リュウちゃんの懐メロ人生

初春の見下ろす古都は静寂なり

新年おめでとうございます。

リュウちゃん、元旦に奈良の若草山（標高342n）に登って来ました。

http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-6553.htm

２日に群馬から孫達一行が到着するので、大晦日、元日は暇なのです。女房は所要がありましたので、今回はリュウちゃん単独で若草山に登ることにしました。

午前10時、法隆寺を出発、当初の計画では、昼前に若草山に登頂し、午後１時頃下山、奈良市内で遅い昼食を摂る予定でした。登山は若草山の麓で入山料150円を払い、芝生の貼られている山麓から頂上に向おうと考えていましたが、麓に到着してビックリ！

現在は閉山中、芝生には入れない！

仕方が無いので、「北ゲート」から入る「北側登山道」の横にある小道を登って行きましたが、この小道はすぐに途絶え、自然そのままの山裾が延々と広がるのみ、

こりゃ、参った！

しかし、前方に一人、道無き道を踏み分けて頂上を目指す男性がいましたので、リュウちゃんの彼に倣って道無き道を踏み分けて登りました。

途中、何度か湿った土で滑りましたが、何とか昼前に頂上にたどり着くことだ出来ました。

冒頭の写真は、若草山一重目（標高270m）から見下ろした奈良の全景です。中央少し右側に見える大屋根は東大寺大仏殿です。写真後方の山並みは生駒山地、右側の一番高いところが生駒山（標高642m）、リュウちゃんの住んでいる斑鳩の里は、この写真の左側の切れたところにある信貴山（437m）の麓にあります。

おっと、この一重目あたりは、芝生の保護のため、立ち入り禁止区域だったようです。芝生を管理されている皆様、無断立ち入り、ゴメンなさい。

下の写真は、頂上（三重目）から見た春日山原生林です。この原生林は、奈良の文化財の一部として、世界遺産にも登録されています。

午後12時30分、「春日野遊歩道」に入り、2,8kmの山下りを楽しみました。この道は、春日山原始林の中に作られた遊歩道で、道の周囲は下の写真のように、太古そのままの巨木や曲がりくねった自然のままの奇木などが林立しています。人っ子一人居ない遊歩道の周辺は太古の静寂に包まれていました。

約40分間の春日野遊歩道の散策を楽しみ下界に降りました。下の写真は、東大寺大仏殿です、金色の鴟尾が太陽の光に煌いて、眩しく映りました。

リュウちゃん、いつも山に登る時は、愛用のウォークマンで音楽を聴くことにしています。本日は登山中、ずっとシベリウスの交響曲を聴いていました。最近、冬場の散歩の友はシベリウスの交響曲なのです。特に第２番の第４楽章には、いつもシビれっぱなしなのです。

シベリウス：交響曲第２番第４楽章

http://www.youtube.com/watch?v=rsunXXuD-zA

下界に降りて、遅い昼食を済ませ、行きつけのカラオケ店で「初カラオケ」を楽しみました。今年の歌い初めは、美空ひばりの「日和下駄」と「「唄祭り八百八丁」でした。

「日和下駄」

http://www.youtube.com/watch?v=63seYkdTYt0

「唄祭り八百八丁」

http://www.youtube.com/watch?v=wRtU5J30QEY

シベリウスと美空ひばり、

元旦早々から支離滅裂な音楽体験をしましたが、今年もリュウちゃんは行き当たりばったりの支離滅裂な人生を送っていくことになりそうです。