花名は知らない)。絵のバランスから言うと、とても月が大きく日本の風景ではありえない幻想的な空間に出来上がっていた。例えるなら、???地球に人類が存在していない時みたいに地球と月だけ。っといった感じだろうか。今の地球の空気と違う純粋な酸素が漂う感じ。技術的には決して巧いと言うわけでは無いが、この幻想的な世界観には技術はあまり必要なく、木板、岩絵具、金箔、膠と感じるための最低限の技術と素材を用いてシンプルに描かれている作品に見えた。
Oct 29, 2005
直径約60~70cmぐらいだろうか、着物の生地でつくられ、何十何百のパーツで出来上がっている球体は柔らかく、しろ、あお、くろ、あかの5個からなる空間。15分ぐらい眺めていると、時代の違う地球を見ている様な気分になる。46億年前にできた燃える赤い地球から雲に覆われ始めた白、雨が降り海ができ、滅びて熱をもたなくなり死んでゆく。少し社会的な考えかもしれないが地球の歴史から言うと300万年前人類が生まれ過ごした時間は1/1533にしかすぎない。なのにこの作品を見ると青から黒に変わる距離が近く、人が一つの星を滅ぼすのは簡単な事の様に見えてくる。私はグリンピースを支持している訳ではないが、たった1/1533の時間で美しい地球を滅ぼしてはいけない努力をして行きたいものだ。私は少し重たい想像をいだいた作品だけど、作家さんのコンセプトとは違うだろう。なぜなら、この作品には幸せな時を感じる一面を読み取れるから。この作品は10/29まで下記にて展示中。タヌマ トモコ 展NC Art Gallery東京都中央区京橋3-6-15-2F Tel:03-3538-7890
Oct 26, 2005
久しぶりに天気の良い月曜日。今日は日記をつける予定ではなかったけれど、壁いっぱいに描かれた新宿ガード下の絵が気になったので撮影させてもった。岩絵の具で書かれた雨の日の都会の夜である。真ん中に歩道が描かれ、右下の光の連なりは車のヘッドライト。右には大衆食堂の灯り、よく見ると歩道を親子?が歩いている。上部には提灯。雨の夜の様々な光が交差し、照らし、昼間よりも明るく輝く。岩絵の具の粒子が光を灯りへ変え、目に入るまぶしい光景を心の灯火へと変化させる。黒、赤、白の約3色にまとめた構成が、灯りの意味を心に問いかけてくる。「一つ」「一つ」の光が多くの灯りに心の中で「変化してゆくさま」を実感する作品であった。この作品は10/29まで下記にて展示中。Lee June Mee(リ・ジュン・ミ)展なびす画廊東京都中央区銀座1-5-2-3F Tel:03-3561-3544
Oct 24, 2005
今日は久しぶりにお休みを頂き、会社の事務処理とパソコンの整理。なんだか懐かしいものが出て来たので皆さんにご紹介。JAM創立メンバーとして弊社の専務をお願いしているパテックさん(左)です。主に私の愚痴と癒しを担当しています。生後半年ぐらいの写真かな。今はもう3歳になりました。右は当時社員をしていた女性がつれて来ていたスタッフ。主にパテックのおもり担当でした。
Oct 23, 2005
昨日までに充電したパワーを作品との会話に使い15分、しばし格闘。今年2月の個展の作品イメージと全く違ったイメージ。余白を大切に空間の一部を切り取り、現実以上に想膨させたかの様な空間づくりは今までの作品と同じだが、私が感じていた今までの奇麗、リラックス、などの癒しのイメージはなく、力強いパワーが空間に浸透し胸(心)に響く。デモンストレーションで良く使われている巨大な書筆を使って書いたと言う画面を摩れ、動いてゆく筆の余韻がスピードと力強さを描き、目から入って来たデーターが脳では無く、胸に飛び込んで来たかの様に考える暇を与えない。例えるなら、胸に入り、体中に浸透し、最後に脳に到達するといった感じだろう。身体に電気が流れるといった例えを昔の人はよく使っていたが、この例え方に脱帽する様な作品であった。この作品は10/22まで下記にて展示中瀧田 亜子 展GALLERY NATSUKA東京都中央区銀座5-8-17-8F Tel:03-3571-0130
Oct 21, 2005
