巨樹と菊花とカエデ紅葉~故郷伊勢市一泊旅行
樹高38m、幹回り13,1m,近畿地方随一の巨樹、「水屋神社の大クス」圧倒的な迫力だ!11月8日(月曜日)、女房殿のリクエストで、伊勢市の内宮の近くにある女房殿の実家に一泊旅行に行ってきました。現在、女房殿の実家には姉夫婦が住んでいます。いつもなら、奈良から伊勢に車で行く時には、西名阪道から伊勢自動車道(高速道路)を経由して行くのですが、今回はリュウちゃんのリクエストで、一般道路の「国道166号線」経由で行くことにしました。高速道路経由よりも1時間ほど余計に時間が掛かるのに、なぜ一般国道を選んだかといいますと、国道166号沿いには、リュウちゃんの行って見たかった「奈良カエデの郷ひらら」と「水屋神社」がある。からなのです。午前9時、カーナビを「奈良カエデの郷ひらら」に合わせて、奈良を出発、午前10時過ぎ、「ひらら」に到着。アチャ~、「ひらら」は月曜日は定休日だ!しょうがない、明日、帰路に寄ってみよう。カーナビの目的地を「水屋神社」に変更し、奈良県と三重県の県境である「高見峠」を越え三重県松阪市に入ります。走ること約1時間、前方に「水屋神社」のシンボルである「赤い大桶」が見えました。「赤い大桶」の傍に駐車、「水屋神社」に入ります。小さな鳥居を潜りますと、鬱蒼とした巨樹の中に拝殿があります。拝殿の前方右側に「ムクノキ(椋の木)」の巨樹があります。「巨樹」といいましても、幹回り3mと少し位の「小巨樹」なのですが、存在感のある樹木なのです。「夫婦杉」です。この「夫婦杉」も幹週は4m位ですが、一直線にすっくと天に伸びる幹は、若さが漲っていますね。<楠椙(すすぎ)和合の樹>クスノキと杉(椙)の巨樹が接近して成長したため、「根」が重なり合って和合したもので、三重県の天然記念物に指定されている「夫婦樹」です。女房殿に、クスノキの傍に立ってもらいましたが、「巨樹」ぶりがよく分かりますね。「楠椙和合の樹」のクスノキと杉の巨樹は、「水屋神社」の中では、それぞれの「2番目の巨樹」のようです。クスノキの一番目の巨樹は、後で紹介する「水屋の大クス」、杉の一番の巨樹は社殿の右横にある「水屋の大杉」です。「水屋の大杉」、樹高43m、幹回り約8m、杉の巨樹が多い伊勢神宮の巨樹と比較しても遜色のない目を見張る巨樹なのだ!<水屋の大クス>さて、本日のお目当ての「水屋の大クス」です。この巨樹は社殿の裏手にあります。このクスノキの巨樹、あまりに大きすぎて、リュウちゃんのカメラの腕では到底、そのスケールを伝えることが出来ません。なのでまた女房に前に立ってもらいました(一番目の写真はピンボケになってしまいました。残念!)樹高38m、幹回り13,1m,目通り直径約4.2m、近畿地方最大の巨樹、リュウちゃんが76年の生涯の中で観た最大の巨樹なのだ!<日本の巨樹ランキング、トップ50>「水屋神社の大クス」は、幹回りで近畿地方随一の巨木です。では全国で幹回りの一番太い木はどれなのか? ちょっと気に掛かりましたので、ネット調べをしてみました。下のサイトは、<日本の巨樹ランキング、トップ50>です。<日本の巨樹ランキング、トップ50>上掲のサイトには、幹回りの太さの順に、58本の巨樹が掲載されています。本日、リュウちゃんが観た「水屋神社の大クス」は、全国ランキング48位、リュウちゃんがこれまで全国一の巨樹だと思っていた屋久島の「縄文杉」(幹週:16,1m)は、何と、ベスト10にも入らない、12位に留まっているのです!(縄文杉)日本一の巨樹は、鹿児島県姶良(あいら)市蒲生(かもう)町にある「蒲生の大クス」!