たのしい☆くらし

　昨日は長男の英会話教室の日だった。ギリギリの時間まで昼寝をさせていたので、時間に5分くらい遅れてしまいあせりながら到着。

　恐縮しながら教室へ入ると先生が「あの、本部から連絡ありましたか？」といつものたどたどしい日本語で聞いてくる。
　「へ？連絡ですか・・？」と思わず間抜けな声で返事をするとどうやら先日先生が風邪でキャンセルとなった「外国人講師レッスン見学」の日らしい。

　また連絡ミスかよ～思いながらも腰の低い先生が気の毒になり「聞いてなかったのですが・・・・でも大丈夫です！車移動してきます！」と明るく返答してしまった。息子をとりあえず教室へ預けいつもの友人に焦って助けを求める。急なことにもかかわらず快く車を自宅ガレージへ置かせてくれる友に感謝・・・・。(長時間の路上駐車はできないのだ！）

　そしてルカを抱っこして汗だくで教室へ向かう。道すがら「金髪の白人女性（しかも美人）が息子に優しく語り掛ける図」もしくは「金髪の白人男性（しかもイケメン）が息子に親しげに笑いかける図」を想像し期待で胸がいっぱいになった。

　私も久し振りに英語を話す機会に恵まれるかもしれん・・・。え～と・・まずはあいさつだよね。Hello!・・・いやここは親しみこめてHi!かね。えへへ・・。などと心の中でリハーサルも完璧になったところで到着。

　私の後から入会検討中の親子もやってきた。同じ3歳の男の子だ。めがねをかけてのび太くんのような子である。

　そして中に入ると・・・そこには「日本人顔のおじさん」が立っていた。
一瞬思考回路がショートしかけたがなんとか配線を組みなおし、私の頭は今まであまり経験したことが無い速さで回転し始めた。

　この人は一体・・・。本部の担当者？いや違う「外国人講師」？。私の馬鹿！外国人って言ってたじゃん。「白人女性（しかも美人）」なんて言ってなかったじゃん。そうだよね・・・。彼は日系なんだよね。英語ペラペラじゃん。発音ネイティブだしさ。私って駄目な日本人だよ・・・・。「外国人」といえば「白人」を思い浮かべるなんてさ！・・・・・・・と5秒くらいのうちにこんなことを考えていた。

　ちょっとめまいがしながらルカを抱っこひもから降ろして見守ることにした。
見学ののび太くんは非常に元気がいい。しっかりしている。うちの子より2ヶ月早く生まれてるだけなのに・・・・。物怖じせずに大きな声でリピートするし、ゲームのルールも理解が早いようだ。

　うちの息子は見知らぬ子供とおじさんの登場に完全にいつものペースを失い、何を聞かれても消え入りそうな声で「horse....」などと答えていた。
　歌の時ものび太少年は非常に楽しそうにお遊戯し、ゲームでは自分が負けても、うちの息子に向かって拍手喝采を送るなど心の広さを見せていた。

　うちの息子は終始ひき気味で完全に新入りの少年にペースを奪われ、おとなしく淡々とレッスンをこなしていた。最後の歌では何故か空を見て舌を出していた。（爆）

　終了後友人宅までの道中「今日どうだった？」と聞いた。「楽しかった」と言うのでさらに「あの先生は？あと新しいお友達は？」とつっこんでみた。
「あのおじさんの先生好きだよ。あとあのメガネの子供も」と言っていた。

　外国人講師と新しい仲間という初体験をいっぺんに２つもして、息子にとっては刺激的なレッスンだったに違いない。

　のび太くんが入会するかどうかはわからないが、なかなか前向きでいい少年なので息子にとっても良い仲間になってくれるのでは？と期待している。