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テーマ:春のお花見(16)
カテゴリ:梅・桜・花のフォト
奈良・春日の「砂ずりの藤」 古木なれど 花 いと若し
ゴールデンウィーク中の5月4日、リュウちゃん、奈良公園にあります春日大社に藤の花を見に行って来ました。いつもなら奥方と一緒に行くというのが、リュウちゃんの行動のパターンなのですが(笑)5月4日は奥方は所用がありましたので、1人でデジカメ片手に出掛けたという次第です。
奈良公園は、奈良県の中でも屈指の「藤の名所」です。公園の中には、多くの藤棚が誂えられており、5月になりますと、公園内のあちらこちらで藤の花が楽しめます。
中でも、公園の中にあります春日大社は、藤原氏ゆかりの神社でありまして、藤原氏が、自らの姓名の一字である「藤」の花をことさら大切にしたことから、藤の花が多く植えられています。春日大社の藤の中でも特に有名なのが、大社本殿の境内にあります「砂ずりの藤」です。
「砂ずりの藤」は、樹齢800年と云われています。「砂ずりの藤」の命名の由来は、花房が1メートル以上にも及び、藤棚から垂れ下がった花房が地面の砂を摺ることから来ているようですが、本日はまだ開花して間も舞いせいか、花房はまだ小さく、藤棚から少し下に垂れ下がりはじめたばかりで、「砂ずり」になるのには、まだ相当時間がかかるようです。
樹齢800年といえば、藤原氏を中心とする貴族中心社会が終焉を向え、武士が政権を取った鎌倉時代が始まった時代、そんな藤原氏が政治の表舞台から退いた時代に植えられた藤の苗、やはり、藤原氏の誰かが、藤原氏の永遠の繁栄を祈念して植えたようにリュウちゃんは思います。以来800年の星霜を経まして、藤原氏が以後、政治の表舞台に出ることはありませんでしたが、成長し、古木となった「砂ずりの藤」のみは、今でも往時の藤原氏の栄華を今に伝えているようです。
春日大社本殿の「砂ずりの藤」を後にしまして、同じ春日大社の境内にあります「春日大社社苑 萬葉植物園」に向いました。この植物園は、万葉集の長歌・短歌全4500首の内、約1400首に詠まれた約150種の植物を栽培しているというユニークな植物園で、藤原氏ゆかりの「藤の花」は、当然、この植物園でも、最も重要な花で、園内には、特別に「藤の園」が作られており、そこには、20種類200本の藤の木が植えられていまして、例年、4月下旬から5月上旬まで、さまざまな種類の「藤の花」が楽しめるのです。
因みに、春日大社入り口の鳥居の下でもらったチラシに記されていました「藤の花」の種類を全部挙げてみます。
麝香藤、甲比丹藤、白甲比丹藤、昭和紅藤、岡山一歳藤、緋ちりめん藤、口紅藤、新紅藤、長崎一歳藤、野田藤、黒龍藤、九尺藤、八重黒龍藤、本紅藤、白野田藤、海老茶藤、野田長藤、、それと「熊野(ゆや)の藤」、「山の神の藤」、「砂ずりの藤」、以上20種でした。 の日は、朝10時頃に春日大社に着きましたので、「砂ずりの藤」を観て、「萬葉植物園」を散策し、猿沢の池に戻りましたのが正午頃でした。春日大社から猿沢の池までの道すがらにも、幾つかの藤棚がありましたが、いずれも、まだ、桜に例えれば、「咲き始め」の状態、興福寺五重塔の近くで昼食を取りましたが、以下の写真のように、まだ満開には、一週間くらい掛かるような感じでした。
春日大社の「砂ずりの藤」は、樹齢800年、我々人間様にとっては気の遠くなるような何月ですが、日本の有名な藤の木には、「砂ずりの藤」を遥かに超える長寿の木があるようです。ちょっと検索しただけでも、例えば、京都府福知山市大江町にあります「才神の藤」は、何と、樹齢2000年と推定されています。 こうなりますと、屋久島の縄文杉に匹敵する樹齢の藤が、日本の何処かにあるのかも知れませんね、植物の生命の不思議さをつくづく感じたリュウちゃんなのでありました。 淡き初夏の 古都を彩る 藤の花々 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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