心が折れていたとき
3月11日の震災から早3週間。あれから不覚にも風邪をこじらせ、2週間も寝込んでしまいました。強烈な喉の痛みから始まって、まったく声が出なくなり、激しい咳込みと頭痛と微熱が何日も続きました。 本当に、こんなに辛い風邪は久しぶりです。 そして、そんなさなかに何度も訪れる余震の恐怖。愛犬を一人で守らなければならないプレッシャー。 妻がこんなに苦しんでのたうちまわっているときに、夫は何をしていたかというと・・・仕事にかまけて自室に閉じこもったまま、何もしてくれなかった。仕事から帰ってきても、寝室をのぞいてみようともしない。 咳込んだときに背中をさすってもらいたくて、出ない声を振り絞って「助けてー」と叫んでいたのに、いっさい、まったく、手を差し伸べるどころか、迷惑そうな顔すらされた。 これがヤツの本性か。旦那が倒れたとき、私は夜中に救急病院にかけつけ、死ぬほど心配したというのに、あの数カ月の看病もヤツの胸には届かなかったということか。必要なときに何もしてくれないなら、一緒に生活する意味がない。 チクショー、覚えてろよ。 薬を飲みたくても、食べ物がなかった夜。体が動かず、買いに出ることもできず・・・ 夫があてにならないなら、友人に助けを求めようか・・・ 何度もそう思って、さりげなく友達にメールで訴えてみたが、あからさまには頼むことができず、心の中で私の叫びが通じることを願ってみた。でも、気付いてもらえなかった。 しかたないけど・・・さみしい。 余震がくると、こんな状態の私でも頼りにして飛んでくる優。これからは、旦那ではなく、優を頼りに生きていくとしよう。 心が折れていたときの、さみしい日記でした。