高円宮杯第19回全日本ユースサッカー選手権大会が7日に開幕。3年ぶりに出場の前橋育英がCグループの試合会場となる地元前橋に登場。まずは大事な1次ラウンド初戦を四国の強豪、愛媛FCと戦った。育英は前半8分、右CKからのこぼれ球を、詰めていたDF7代田が右足で決め先制!幸先の良いスタートを切った。育英は15分、右サイドを上がったDF6笛田がゴール前にクロス、これをMF20中美が右足で合わせてシュート!育英が早くも2点を先制。楽勝ムードの気配さえも漂ったが、31分に愛媛にゴールを許し、結局2-1で折り返す。後半になってなかなか追加点を決められない育英は73分、愛媛に同点弾を許し、まさかの展開に・・・。引き分け濃厚と思われた後半ロスタイム、育英はキャプテンMF14米田のパスを受けたDF6笛田が右サイド深々と切れ込んでゴール前にクロス、これを途中出場DF3田中がヘッドで合わせ育英が勝ち越し!劇的なロスタイムゴールでタイガー軍団が地元で見事3年ぶりの初戦を飾った。昨年度の選手権予選、本大会を思わせる劇的な試合。この試合で勝利の立役者となったのは1年生からレギュラーとして出場しているDF6笛田。これまでの真剣勝負で培われてきた経験に裏打ちされた右サイドからの鋭い突破と正確なクロスが土壇場でチームを救った。次の相手は鹿児島城西。初戦では新潟ユースに完敗しているだけにもう後がなく、育英戦は背水の陣となることから、激しい戦いが予想される。九州の新鋭ながらここ数年は九州でもトップクラスの強さを誇り、世代別日本代表を輩出するなど個人能力の高い選手も多く、油断はできない。先月の宮城スタジアムカップでは育英が勝利しているだけに、この試合も勝って3年ぶりの決勝T進出を決めたいところである。
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