樹高30m、幹回り24,22m(!)、目通り直径:約8m(!)、樹齢1500年、何と!「水屋の大クス」の約2倍の直径がある!とてつもない巨樹だ!(蒲生の大クス)巨樹大好き人間のリュウちゃん、以前から屋久島にある「縄文杉」を観に行きたいと思っていたのですが、方針転換、よし、今年中に「蒲生の大クス」を観に鹿児島に行こう!お昼頃、松阪市飯高町にある道の駅「飯高駅」に到着、ここのレストランで昼食、プファ~、ビールが旨い!巨樹の余韻が体中を駆け巡る!午後4時頃、女房殿の実家に到着、姉夫妻がタラ鍋の御馳走で歓迎してくれました。翌朝、リュウちゃんは6時起床、独りで内宮の散歩をしました。内宮の紅葉、まだ「色づき始め」なのだ。この時期、内宮の神苑には、「国華会」によって献花された約300鉢の菊の花が参拝者の目を楽しませてくれます。内宮の神苑で観る菊の花、清浄な気分にさせられる。午前11時過ぎ、女房殿の実家を出発、昨日通った国道166号線を逆に辿り、「奈良カエデの郷ひらら」に向かいました。午後12時30分、昨日立ち寄った道の駅「飯高駅」に到着、レストランで昼食、プファ~、ビールが旨い!女房殿が運転してくれるおかげで、何時でも「昼ビール」が楽しめるのだ。女房殿に感謝!下の写真は、道の駅で撮った前方の山です。あの山が「高見山」なのかな?午後2時ちょっと前、「奈良カエデの郷ひらら」に到着、以下のサイトは、「ひらら」の公式サイトです。<奈良カエデの郷ひらら>「ひらら」は、平成25年(2013年)、宇陀市の小学校の木造校舎を改造し、設立されました。旧校庭には、世界のカエデの原種・園芸種約1200種類、総数約3000本のカエデが栽培されているというユニークな「カエデ植物園」なのです。園内に入ります。園内で一際目を惹くのは、2本の大きなイチョウです。2本の大イチョウ、見事な黄金色に染まっていた!校庭内を歩きます。かなり広い校庭なのですが、なにしろ1200種3000本のカエデが植えられていますので、一種類当たりの面積は狭く、かなり窮屈ですね。あと10年も経てば、大きくなったカエデは密集状態必至、大幅に植え替える必要がありそうだ。例に拠りまして、色づきの良さそうなカエデの品種の写真を撮ってみました。以下に貼り付けます。<荒皮唐楓(あらかわとかえで)><曙楓(あけぼの)><紅糸宮様(こんしみやさま)><中原紅B(なかはらべにB)><中原紅><月光錦(げっこうにしき)><有明野村(ありあけのむら)><烏川(からすがわ)><小紋錦(こもんにしき)><ダイアナ><藍住錦(あいずみにしき)><今熊野A(いまくまの)><桂(かつら)><若槻(わかつき)><端午紅(たんごべに)><オオモミジ><パインバーク><ムーンファイア><ガーネット><貴宝錦(きほうにしき)><バリーベーグマン><MARJAN(マージャン???)><紅皮(べにかわ)><ペーパーバークマープル><ハナノキ>上掲の写真の左側の並木、一見するとイチョウの小木のように見えますが、れっきとしたカエデの仲間の樹木なのです。<紅司枝垂(べにつかさしだれ)><イロハモミジ>あれ? 日本のモミジの代表種である「イロハモミジ」が見当たらない?と思って探しました所、カエデ園からちょっと離れた校庭の隅にひっそりと植えられていました。う~ん、まだ紅葉の季節にはちょっと早い?午後3時過ぎ、カエデ園の裏側にある駐車場を出発、午後4時、無事に斑鳩町の家に辿り着きました。来週から紅葉狩りの季節、今年は何処へ紅葉狩りに行こうか?今からワクワクのリュウちゃんなのです。HH