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天使の傍で・・・

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2009.04.04
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今日も有意義な一日でした。
今日はいつもより早い目にサロンに入ったので。
書類の整理をしていたら、、、ヒーリングクラスの卒業レポートで掲載していないものを
はたと見つけて、慌ててPCに向かっています。
とっくに卒業してる方で。(一番に)
今はその更なる学びをという事でアドバンスのクラスに参加してくれてます。
衝撃的な出会いから、駆け出しのアタシに仏教の教えを教えて頂いて。
今は私の元で日々学んでくれてる彼です。

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ヒーリングクラスを振り返って(己を探す旅)

1.出会い
 私がヒーリングクラスを受講し始めたのは、2007年正月からです。
今でも先生に「ヒーリングクラスを受けてみては?」と言われた時の事を
鮮明に思い出せます。
あの頃と言えば、前の師匠さんとその取巻きの方々、そして実家の両親を巻き込んだ騒動から
2~3年も経っていたのにも関わらず、自分を客観的に考えられない状態でした。
今から思えばプロセスだったのですが、当時は本当に渦中の人であり、必至にあえいでいました。
 確かに、あのような騒動がなければ師匠の元を去ることもなく、新券に喘ぐこともなく
先生に出会う事もなく、wish-willでヒーリングクラスを受けることも無かった、
と思うと人にはそれぞれプロセスがあるというのが身に染みて分かります。
ヒーリングクラスと出会ってから少しずつ、私の生活を通して環境が動き出したのです。

2.滑り出し
 奇跡のコースの言葉は、様々に解釈できて一文一文を先生と問答形式で進めていきました。やはり、私は仏教的な解釈が中心であり、先生の一言一言が新鮮でした。
時間を経つのも忘れ、問答を繰り返していたのを覚えています。
ヒーリングクラスを始めてからは、その月のクラスでお題に挙がったテーマが絶えず
頭の片隅に残っていて、何故か日々の生活の中でそのテーマに沿った事件と遭遇する、といった状況が続きました。私は勝手に「日々の生活の中から“気付き”を拾う」月間と名付け新しい発見を楽しんでいました。今から思えば、この「拾う」という習慣がお坊さんの勉強においても大変役立つ事になります。経典に書いてあること、先徳達が言ってることを洗脳的に受け入れるだけでなく、新鮮な気持ちを持って「読み返す」、そして「自分のものとして解釈する」という大切な方法をヒーリングクラスで学んだように思います。

3.つまづき
 このように、月1回の問答を楽しみにしていた私は、大きな転機を迎える事になりました。それは、3回目のインナーチャイルドでした。私は父親と僧侶としての師弟関係にあった期間が長く、なかなか先生の言う事が理解できずにいました。
正に、インナチャイルドの典型とも言えるべき「私と父親との関係」に全く向き合えてない自分の姿にさえ気付かない状態だったのです。
その時の先生の反応は、秀逸でした。
パタンとテキストを閉め、「今日は止めとこ。1週間しっかり見つめ直して出直しなさい」と。
その後の1週間は、ちっちゃい頃から高校生ぐらいまでの「自分と親父」との関わりを思い出せるだけ思い出して、考えに耽りました。すると、今まで知らず知らずの内に自分を縛っていた「自分ルール」の根源の大部分が親父にあることに気付きました。
これは決して悲観的な意味ではなく、事実としてただそうであると気付いたのです。
そして、1週間後から再開されたヒーリングクラスでは、また一層深く問答が続けられる事になったのです。
 このインナーチャイルドとの対面は、半年もしない間に形になって現れました。
色々な事が重なり、初めて親父と怒鳴り合いの喧嘩をすることに。
あれだけ、声を荒げて言い争う事は後にも前にも1回だけで、本当の親子の関係が垣間見られた週刊でした。その時から、親父は私にとって親子・師弟の枠組みを離れた「話せる奴」になったとの事です。先生に「良かったね!!」と言ってもらえた事が凄く嬉しかったのも覚えています。

4.これから
 インナーチャイルドの克服はヒーリングクラスの1つの醍醐味であったと思います。
何も、生きていく上で問題となるのはインナーチャイルドやヒーリングクラスでお題となったものだけに限りません。実に様々な問題が噴出している今、それら1つ1つに対して向き合える姿勢が問われています。クラスで扱ったものは、どんな人でも体験した覚えのある問題でしょう。今まで流してきたそのような問題に対して、わざわざ立ち止まり、内観を深めて学びへと昇華していく。これがヒーリングクラスであり、インナーチャイルドは、その典型的な事例の1つなわけです。
 立ち止まり、内観を深める。これを仏教では「止観」と言い、中国で著された「摩訶止観」は、まさにこの止観の概要を述べた基本教書です。
クラスを終えて感じるのは、仏教の経典であろうと、ヒーリングクラスのテキストであろうと
また他のどのような方便であろうと、求め、辿り着く所は一緒なんだという事実でした。
物事を右から観る・左から観る・上から観る・下から観るなど、方向が異なれば全く異なる物のように見える気がします。しかし、その見え方に惑わされることなく、真実を捉えて、またその見え方の違いが生じる原因となった方便の相違にまで気付く。
このような楽しみを持ちながら、十人十色、百人百色の人生の味を皆と共に享受すること。
そして感謝を忘れずに。そんなメッセージをもらって卒業する私は、僧侶という自分なりの
方便の道において学んだことを生かしていきたいと思います。

                               H・Y






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Last updated  2009.04.04 20:46:05
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