リュウちゃんの懐メロ人生

一目百万本、香り十里、
日本一の梅の郷、今満開！

いよいよ梅の季節が到来しました。
先々週あたりから、関西地区の新聞でも恒例の「梅便り」が掲載されるようになりましたが、今年は昨年と比べ、梅の開花は大幅に遅れているようです。

因みに、２月24日の朝日新聞の「梅だより」は以下のようです。

（咲き始め）北野天満宮（京都）、大阪城公園梅林（大阪）、片岡梅林（奈良）、

この時点で、京阪神の主要な梅の名所は、殆どが「咲き始め」、リュウちゃんのお気に入りの奈良の梅の名所「月ヶ瀬梅渓」に至っては、まだ「咲き始め」にも入っていません。

しかし、和歌山の梅の名所「南部（みなべ）梅林」は、なんと満開！

よし！明日は南部梅林に行ってみよう！

という訳で、早朝に女房殿に「おにぎり弁当」を作ってもらい、缶ビール２本もリュックに詰めて、朝７時に家を出ました。

ＪＲ法隆寺～天王寺～和歌山市～御坊～南部とＪＲを乗り継ぎ、南部駅に着いたのがＡＭ11時30分、何と、鈍行で正味４時間も掛かってしまいました。
南部駅から臨時バスに乗り、正午ジャストに梅林入口に到着、入口には以下の看板がありました。

梅林の小道を登り始めますと、程なくして右手に梅林の全貌が拡がってきました。

入口から10分ほど登ったところに「梅公園」があります。ここはベンチが設置されていて、見物客の憩いの場所であり、かつ「梅まつり」のイベント会場になっています。

ここで女房お手製のおにぎり弁当とリュウちゃんお手製（？）の２本の缶ビールで昼食、

プファ～ァ、ビールが旨い、梅も綺麗だ！

南部梅林には、現在約８万本の「南高梅（なんこうばい）」が植えられています。すべて果実を採集する為の産業梅林で、本来は観光用の梅林ではありませんので、観光用に作られた「梅公園」以外の梅林の梅の花は「白一色」なのです。

昼食を終えて、入口の看板にある約４キロの「Ａコース」（梅林一周散策コース）をゆっくり散策しました、

下の写真は、Ａコースの小道から「うぐいす谷」を見下ろしたものです。

下に行くに従って傾斜が急になる。
こんな急傾斜のところで、どうやって梅の実を採集するのだろう？

梅林の至る所に、下の写真のようなモノレールと、その上に付けられた「運搬車」があります。青いビニールシートは、落ちた梅の実を集めて採集する為のネットなのだそうです。

冒頭の写真は、Ａコースの頂上から昼食を摂った「梅公園」を見下ろしたスナップです。まるで吉野の上千本から蔵王堂を見下ろしたような素晴らしい景観でした。

以下はコース沿いのスナップです。この梅林は下草が伸び放題なので、下の大地には菜の花や水仙などが至る所に咲いています。

梅の花と、春の花のコラボが素晴らしい！

約１時間半のＡコースの散策を終え、バスでＰＭ２時30分に南部駅に戻りました。
下の写真は、駅から徒歩５分の所にある「南部湾」の景観です。この日は生憎、空が厚い雲で覆われていましたので、少し暗い写真になってしまいました（残念！）

昨年は２月中旬に満開だったのですが、今年の満開は２月下旬、３月上旬まで満開の梅が楽しめそうです。

皆様、機会がありましたら、

南部梅林の「一目百万、香り十里」を楽しんで下さいね！