最近、考えさせられる作品が多くて真剣に見れば見るほど生気を奪われてゆき、疲れていた。そのせいで、アートを楽しむ事が出来なくなっていた。昨日もそうだったが、考えたい時だけ考えれば良い作品、考えなくても楽しめる作品を最近好む様になってきた。今日めぐりあった作品は「目玉焼き」「日の丸」に関連性があるの?と言う方が多かった作品です。しかし、私には目玉焼きや日の丸などの発想と視覚は全くなく、私が今疲れているのも有るのだろうが、ほっっっと。。。一息(ーー)目に入って来ただけで、肩の荷が降りた様な癒しの空間が広がっていた。実家に帰って慣れ親しんだ景色、空気、緑、人、などの環境の様に、何も考える必要を与えない、心が落ち着き少し気力が付いた時にこの絵と空間はなんだろう?と考えれば良い作品。時間を焦らせず、社会から離れ自分だけの時の刻み方でゆっくり見てね(^^)っと言わんばかりの作品だった。よ~く考えてみると、真ん中から分離した様な小さなピンクの点が一つ。親子?そう考えると「たまご」かも、と思い。今日は見ているだけで幸せになれる作品でいいじゃないか。と、これ以上考えるのはやめよう。この作品は10/22まで下記にて展示中です。松本 ゆかり 展なびす画廊東京都中央区銀座1-5-2-3F Tel:03-3561-3544
Oct 20, 2005
土曜日・日曜日は他界へ行っていた。月曜日・火曜日は自分がアートを楽しめなくなり、、どの作品を見ても感動しなくなっていた為、気分転換に焼き物を見に行く。コーヒーカップのセットが気になった。でも、なぜか一つだけ作風の違うピチャーが目に留まる。。。こいつは何を言いたいのか?お皿、灰皿、お茶に使うものなど、ほとんど日常生活で頻繁に使うものが多い中に一つだけ なぜかピッチャー???使うとしたら、少し重たいかも、、、なんて思いながら、とりあえず かわいかった(ーー)。昨日見たピッチャーのおかげで今日は純粋に仕事モードを切り替え遊び気分でとことん私的感情のみで作品を鑑賞。一つの作品がわくわくさせてくれる。何気ない人が居るだけ、背景には国旗だろうか?少しおなかの出た一見何も考えていない様な人。ふわりとした色彩とキャンバスに浸透させた絵具の風合いからなぜか落ち着きをもらい、見ていると安堵感と少しの不安がわいてくる。自分に対してと言うよりは世界(世の中)への感情のようだ。アートとしてはありふれた何気ない作品の様に見えるだろうが、実際に見てみるとこの作品の本当の魅力が伝わるだろう。このような作品は確かにありがちな作品だが明確に他の作品と違うのは作家本人のもつ魅力がそのまま作品に反映され、落ち着きと気品、作品として必要な付加価値をしっかりと与えている事。他のこのような作品のまねごとでは無いのが明確に伝わる作品であった。今週私が見た中で、間違いなくおすすめである。この作品は~10/22まで下記で展示中八坂 圭 展ギャラリーゴトウ東京都中央区銀座6-4-8-6F Tel:03-5537-8168
Oct 19, 2005
今日は月曜日。撮影の間に少し絵を見る時間があったのでしばし観賞。人々を背景に何かを言いたそうな自画像(多分?)、裸である事の意味があるのか、ないのか、シンプルな解釈だけど正直な自分を表現していると解釈した。背景の人々は皆笑っている様に見える、だが本人はいったて冷静な表現である。身体のバランスから見ると少し大きめの手の平をこちらに向け、ガラスの箱にでも閉じ込められている様な見えない圧迫感が右手に出ている。多くの色の線が大きめに塗ってあるが、背景の人の様々な感情の表れなのか?それとも自分への感情なのか?色を載せる事で自分と世の中の様々な人の感情の誤差や共感に戸惑っているように見えてくる。色とは人に様々な連想をさせてくれる要素が強いんだな~と改めて感心した。で、、、何を表現している様に見えたかと言うと「私の感じたキーワード」・誰もが持つ自分と世の中の人々との関係。・取り残される自分。・失いかける時の不安。・自信を持つようにと励ましてくれる。この絵を見ていると寂しくもなり、元気にもなる。私は、評論家では無いので作品の善し悪しは別として、見る人の気持ちの持ち方によって幸せや寂しさの気持ちの共感を感じる作品であった。下記にて10/22まで開催中藤野今日子・菊池結介展より銀座 小野画廊東京都中央区銀座1-9-6-2F Tel:03-3535-1185
