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高村薫の小説「地を這う虫」の元刑事のようにDetailにこだわり続けたいと思っています このサイト内の日記その他におけるケルンコンサートの文章には誤り・勘違いを含む可能性がありますので、御注意下さい。
カテゴリ:釣り
先週土曜日午後に淡路島の江井港から出船する仕立船で真鯛狙いの釣りをしました。同業他社の知人(以前同業の別会社で一緒に働いていました。会社では彼が後輩です)が淡路島に別荘を購入しリタイア後のために釣りを本格的に始めたいとのことで、彼が仕立船釣りを企画をしました。参加者は同じ業界の六人と企画者の大学時代の落語研究会の先輩・後輩各一名で計八人です。
利用した仕立船は山下荘さん↓の第五住吉丸です。8人で乗って一人あたり1万円です。竿・リールをレンタルする場合や仕掛けを船長から購入する費用は別途必要です。私は道具も仕掛けも持参したので、1万円ポッキリです。 民宿・釣船 山下荘 船の釣座はミヨシ側(船首側)に12席、トモ側(船尾側)に4席で計16席ありますが、釣り船のHP↑では定員は最大13名と記載されていますね。法令の関係なのか、釣座全部に釣り人が入ると、オマツリ等のトラブルが多くなるので、自主的に定員を制限しているのか、よく知りません。 出船は12時ですので、余裕を持って江井港に行けました。当初企画では早朝出船だったのですが、遠方から参加する人がいること、釣り初心者が多いので早朝出船(朝6時くらいかな)だとバタバタでトラブル発生リスクが高いとの判断で午後出船になりました。一般的には早朝出船の方が釣果は良いと思いますが、「遊び」なのでトラブル、事故回避が最優先ですね。 狙いは真鯛。釣り方は鯛サビキ。いずれも船長の判断です。鯛ラバというルアーを使う釣りが最近流行りですが、船長判断では初心者には鯛サビキの方が向いているとのことでした。 鯛サビキってのは未経験の釣りです。市販の仕掛けの長さは10m前後のものが数多くあります。6本針とか8本針とかです。長い仕掛けは針同士が絡んだり、幹糸とエダスが絡んだりのトラブルが多発しそうで怖いです。そのトラブル回避・低減のために "船釣り用の【左巻き】両軸リール買いました!"(2024/05/03) で書いたようにダイソーで買った50cm定規と超強力マグネットで「強力マグネット板」を自作しましたよ。 持っていった市販仕掛け↓はハヤブサ製の全長6.2m・6本針を二つ、全長8.2m・8本針を三つ、ガマカツ製の全長8.4m・7本針を一つで計六つです。根掛かりやオマツリ、仕掛絡みでぐちゃぐちゃになって廃棄等がどれくらい発生するのか分からないので多めに持っていきました。実際の釣りに使用したのは短い仕掛けの6.2mのものだけです。最後の方で根掛かりしましたが、針がついたエダスから切れてくれたので、最後まで一つの仕掛けで通せました。 <仕掛け絡み防止用強力マグネット板(自作品)> <私以外の七人はミヨシ(船首側)に陣取り、私だけトモ(船尾側)で釣りました。四人分の釣座があるスペースを独り占めなので快適でした> 12時に出船して最初のポイントまでは多分15~20分で到着、その後は船長判断でポイントをどんどん移動していき、17時30分で釣り終了でした。 当日の天気は晴れ、やや暑いくらいの好天。風は非常に穏やかで絶好の釣日和でした。潮は若潮でした。船釣りに詳しくないのでアレですが、若潮は大潮に比べると潮は緩そうだから初心者が多い今回の釣りではちょうど良かったような気がします。 船全体(八人)で20cm未満の真鯛(チャリコ)が5~6枚、小さなアジが数枚、25cmくらいのサバが一枚で大きな真鯛はサッパリですた。八人のうち二人は完全丸ボウズでした。 このような悲惨な状況ですが、幸い私が39cmほどのアコウ(標準和名キジハタ)、釣り企画者(幹事)が45cmくらいのアコウを釣りました。アコウは真鯛よりも2ランクくらい上の高級魚です。私は6~7年前に岸からルアー釣り(マイクロワインド)で27cmくらいのアコウを釣って以来のアコウです。当然自己記録更新です。 私がアコウを釣ったのは12時45分くらいです。船中で最初の釣果ですた。アコウは根魚なので仕掛けが着底して巻き始めて直ぐにアタリがあったように思います。記憶は曖昧ですが・・・。 そんなに引きがなく重いだけだったんですが、途中から引き出しました。ドラグが緩めだったのでラインが少し出ました。