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テーマ:春のお花見(16)
カテゴリ:梅・桜・花のフォト
木曽川の、水面に映える 城・桜
先月8日、「ドタバタ上京記」で、新宿駅で勘違いから「青春18切符」を捨ててしまい、奥方にこっぴどく叱られたリュウちゃん、その後、再度「青春18切符」を購入いたしました。使用可能な5回分のうち、最初の2回は奥方と奥方の友人の2人で(リュウちゃんを差し置いて~笑)、姫路城行きに使いました。 この「青春18切符」の使用期限は、今月の10日まで、あと3回分残っている、10日までに使ってしまわなくては無効になってしまう!何処へ行こうかな?
よし、これまで行った事のない、愛知県の犬山城の桜を見に行こう!
という事で、「青春18切符」を使い、愛知県犬山市にあります「犬山城の桜」を奥方と2人で見に行くことに決めましたが、なにしろ、リュウちゃんも奥方も犬山城に行くのは初めての経験、これまでの常識では、JRで名古屋まで行って、そこで名鉄線に乗り換え、犬山に行くというもの、でも、それでは、「青春18切符」の基本精神である「交通手段はJRのみを使って、目的地に行く」に反してしまいます。
何とか、JRのみで、犬山に行く方法はないものか?
ということで、インターネットで周辺の地図など、様々検索致しましたところ、犬山城の木曽川を挟んだ対面約1キロのところに、JR「鵜沼駅」を発見しました!
おつ!ここから犬山城は近いじゃん(何故か横浜言葉)!
という事で、例によりまして、奥方に法隆寺~鵜沼間の「青春18切符の旅程表」を出してもらいました。
(AM7時27分)法隆寺発-(AM7時45分)奈良-(AM8時37分)京都-(AM9時58分)米原-(AM11時15分)岐阜-(AM11時41分)鵜沼着
片道4時間14分の行程、 「うん、これで行こう!」
という事で、午前7時27分法隆寺発の列車に乗るために、朝5時に起床(リュウちゃんは、いつも大体これくらいの時間に起床します)、朝食を済ませ、例によって奥方特製のおにぎり、リュウちゃん特製(?)の缶ビール2本(本当は、車中分2本、昼食時分2本、計4本持参したかったのですが、奥方に強く窘められ、泣く泣く昼食分のみの2本となってしまいました。トホホッ!)をリュックに詰め、午前7時ジャストに法隆寺の家を出ました。
午前8時32分、定刻通り京都駅到着、しかし、ここでトラブル発生、8時37分発の米原行の新快速に乗る予定が、何と、8時37分発の電車は新快速ではなく、普通車ではないか!おかしい?、で、予定の8時37分発はパスしてしまいましたが、次の8時45分発の新快速は、米原行きではなく、途中の野洲(やす)駅止まり、「これで、米原発9時58分の豊橋行きに間に合うのか?」
結果的には、こちらの勘違いで、京都~米原間は新快速ではなく普通列車なのでした。野洲駅で、後から到着した(当初乗車予定の)午前8時37分京都発の普通列車に乗り込むことが出来ました(やれやれ)
桜の季節は、目的地の桜を見ることも、勿論大きな楽しみなのですが、各駅に植えられています桜を愛でることも大きな楽しみなのです。本日は、奈良から、滋賀県の草津あたりまでの各駅の桜は満開、しかし、草津駅を過ぎたあたりから、岐阜県の関が原あたりまでは、まだ咲き始めの状態、この辺りは、冬には積雪が見られる地域、近畿地区の東海道本線沿線でも、桜前線の遅い特別地域のようです。彦根城の桜の見頃は、もう少し後になるようです。
岐阜駅で高山本線多治見行きに乗り換え、乗車時間26分で予定通り午前11時46分に鵜沼駅到着、地図でのシュミレーション通り、木曾川の向こうの小高い山に目指す犬山城が見えました。
犬山城は、別名・白帝城、唐の詩人・李白の詩が典拠で、荻生徂徠が命名したそうです。その天守は、現存する日本最古のもので、長野県の松本城、滋賀県の彦根城、兵庫県の姫路城とならんで、国宝に指定されています。
鵜沼駅から徒歩15分くらいで、犬山城を見上げる木曽川の畔りに到着、桜満開!丁度、お昼時になりましたので、木曽川の岸辺で、持参しましたおにぎりと缶ビール2本で昼食を取りました。木曽川の川向こうに見える富士山に似た形の山は尾張富士(275m)、川の上流方向にも富士山に似た山があります。この山は伊木山(173m)で、別名「夕暮れ富士」、この場所からは、何と、富士山が二つ同時に眺められるのです!
