5月16日(月)
いよいよ旅は終盤。
この日は、プラハに別れを告げて、再びウィーンへ。
8:39発の列車です。
帰りの列車は、行きと違ってコンパートメントでした。
私たち、指定の席に着こうとしたら、先客が・・・
この人
子牛か
いえ、犬です。
容姿からは想像しがたいけど、女の子(笑)。
「マリなんとか」っていう名前で、おパンツまで履いていました。
この子、下車するまでの数時間、ずっと大人しくしてたのよね~。
飼い主がトイレに立ったときも、「ステイ」と言われたら、じっと一人で待ってるし。
うちの優と違ってお利口さんだわ~感心!
日本では、犬は必ずケージに入れなければならないけど、向こうでは、リードをつけてホームを歩かせることもできるし、そのまま列車に乗せることもできるようです。
何人かの犬連れを見たけれど、どのワンちゃんも躾が行き届いていました。
13:22、ウィーンに無事到着。
今度こそMちゃんが退院していることを期待していたのだけど、まだ入院中でした。
会えないことに落胆はしたものの、もうこのときは肝が据わっていたので、自分たちの旅行のことに不安はありませんでした。
ただ、Mちゃんが入院後も発作を起こしていたということに改めて事の重大さを思い知らされ、早く原因が見つかって欲しいと切に思いました。
そして、気を取り直して、残り僅かのウィーン観光へ出発。
この日の予定は、ベルヴェデーレ宮殿 → 楽友協会でのモーツアルト・コンサート。
ベルヴェデーレ宮殿は、オーストリア史上最も著名な軍司令官オイゲン公が17世紀に建てた夏の離宮です。 Mちゃん家から徒歩10分ほどの所にあります。
バロック様式の宮殿
上宮と下宮からなり、現在はどちらも美術館として利用されていて、クリムトの「接吻」などの絵で有名です。
クリムトの「接吻」
私はこういう絵、あまり好きじゃない・・・(-_-;
見学後、宮殿内のカフェでちょっと休憩。
優雅で落ち着いた雰囲気♪
チョコレートケーキ、アップルパイ、ウィンナーコーヒーをいただきました。
ケーキは美味しかったけど、ボリューム満点で全部食べれなかった(>_<)!
重いお腹を抱えて庭園へ(笑)。
広い庭園は、宮殿からすべてが眺められるように、三段の段差がついていて、噴水があったり、バロック彫刻があったり。
白壁の宮殿をバックにすると、本当にため息が出るほど絵になります。
最上段の庭
宮殿側から庭を眺めた感じ
下の方まで眺められるように、傾斜になっているのが分かりますか?
二段目の庭から宮殿を眺める
三段目の庭から眺めた宮殿
二段目の庭から見た三段目の庭
宮殿内の美術館を見るには入場料がいりますが、庭園は無料で入れます。
白い壁と緑の屋根の美しいベルヴェデーレ宮殿。
私、シェーンブルン宮殿よりもこっちの方が好きかも
結構な距離を歩いたのに、なかなか満腹感は解消されず・・・、そのまま最後のイベントへと向かいます。
ところで、この日は、一緒に行ったYちゃんにとってはウィーン最終日。
彼女は1日早く帰国することになっていたからです。
今回の旅は、もし私一人きりだったら、多分、オペラにも行かなかっただろうし、チェコで人形劇も見なかっただろうし、美術館にも行かなかっただろうし・・・、おそらく、綺麗な建物や風景を見るだけで終わっていたでしょう
この日の夜は、「のだめカンタービレ」にも出てきた、かの有名な楽友協会ホールのモーツアルトコンサートに行くことになっていました。
芸術の都ウィーンで、オペラ、美術館巡り、コンサートと、これだけアクティブに芸術を味わうことができたのも、みなYちゃんのおかげです。
腰痛を気にして消極的になっていた私の背中を、Yちゃんがぐいぐい押してくれたから!
感謝、感謝です
楽友協会でのコンサートは、Alan1.net サイトで「楽友協会でのモーツアルトコンサートとウィーン料理ディナー」という英語ツアーに申し込んでありました。
レストランでは、アメリカ、香港から来た人たちと同じテーブルに。
明るいアメリカ人のおばさん(手前の人)のおかげで、皆おおいに盛り上がる。
楽友協会では、大ホールでのコンサートだとうたわれていたのに、実際に通されたのは小ホール。
小ホール
しかも、ステージ真上のバルコン席の一番端だったわにょん (-_-;
↑
”もと冬樹”的指揮者(笑)
このように、モーツアルトのような格好をした奏者たちが、有名な曲ばかりを演奏してくれ、最後のアンコール時には、ヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」などもやってくれました。
席は残念だったけど、楽しいコンサートでした。
次回はぜひとも黄金の大ホールでオーケストラの演奏を聴きたいワ。
ちなみに、大ホールはこんな感じらしい
全然違うやんけーーーーっ!!
いつかリベンジを・・・
最終回へつづく。