数年前に東大卒の電通女性新入社員が過労死自殺を遂げ、母親が娘の自殺を悲観して電通に訴訟を起こしましたが、この時に私はブログにて母親の訴訟はおかしいと書き込みました。
娘は電通の伝統的職場環境に馴染めず、東大卒のプライドもあったと考えられ、退社する手段を選べば簡単に解放されることをも望まず自殺を選んだわけで、私が思うには、本人は自分の能力のなさを痛感し耐えられず自死を選んだのですから、それが自身のプライドから逃れる一番の選択肢であったわけで、親が他に責任を負わせる問題ではないのではと今でも私は考えています。
今回のNHK放送のトップ写真の若い医師の過労死事件も全く同じで、母親が病院の勤務体制を批判し息子の自死を悔やんでいました。
病院側の対応は、勤務体制は医師皆に平等であり、死亡した医師にだけ特別な過労体制を敷いていたわけではなく、深刻な悩みには気が付かなかったと言っています。
何故?、親は自分の息子及び娘のふがいなさを世間に公開するのでしょうか...?、同情を期待しているのでしょうが、それ以上の反発を受ける事が理解できていないのでは。
私が手塩にかけ優秀な大学に進学させて大事に育て上げた息子と娘です、なんで自殺するまで追い込まれなければいけなかったのでしょうか、納得がいきません、娘と息子を返してください!!!、
私が思うには、親の言い分からする、この考え方は大きく間違っていますね。
我が子の優秀さに期待が膨らみ、育て方が甘すぎたとも考えられ、そのために子供に対する愛情が過激すぎて、世間一般常識に照らして親の大局観が大きく欠けていった事が最大の理由でしょう。
普通一般的良識ある親であれば、悩む息子と娘に対して、自殺するに至る前に良き助言もできる可能性もあったのでは。
このエリート派タイプの自殺の場合は、子供に対する親の自負と愛情過多が根底にある気がしています。
厳しい意見かもしれませんが、本人は自死によって辛い苦しさから逃れられたわけですから.........合掌。
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