Oct 17, 2005
久々にビデオを借りてきた。見終わった時に何をしよう?今週は画廊・美術館全て見終わった。時間があると仕事を作ることしか考えていない自分に気づく。仕事も、趣味も、暇なときもアートのことばかり。なんとかこの生活を変えないとアート漬けの人生で終わりそうだ。仕事だけでもアート関係でなければ休日をゆっくり画廊めぐりで楽しめるだろう。元をだたせば、私がアートの普及を考えこの仕事を選んだのが運のつき。現実を知れば知るほど抜けられなくなっていく。絵を見て、一般の方の目線で感じ、趣味な気持ちを持ち込まず、いつも冷静に作品を鑑賞し、作家さんと話、私でできる事がもしあればお手伝いをしたくなる。この性格をなんとかしないと。人間アート漬物ができそうだ。なんのためにこの仕事を選んだ?もう一度自分に問いただす。飯を食うため?JAMを毎週必ず見てくれている福祉施設の子供のため?アートを好きだから?全て自己満足だろう。なにを書いているんだか(--)画廊日記ではなく、ただの爆発日記になってしまった。情けない気持ちである。今日の日記を書いていて、私も人間の感情を持っていることに気づいた。
Oct 15, 2005
今日は銀座を散歩したけど目に留まる様な作品はない。行く所がなくなったので、とあるギャラリーで撮影させて頂いたお礼も兼ねて搬出の手伝いをしよう!っと思ったら、搬出班のみなさんが大勢来ていたので出番なし(ーー)。秋山祐徳太子氏と、しばしお話。顔色が悪そうだったのでビールを少しすすめる。だんだん秋山さんらしい顔色と口調になり一安心。秋山祐徳太子氏(写真中央)と仲真市氏(上右から3)とその友人達。
今日は東京都美術館で散歩。休憩しているとトンボが止まった。芸術の秋の前に季節の変り目を感じた。
Oct 14, 2005
久々に見た 千住博氏の作品。代表的な作品で滝のシリーズですが、やっぱりいいね~。私が見たのは版画なんだけど「何がいいの?」って友達に聞かれたりする事の多い作品の一つ。確かに、ただの滝って言えば終わってしまう作品に見えるけど、技術とかを持ち出すときりがないのであくまでも見た感想だけを友人に良くいいます。現代の日本画を代表する千住さんの作品なんだけど、やっぱり私が思うに何が良いかって言うと絵の持つなんとも言えない風合い。具象画の中でもほぼ抽象画と言っても良いほどの目で楽しむ作品では無く心だけでなく、身体で感じる作品。確かに一般の人から見るとただの滝の絵かもしれないけど、、、日本の伝統的な壮大な見せ方と現代的な余計なものをなるべく省いた見せ方を極限まで完成させた作品ですね。ココ最近はニューヨークでもファンが増え、やっと日本人の心の繊細さを評価してもらえる様になった現代だから是非!もう一度日本人の神髄を拝見してみては。っと おすすめしたい作品です。実際に見るなら10/17~10/29まで下記で展示しているみたいですよ。千住博版画展いつき美術画廊東京都中央区京橋3-3-8-1F Tel:03-3275-2919
Oct 13, 2005
最近のわたしの胸に下がっているシルバーアクセサリーのトカゲちゃん。銀座の画廊で見て気に入って買ってしまいました。ジュエリーを付ける事を嫌っていたのだが、、、この子がどうしても付けてくれ~~と、ささやいていたので即決購入!愛犬と同じ気持ちで付けています。購入した作品購入理由:付けてくれ~~と言っていたから購入金額:¥15,000(消費税込み)作家名:田中 恵子 http://www.jpartmuseum.com/jam_live/sibayama_g48/
Oct 12, 2005
毎週変わる銀座のアートイベントの中から何枚かの作品写真をまじえて感じた事を素直に書いて行きたいと思います。2005/10/15よりOPENいたします。しばらくお待ち下さい。(==)本日購入した作品購入理由:ミニマムな作品なので気軽に飾れる/購入金額:¥9,000(消費税込み)作家名:関 亮彦コメント:まだまだ芸術家と呼べる段階では無いが、ココ数年「NO」と言う単語にこだわり活動・制作している作家。10/15まで中央区京橋の小野画廊京橋にて展示中。