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カテゴリ:高校野球
第79回選抜高校野球、21世紀枠出場の都城泉ヶ丘(宮崎)と対戦した桐一だったが、
相手の好投手諏訪に2安打無得点に抑えられ、まさかの初戦敗退を喫した。 東国原旋風は甲子園にまで吹いていたのか? 都城泉ヶ丘のエース、諏訪投手の最高球速は131km。 しかし、変則左腕から繰り出される、 予想以上に手元で伸び、僅かにシュート気味に変化する直球、 カーブ、スライダーを巧みに使い分け、 コースを目一杯使った頭脳的ピッチング・・・。 蓋を開けてみれば今大会屈指の素晴らしい好投手だった。 秋季県大会、関東大会と猛打で勝ち上がった桐一打線も為す術がなかった。 県大会では追い込まれても9回2アウトから驚異的な粘りで何度も劣勢を覆すなど、 相変わらず「負けないキリイチ野球」は健在。 しかし、甲子園では99全国制覇、03ベスト4を最後に、 3年前の甲子園から何かがおかしい桐一野球・・・。 昨夏3回戦の東洋大姫路戦で最後の打者となってしまった4番伊藤だが、 この日も2アウトランナー一塁で登場。 追い込まれてもしっかり球を見極め、見事センター前ヒットを放ち、 4番の意地を見せ、この日は最後の打者になる事無く、後に繋いだ。 左腕エース藤岡は序盤から評判通りのピッチング。 泉ヶ丘打線から8三振を奪う好投を見せたが、 打線の援護なく、一瞬の隙から失点を喫してしまった。 戦前から圧倒的不利な状況と言われながら桐一を倒した都城泉ヶ丘。 この試合、まるで2005年秋季関東高校野球大会準決勝、 高崎商-横浜戦を見ているかのようだった。 高商が前評判を覆して横浜に見事3-1で快勝。 当時の高商エース石川投手が、この日の泉ヶ丘の諏訪投手と背丈もタイプもほぼ一緒な上、 圧倒的不利と言われたチーム状況まで似ているという、 まさに当時の試合をそのまんま再現したかのようなゲームだった。 惜しくも敗れてしまった桐一だが、 能力の高い選手が揃っている事に変わりはなく、 春季県大会、選手権予選に向けて他校と切磋琢磨して行って欲しいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.28 22:59:11
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