リュウちゃんの懐メロ人生

散りかけの吉野の桜
また風情あり

４月16日、吉野の桜を見に行ってきました。

「梅は月ヶ瀬、桜は吉野」が信条の奈良人リュウちゃんではありますが、ワンシーズンに両方のお花見をした経験は意外と少ないのです。

リュウちゃんの故郷の伊勢神宮では、朝熊山（あさまやま）の金剛證寺にも参らないと「片参り」と云われて、参拝の効果が半減されるとされていますが、奈良人リュウちゃんにとりましては、「月ヶ瀬」か「吉野」か、どちらか一方しか行かないことは、何やら「片参り」の感じがしまして、その年は気が落ち着かないのですが、今年は「両参り」が出来たという次第です。

午前８時、法隆寺出発、午前11時、近鉄吉野駅到着。
前日の新聞の「桜便り」によれば、吉野は「下千本：散り始め、中・上千本：満開」とのことでしたが、駅に着いてから聞いてみたところ、何と、

上千本まで散り始め

とのこと、

いつもなら近鉄吉野駅から歩いて上千本の終着点である「水分神社」まで上るところですが、上記の現地の「桜情報」を聞き、方針を変えました。

よし、奥千本に行ってみよう。

近鉄吉野駅からバスに乗り、15分で中千本の「竹林院」の下にあるバス停に到着、ここから、別のバスに乗り換え、奥千本に行く予定だったのですが、何と、

「奥千本」行きのバスは45分待ち！

気の短いリュウちゃん、「とても45分も待てないな、しゃ～ない、歩いて上千本まで上がってみるか」
ということで、例年通り、「水分神社を目指して歩くことにしました．

冒頭の写真及び下記の写真は、吉野一番の絶景が見られる茶店「花矢倉」のすぐ下にある「さくら咲競（さくら）プロジェクト」の看板が出ている新しい展望スポットで撮ったものです。

この展望スポットに着いたのが12時過ぎ、

よし、ここで昼食だ。

例によりまして、女房お手製の「おにぎり弁当」とリュウちゃんお手製（？）の缶ビール２本で昼食、

冷えたビールが心地良い、
大分散っているとは云え、ここから見る桜は相変わらず絶景だ！

このスポットに上って来る途中では、「今年は吉野の桜に逢えないのかな？」という絶望的な気持ちに駆られましたが、このスポットまで来て、やっと吉野の桜らしい絶景に巡り合ったという次第です。良かった！

暫し絶景を楽しみながら昼食を終え、ここから徒歩５分の「水分神社」に上りました。
下の写真は、水分神社の鳥居です。

おお！境内のしだれ桜も満開だ！

暫し水分神社のしだれ桜に酔い、午後１時過ぎに下山を始めました。

水分神社から徒歩45分で、吉野の象徴である「蔵王堂」に到着。

おお！ここの桜はまだ咲いているぞ！

暫く蔵王堂付近を散策、この辺りも吉野山のメインのシロヤマザクラの大半は葉桜になっていましたが、一部の桜は、まだ満開で、風情のある桜見物をすることが出来ました。

蔵王堂のすぐ近くにある茶店で、暫しティータイム、といいましても、リュウちゃんの場合、またビールタイムになってしまいました（苦笑）

下の写真は帰路の下千本の「七曲阪」の桜です。ここの小さなしだれ桜は、今が満開でした。

今回の吉野行は、本来なら３月に「月ヶ瀬梅渓ツアー」に行った「ちちろ会」の皆様と一緒に行く予定だったのですが、皆様のスケジュールが調整出来ず、やむを得ないリュウちゃんの単独行となってしまいました。

「ちちろ会」の皆様、
来年は吉野にご一緒しましょうね！