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カテゴリ:海外リーグ野球
『昨日触れたついでに』
昨日の外国人選手獲得についての記事にてMLBは30球団から32球団への拡張を目指していると書かせていただきました。 過去記事にもざっくりと紹介した事があるのですが、今回は少しだけ深掘りしていきたいと思います。 まずは過去記事を見ていただきますと、主な候補地は既にオースティン、ソルトレークシティ、ナッシュビル、ポートランドの4つの候補地に絞られており、一つずつ見ていきたいと思います。 「オースティン」 テキサス州の中央部の都市(wiki)で、目覚ましい経済成長と人口増加を誇るようです。 ここでは既にオースティンにMLB球団を誘致しようというグループが存在し、オースティン野球を支援するサイトや特集動画で取り上げられています。 こちらのサイトによりますと、有力候補の一つとされている最大の理由は上記の通り経済力と人口増加によるものが大きいでしょうか。 ただし、ネックとなるのはやはりテキサス州であるという点、テキサスにはご存じの通りレンジャーズやアストロズといった人気球団が存在しており、いくら中央部だからと言ってもテキサス州に3つも球団を置く必要があるか?と言われると些か疑問符がつくでしょうか。 「ソルトレイクシティ」 アメリカの西海岸寄りにあるユタ州に存在しており、ロッキー山脈の西部にある州の北部に位置している西部高原地域との事で、冬季オリンピックが何度も開催されているので寒い地域なのでしょうか(wiki)? こちらのサイトによると、ラリー・H・ミラー社とミラー家が35億ドルを投入する事を発表しており、州知事などを始めとする行政側も計画に乗り気のようで、官民一体となって準備を整えているようです。 過去記事でも日刊スポーツが最有力候補地と位置付けている通り、ユタ州にはMLB球団(マイナーはあります)がないので選ばれる可能性は高そうです。 「ナッシュビル」 アメリカの東海岸寄りのテネシー州にある最大都市とされています(wiki)。 特徴としてはカントリー・ミュージックの本拠地とされているなど音楽業界が盛んな地域であり、実際MLB球団を誘致しようとしているグループも「ミュージック・シティ・ベースボール」という名で結成されています(サイト)。 MLBコミッショナー曰く「理想としては東部、西部にそれぞれ1球団」と言及しており、有力候補地の中で唯一の東部であるナッシュビルは自動的に最有力候補となっています。 しかしながらここに来てスタジアム建設の税金使用に対して否定的な考えである事が判明(1、2)しており、大きな暗雲が立ち込めています。 元々難民が多い地域という事もあり、物価なども安い地域であり、あまり経済的に豊かな人は少ないのかも?しれませんね。 「ポートランド」 、 アメリカの最北西部に近い位置にあるオレゴン州の都市で、環境にやさしい都市全米第1位、世界基準でも第2位という大変名誉?な評価もあるそうです(wiki)。 また、産業は小麦の出荷量が全米第1位、世界でも2位の取引港との事です。 ポートランドはかなり熱心な投資グループが存在しており、公式サイトやinstagramなども存在しています。 また、ここは話が進んでおり、土地も既に購入している上に市議会も全会一致で「ポートランド・ダイヤモンド・プロジェクト」の全面支援を明言しており、後は誘致を受けるのみという万全の体制を整えています。 地域的にも北西部にはシアトルしかないという利点もありますが、西部はソルトレイクシティが有力とされており、西部地域に2球団追加するかどうかは微妙な情勢でしょうか。 現状はソルトレイクシティとナッシュビルが有力ではないかとされていますが、ナッシュビルが住民や行政にも球場建設に完全に反対の姿勢を打ち出されており、そうなってくるとコミッショナーの東西に1球団ずつという構想を練り直さざるを得なくなり、繰り上げでポートランドという可能性が出てくるのではないでしょうか。 球団拡張は2029年に計画を発表し、本格的な新規参入は2031年になるとされており、果たしてどの地域に追加されるのか注目したいところです。 「余談」 以前にナイジェリアにてグローブ工場設立の為のクラウドファンディングを紹介しましたが、今回は野球アカデミー設立に向けてのクラウドファンディングが行われていました。 現在、既にグローブの製造は始まって現地の人も5名雇うなど順調な滑り出しのようです。 野球普及の為に協力していただける方がいらっしゃいましたら是非URLから見ていただければと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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