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第79回全国選抜高校野球大会の出場校が26日発表され、
群馬からは桐生第一が選出された。
3年ぶり3度目の出場となる。

91年、春夏通じて初めての甲子園となったセンバツでは、
帝京（東京）をサヨナラ3ランで破って初出場ベスト8入りするなど、
現在の「キリイチ」の絶対的地位を確立する礎となる快進撃を見せた。
桐一はその後99年夏に全国制覇、03年夏にベスト4と、
全国区の強豪へと着実に歩を進め、
正田（日ハム）、一場、大広（楽天）、小林（中日）と、
プロもコンスタントに輩出した。

2度目のセンバツ出場は04年。
前年夏に全国ベスト4になり、期待されての夏春連続出場だったが、
1回戦屈指の好カードと言われた明徳義塾（高知）戦でまさかの大敗。
その夏も初戦で、99年夏決勝戦で大勝した岡山理大附に打ち合いの末に敗れ、
リベンジを果たされるなど、
かつての勢いは失われたかのように見えた。
その後2年ほど低迷が続いたが、
昨年夏に2年ぶりに甲子園出場。
中学時代には「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹投手と共に、
「群馬の双璧」と並び称された鹿沼投手の好投もあり、
初戦の佐賀商戦では見事な逆転勝利を収めた。

3年ぶり夏春連続出場となる今年のセンバツ。
夏甲子園でも4番を打った伊藤、
左腕エース藤岡を始め、
多くのベンチ入りメンバーが残り、
県大会から圧倒的な強さを見せ、
関東大会でも猛打爆発でベスト4入りした。
4番伊藤とその周りを固める池浦、渡辺を始めとする強力打線、
MAX140km台のストレートと制球力で勝負する左腕藤岡、
上背はないが低く重いストレートで相手打線を抑える右腕川田、
伝統の守備力も健在と、
今年は攻守にバランスの取れたチーム。
夏は強いが春に弱い群馬県勢。
まずは初戦突破し、上位を狙いたい。