昼食後、犬山城に向いました。
凄い人出です!
折から、第376回犬山祭りが開催されていました。この祭りは、重量5トンを超える13輌のからくり山車が市内を駆け巡る、まるで、岸和田だんじり祭りのような勇壮な祭りです。岸和田だんじりと違って、山車の周りにも、観光客がいっぱいに溢れていました。
城への入場料は大人1人500円、入場者の凄い行列が出来ています、窓口の担当者に聞いてみますと、入場までの待ち時間50分とのこと、元来セッカチ者のリュウちゃん、50分も待つのは普通は耐えられないのですが、周囲の満開の桜と缶ビール2缶に酔ったこともありまして、大人しく入城の行列に並びました。
犬山城はの天守は外観三層、内部は4階立てです。古いお城の例にもれず。階段が急で幅が狭い。階段の傾斜は60度はあるでしょう、普段ウォーキングで鍛えているリュウちゃんと致しましても、この階段登りにはヘトヘトになりました。昔の武士は、紋付袴姿で、この急階段を颯爽と登ったのでしょうか? それとも、リュウちゃんと同じように、手摺に掴まりながら、這うように登ったのでしょうか?
着物姿の姫君は、1人で登れたのでしょうか?それとも、屈強な介添え役の武士が階段登りの介助をしたのでしょうか?急階段の城に行く度に、この疑問がリュウちゃんの頭の中を駆け巡るのであります。スカート姿で登って来ている妙齢の女性がいましたが、彼氏が後からガードしたのかな?
小1時間位、天守の内部と望楼からの展望を楽しみ、天守の外に出ました。城前広場から真っ直ぐに続いています犬山のメイン観光ストリートであります本町通りを散策しようと思いましたが、まだ「犬山祭り」の真っ最中、からくり山車の曳き回しの最中で、本町通りは、さながら満員電車状態、数多く出店している屋台の店も、あまりの混雑に開店休業状態を余儀なくされていました。 まさに、「過ぎたるは及ばざるが如し」ですね。
喧騒渦巻く本町通りから一歩脇道に入りますと、そこは静寂な空間が拡がっていました。脇道をそのまま進み、木曽川に掛かる橋を渡りまして、JR鵜沼駅に戻りました。対岸の犬山には、あんなに多勢の人出があったのに、JRの最寄り駅である鵜沼は、あの喧騒が嘘のように閑散としています。 これは、「犬山といえば愛知県、犬山といえば名鉄電車」という宣伝が行き届きすぎているためか、岐阜県でありJRである鵜沼の決定的宣伝不足か? まあ、どちらもあるのでしょうね。
「鵜沼」、はて?昔、聞いたこともある地名だな、どこで聞いたのかな?
リュウちゃん、直ぐに思い出しました。大好きな橋幸夫さんの「木曾ぶし三度笠」の2番の歌詞(詞:佐伯孝夫)に出てきます。
木曽のかけ橋 太田の渡津(わたし)
復路の京都駅で、丁度夕ご飯時になりましたので、途中下車し、駅ビルの中にある、おいしいお寿司屋に入り、瓶ビール2本+お寿司で、すっかり出来上がってしまい、上機嫌での帰宅となりました。 奥方様、お疲れ様でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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