京都・東寺と奈良・佐保川堤の河津桜
京都のシンボル、日本一の五重塔に河津桜映える。前回のブログで公開した天理教本部の河津桜を観に行った前日、京都の「東寺」の境内の河津桜を観に行って来ました。ここに河津桜があるといいうこともネット検索で知ったのです。奈良の斑鳩町に住んでいるリュウちゃん、これまで東寺には行ったことがありませんでした。斑鳩町には公共交通としてJRしか無く、近鉄はありませんので、京都南の桜の名所としてはJR沿線の「東福寺」にはよく行くのですが、近鉄沿線の「東寺」は斑鳩人として縁が遠かったのです。斑鳩町から近鉄に乗り継ぐ方法は二つあります。一つは奈良交通のバスで近鉄筒井駅に出る、もう一つはJR大和郡山から10分少々歩いて近鉄郡山駅に出るという方法です。以前から、なるべく歩くことを心掛けているリュウちゃん、迷わずJR大和郡山から歩いて近鉄郡山駅に行く方法を選びました。近鉄郡山駅から急行電車で約30分程で東寺駅に到着、駅前の道路(九条大路)を西側に5分程歩きますと、右手前方に巨大な五重塔が見えてきました。あれ、この五重塔、奈良・興福寺の五重塔にそっくりだ!後で調べましたところ、この五重塔は高さ54,8m、木造五重塔としましては「日本一高い五重塔」なのだそうです。因みみ興福寺の五重塔は高さ50,8m(2番目に高い五重塔)、京都・法観寺五重塔(通称:八坂の塔)は高さ38,8m、法隆寺五重塔は高さ31,5mです。南大門から境内に入りますと、人、人、人の大混雑、さすが京都の寺だ、賑わいが奈良とは全く違う!と感心しましたが、今日は月に一度の骨董市が開催される日だとのことで、境内には数十もの骨董店が軒を連ね、愛好者の顧客が引きも切らない有様でした。骨董店の辺りには河津桜はありませんでした。なので南大門の右手にある有料ゾーンに入りました。冒頭及び以下の写真は五重塔周辺の河津桜です。東寺の有料ゾーンには合わせて10数本の河津桜が咲いていました。まだ木は若く、背丈も低く細いのですが、花の少ない現在、そのピンクの花々は、咲いている場所だけに春のスポットがあたっているようで素敵でした。奈良市・佐保川堤にも河津桜を発見!前回のブログで、奈良の河津桜は天理教本部の周辺しか無いと思い込んでいましたが、様々な情報で、奈良市の桜の名所、「佐保川堤」にも河津桜が咲いていることを知り、25日に行ってみました。佐保川の両岸には、約10キロに渡って延々と桜並木が続いています。この桜並木は幕末の奈良奉行であった川路聖謨(としあきら)がソメイヨシノを植えたのが始まりで、現在も樹齢160年の「川路桜」が5本あります。古参の「川路桜」はまだ「蕾」だが、新参の「河津桜」は満開だ!関西の何処の「河津桜」も同じですが、まだ植えられて間もない若い木で、殆ど宣伝されていませんので、花見客は皆無、いつも、ここでカンヌ映画祭グランプリ受賞の映画監督・河瀬直美さん達と「お花見」をするという古書喫茶「ちちろ」のマスター、うだしげきさん(河瀬監督のグランプリ受賞作品「殯の森」の主演者)も、ここの「河津桜」については全く知らなかったそうです。暫し佐保川堤の「河津桜」を楽しみ、従来、「奈良一番桜」とされていた氷室神社のしだれ桜を見に行きました。前回のブログでは「咲き始め」だったのに、今日(25日)はほぼ満開だ!リュウちゃん、今日から3人目の孫ちゃんに逢いに群馬に行って来ます。「つばさちゃん」、元気で育っているかな?