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カテゴリ:行政書士の業務
先日、1月中に車検を受ければ、自動車リサイクル料金が不要になると書いたが、どの自動車整備工場やディーラーのHP,広告を見ても「1月中に受ければお得ですよ!」とは書いてない。
これはとても不思議。車検のお客さんを獲得する絶好のチャンスじゃない?確かに、いずれは払うものを先延ばしするだけだから、正確に言えばお得ではないけれど、それでも先延ばししたいユーザーは、たくさんいるはず(私がそう)。 絶好のビジネスチャンス。例えば、消費税値上げや、家電リサイクル法の時は、メーカーも小売りする側も一斉に、今買えばお得!みたいな宣伝をしていた。 さらに、今回の車検にあたって、私は数社から見積もりを12月から1月にかけて取ったのだけど、どの見積もりにも自動車リサイクル料金のことは書いてなかった。それが、2月になった途端、自動車リサイクル料金のお知らせと見積もりの修正が来た。 自動車リサイクル料金のことは、別に1月末になって急に決まったことではない。かなり前から決まっていた。テレビやラジオでも自動車リサイクル法のことは、広報していた。だから、自動車整備工場やディーラーが知らなかった、なんてことはあり得ない。その証拠に、私にリサイクル料金不要を教えてくれたのは、近くの行きつけのガソリンスタンドだった。 それが1月末まで沈黙し、2月になった途端にお知らせが来る。なぜ、こんな不思議なことが起きるのか? 考えられるのは、国土交通省が整備工場やディーラーに、1月中に車検を受ければリサイクル料金不要と宣伝するな、と指導したのではないか、ということ。でなければ、整備工場・ディーラーが一斉に沈黙するなんてことは、あり得ない。 確かに、2月前に車検を受けられる人は払わなくてよくて、それ以降の人は払わなければいけない、ということで不公平という見方もあるかもしれないが、先延ばしできるというだけで得をするわけではないし、それにこういった法の施工時には、大なり小なり不公平感というのはあるものだ。 そういった不満を沈黙することで逸らそうという考えは全くもっておかしい。そして、もし本当に国土交通省の指導があったとしたら、それに素直に従って、全然宣伝しない整備工場やディーラーもおかしい。ユーザーの利益と一省庁による指導の、どちらを大事に考えているのか、ということになる。 ちなみに、私の知人がやっている整備工場も、リサイクル料金のことは全然言ってくれなかった。そのことが悲しい。 整備工場やディーラーには、是非この謎の答えを教えて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月08日 13時44分13秒
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