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2023.10.31
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残念じゃなかった。


みなさま こんにちは。  すずひです。











この部屋で眠るのって。 

よくよく考えたましたなら、24年ぶりくらいなのですよ。

同じ家の中にあるというのに、ほぼほぼ 四半世紀ぶりって・・・

どんなけ近くて遠い部屋  ( ;∀;)



子がひとり立ちして空いた部屋、というのは、

どのお宅でもきっとそういう感じなのでしょうか。

持ちものそのまま色々置いてる場合もあるかもしれませんが、

わが家は完全に片付けていってくれたことに、ただただ感謝です。

これは本当におすすめです。


なぜなら「淋しい」が1回で済む!!


片付けは、どんなものでもそうですけれど

やはり本人の手でしてもらうことがなによりですし、

「のちのち」とか「いつか」に延ばせば延ばすほど大変で、

きっと気も休まらぬまま・・・

そして片付けるその都度淋しいのでは、と思います。




 ***************************




がらーん好きのわたくしでも、さすがにちょっと殺風景かな、と・・・







こちらのブランケットにご同行願いまして・・・






ちょうどよい感じとなりました「 Hôtel à Suzuh i 〜ミナペルホネンの間〜」 ( ´▽`)










4月の最初の頃は、

がらーんとなった様子を見るだけでもツラくなっちゃって、

扉を閉めて見ないようにさえしてる時期もあったのに

今はこの部屋が好きで、眠れる。 



よく眠れる(笑)



4月 → 通りがかるだけでも涙ぐむ。胸がいっぱい


10月 → 爆睡



ああ、人間の心って、生きる力って・・・しなやか&強い(笑)



喜びも、寂しさも、嬉しさも、不安も。

ずっとそのまま変わらないものなんて、きっと、ない。















最近のお気に入りは、

天井の照明をつけないで、

秋の虫の音を遠くに聞きながら、このランタンだけで過ごす夜。

スマホもパソコンものないこの部屋が、本当に。

本当に好きだ。




こうして一人いられるような時間も、

以前は電話が、メールが、怖かったのです。

着信があろうがなかろうが、
電話がかかってこようが 滅多にかかってこなかろうが、
「あるかもしれない」と思うだけで心は縛られて、
動悸がしてしまう。

考え出すと、色々思い出したり不安になって眠れなくなる。

自由なんてあるようでいて、この世のどこにもないような、そんな気がしていた。


そんな風にあなたを縛った覚えはない! 

こっちはいつも我慢してた! と、きっと怒るだろう、母は。


けれど、ずっと。

わたくしはずっとずっとそう感じていたのですから、

仕方ないのです。



 ****************************



前々回の日記で「この部屋は残念だ」とお話させていただいたでしょう?

日の出が見えない。

朝日が差し込まない、って。



本当に「残念な部屋」なのかな?








       ***** チャリティートート情報 ********


DEAN&DELUCA チャリティートート・2023年限定のカラーは・・・この2色!!




どっちも可愛い! (*゚▽゚*)

どっちのカラーが好きかの「迷って悩む」だけを、楽しんで・・・

今年は、買いまーーー・・・・・・・・・・ せん!


よい子!! (笑)


11月1日。 今年も完売必至の争奪戦となるのでしょうか!?



 ****************************




母がわたくしに向けていた思い、というのは

どう考えてみましても「無償の愛」や「無条件の愛」「親としての深い愛」ではなく

かといって「憎しみ」や「無関心」でもなく


子(わたくし)に対し。

認められようと必死でしがみついてくるあなた(わたくし)に対し、

「下っ端としての利用価値」を見出していたのだろう、という・・・

同じ苦しみを乗り越えた方のお書きになられたある本の中のこの言葉が、

恐ろしく腑に落ちた。

ページをめくる手は、凍ったように止まった。



ある時は可愛がられ、

同じことをしてもある時は邪険にされ、

子としてはとても混乱するんですけど・・・

そんな母の「不可解さ」の全てに、その理論なら納得がゆく。 



利用できる時、利用価値のある時だけ可愛い。

そうでなければ必要のない、というか・・・

「どうでもいい存在」だったのだろうと思う。



母は、わたくしが失敗したときはいつもどこか嬉しそうで、

楽しそうだったり幸せそうだと何故かイライラし、粗を探した。

わたくしがわたくしの意見を通そうとしたり自信を持つことを嫌悪し、

どこか自信なさげな、従順な、

言いなりな、いつも顔色を伺い、気を使い、

母の嘘や見栄を暴くことなく、母の劣等感を刺激しない・・・

そう、下っ端は下っ端らしくしていれば、母の機嫌は良かった。 


そういう時は可愛がってくれたし、わたくしは「安全」だった。


悲しくもならないくらい、それが「当たり前」だった。



 ****************************




そういうことをね、

今更ながらに認めるのはとてもツラいけれど・・・

そこ認めることで、またひとつ、ちゃんと前を向けるのです。

心の痛みと向き合わないと、立ち直ることはできない。


いい子でいればいつかきっと愛される、という愚かな望み。
決して叶うことのなかった望みを。
52歳になってようやく・・・ 
ようやく ようやく ようやく捨てることが・・・?
いいえ、諦めることができた。


ずっと「片思い」だったんですね ( ´▽`)


もう、わたくしは。母に認められなくていい。


母も、もう。 「繊細でややこしい子」と関わらなくていい。


離れることは、わたくしだけでなく

母の心の安寧にとっても必要なことだったのかもしれません。


それがお互いにとっての「自由」なのならば、なおさら。











起きた時間にも、月に会えた。

西の空にぽっかり浮かぶ「明け方の月」が見られるのは

この部屋の素敵な特権だ。



24年間、いいえもっと、気づかなかった。



しかもこの日の月は・・「牡牛座の満月」だよ。



何にもないこの部屋は、わたくしが一番わたくしでいられる部屋。



こんな日が来ると、思わなかった。



誰もがいつか通るかもしれないような。

ほとんど誰も通ることなどないようなこの道を、行こう。



この選択は、わたくしにとって「残念」ではなかった。




月が満ちては欠けるように、

変わらないものなんて 何ひとつない。

けれど、失われることなく、いつも月はそこにある。











小さな灯りを心にともし、いっぽいっぽ、ゆこう。






今日はこんな日記。




お読みくださって、ありがとう。







                                 おわり





↓  晩秋から初冬に向かう日々を、どうぞお健やかにお過ごしくださいますよう・・・ 歩く人

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最終更新日  2023.10.31 11:33:05



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