ドラグを少し締めたつもりだたんですが、つい最近買った初めて使う両軸リールなので、ドラグの締め具合がわからず未だ緩過ぎたようです。船中で最初の魚だし、竿の曲がり具合でそこそこ大きな魚だと船長は分かったので魚を船に取り込むために操舵室から出て私の近くにきました。 「オイオイ、リール巻けとらんやんか! ドラグ緩すぎなんや! もっと締めろ!」 私は初めて使うリールなので焦って、スタードラグをどっちに回したら締まるのかわからんくなり(涙)オタオタしておりました。船長が見るに見かねて、私から竿を奪い取り、ドラグを締めようとしましたが、「左手巻リール」を船長はほとんど使ったことがないので、 「左手巻きか、ややこしいのう。どっちに回したらや締まるんや、これ?」 「どっちやったかなぁ、ようわからん」と私(号泣 船長は緩む方向にどんどん回したからラインが出まくり、全く巻けず(号泣 ようやく、船長が「締めるのはこっち方向かいや、ややこしいのう。それにあんたの竿長いなぁ、扱いにくいなぁ。ややこしいなぁ!」と怒られた(泣 真鯛にしてはガンガン首をふる様子がないので、何の魚かいなぁと少し思っておりましたが、海面に魚が浮いてきたら歓喜です。船長も喜んでますた。 「今日はこの魚一枚で十分やろ」 って船長に言われますた(苦笑 私もそう思いました。ボウズがなくなって一安心。船中の他の人もやる気が一気にアップしましたよ。 だけど、結局めぼしい魚は私が釣ったアコウと釣り幹事が釣った45cmのアコウの二枚だけでタイムアップです。 <アコウ(標準和名キジハタ)😄😀👍😊> <20cmちょいくらいのガシラ(標準和名カサゴ)も釣れました> 使用した竿は30年以上前に買って船メバル釣りに使っていたシマノの30号-3.6mの中通し竿(中空の竿の中にラインを通す竿)↓ です。水深40mくらいで錘40号を使う釣りだと時間が経つにつれて竿を保持する右腕にかなり疲労がきます。釣りから中二日たった今日もまだ右腕に筋肉痛・張りがあります。仕掛けが長いので3.6mの竿を使用しましたが、次回は2.7mのガイドあり竿にしませう。 <釣り終了後、港に帰る途中の夕日> 船全体での釣果が散々なので、帰港後船長からお土産の真鯛が提供されました。23cm~30cmくらいの真鯛が八人分で25~30枚くらい提供されました。ナマコもたくさん持って帰りと言われたのですが、ナマコ好きの人が数個もらっただけですた。 <船長のお土産真鯛を含む私の釣果(20Lのクーラー使用)> 私が持ち帰ったお土産真鯛は計5枚 ↓ 。最大は29cmで日曜日に29cmは刺し身で食べましたが、かなり美味しかったです。釣りの後のBBQ宴会時にも別の真鯛を私が捌いて刺し身で食しましたが、翌日食べた方がより美味しかったです。当日のも十分美味しかったですけどね。他は家のグリルで焼いて食べました。炭で焼かなくても十分に美味しかったです。 釣りの後の釣り幹事別荘でのBBQ宴会 ↓ で幹事が釣った45cmくらいのアコウを私が捌いて刺し身で皆で食べましたが、新鮮すぎて旨味が少なかったです。船長土産の真鯛の刺身の方が美味しかったです(苦笑) アコウ、真鯛の刺身画像は撮っていません。私は魚捌き職人として働き詰めだったんで(苦笑 炭で焼いた真鯛も美味しかったです。宴会後は別荘に泊めてもらいました。酒飲んでるから車で帰れませんし・・・ <私が釣ったアコウは宴会では食せず自宅持ち帰り。釣った翌日の日曜午後にエラ、内蔵、鱗だけとって、冷蔵庫で熟成させました。画像は冷蔵庫で一日寝かせた月曜日夜に撮影> <釣った日はクーラー内で保冷保管、日曜日~月曜日は冷蔵庫で保冷。計二日熟成後のアコウ。気合を入れて三枚におろすので、京都の老舗刃物店「有次」の出刃包丁、刺身包丁を使いますた。高級魚を捌く時以外は使用しませんよ😲😲 昨日、月曜日夜に三枚におろして片身だけ刺し身 ↓ で食しました。熟成してるので身がやや柔らかいですが旨味がかなり増していて美味いです。身がけっこう赤みがかってます。釣った当日に捌いて食べた釣り幹事のアコウの刺し身はもっと白っぽい色でしたね。絶品とまでいえませんが、相当に美味いです。冷やした八海山特別本醸造との相性も抜群です。残り半身は今夜刺し身で食べます。三日熟成アコウです。頭とアラは煮付けで食べます。これで全ての魚が完食となります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/05/21 03:49:17 PM
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