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テーマ:行政書士(118)
カテゴリ:行政書士の業務
偶然なんですが、契約不履行による契約解除の内容証明の依頼が4件重なって来ています。
そのうちの1件の相手方は、ジャスダックに上場している会社。 この会社の契約を見せてもらったらこれがスゴい! A4サイズ一枚の契約書の裏に約款が書いてあるのですが、これが3ポイントの字でビッシリ。 5ポイントだったらなんとかルーペ無しでも読めるレベルなのですが、3ポイントの字、しかもびっしり書いてあるのをルーペ無しで読むのは一苦労です。 しかも白地にグレーっぽい字で書いてあるので、これが読みにくいことこの上ない。 仕方がないので拡大コピーして読もうとするのですが、3ポイントを読みやすくするためには300%くらいに拡大しないと読みにくいのです。 そして読み始めたら、けっこう誤字脱字が多い上に、一度読んだだけでは意味がすぐには分からない条項も。 おそらく作成した後、ロクにチェックしないまま印刷に回したのでしょうね。 さらには、契約の相手方(つまり私の依頼者)の義務ばかり羅列してある、なんというかいかにも悪徳業者っぽい内容の契約書です。 これまで問題が起きていないのは、これだけ小さな字でスペース一杯に書いてある契約書なんて、誰もきちんと読んでないからなのでしょう。 だから誤字脱字も今まで放置されているのでしょうし、契約内容の不当さも問題になっていないのでしょうね。 それに、そもそも契約時にこの会社の営業マンが契約内容を全く説明していないのは間違いないですね。 きちんと説明してたら、たぶん私の依頼者は契約してないだろうと思われるようなひどい内容です。 別に、今回の件とは全く関係ない部分でクレディセゾンの契約書もあるのですが、こちらも字が小さいものの、ルーペ無しでも読める字の大きさですし、契約内容もまあそんなにおかしくない、妥当といったところです。 巷間言われているように、リース契約などを交わすときに、相手が出した契約書の裏面に書かれている契約内容を説明する文章の字が、普通には読めないほど細かい字だったら、わざと読めなくしている、つまり要注意の契約内容であるということは、かなりの確率でその通りであると思って間違いないです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月18日 01時24分00秒
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