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2007.01.04
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カテゴリ:高校サッカー
今回の選手権では試合を完全に支配しながら、
「焦りによる自滅」でまさかのPK敗退を喫してしまった前橋育英。
中でもシュート精度の低さが目立った。

強い時の育英にはやはり絶対的なストライカー(日本代表)がいた。
96年に初めてベスト8入りした時には、
小野伸二(浦和)、高原直泰(フランクフルト)らと共にU17ワールドユースに出場した板橋、
3年時に代表入りし、現在は横浜Mで活躍中の大島と、
2年生ながらずば抜けたストライカーがいた。
98、99年には佐藤(草津)が、
01年には現在札幌のエースとして活躍する相川がチームをベスト4に導いた。
彼らは皆、世代別代表に選ばれていた。
この他にも96~98年まで1年時から活躍していた細川、
99年に佐藤と共に脅威となっていた伊藤、
01年には一瞬のスピードでチャンスを演出した岡本(水戸)が、
それぞれが選手権の大事な試合で決定的な仕事をしていた。

各年代でJリーガーを多数輩出するなど、
勿論チーム全体の能力が高かった事もあるが、
FWそれぞれが勝負どころで決定的な仕事をしていた事がかなり大きかったように思う。
彼らに共通しているのはフィジカル及び精神力が強く、
嗅覚に優れた決定力のあるストライカーである事。
それだけ揃っていれば当然日本代表にも選ばれる。
今年のチームにはそのようなストライカーは結局最後まで現れなかった。

2大会連続初戦PK負けという屈辱を味わった育英。
点を獲られない事も大事だが、強い育英復活の為には、
まずは歴代のチーム同様、絶対的なストライカーを育成する事が急務であると思われる。
とは言っても当時と比べ育英を取り巻く環境は大きく変わっており、
現在は育英、前商の2強以外にも県内の好素材が高経附、桐一、伊商等に分散、
その比率が高くなっている上、
大島、佐藤、相川の様な素材はなかなか現れるものではないので、
なかなか難しいのが現状ではあるのだが・・・。





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Last updated  2007.01.04 23:19:01
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