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カテゴリ:展覧会(美)・能狂言・コンサート(音楽)
こんばんは♪。今日から10月ですが、いきなり11月上旬の寒さとは・・猛暑から一転し過ぎですネ。急な冷え込みで風邪なぞひかないよう気をつけましょう
さて・・日本市場は金曜日の米国市場の下落と予想を上回る日銀短観の両睨みの中、方向感に乏しい展開になりました。また今晩のNY市場の結果を待つことにしましょう・・・(苦笑)。 ☆ 「美の壷」:和ろうそくの魅力 お気に入りのテレビ番組の一つにNHKの「美の壷」があります。 谷啓さんを案内役に、くらしの中の美を取り上げ、ちょっとしたツボから普段何気なく見たり使ったりしているモノの魅力を探る番組です。 谷啓さんのとぼけた感じが何ともいい味で・・・。谷啓さんの最近のハマリ役では、生まれて初めて漫画を原作とする作品で漫画より面白い作品となった映画「釣りバカ日誌」(大抵は漫画よりつまらなくてガッカリすることが多いですよね)における、やはり原作より遥かに面白い中間管理職の課長役がありますが、「美の壷」の魅力は、谷さんにも負うところが多いと思います。 番組の音楽のジャズもゆったりして凄くいい感じです(オープニングのテーマ曲はアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ「モーニン」)。谷さんの家と設定されている日本家屋がまた素晴らしい。まるで白州次郎宅のようで、古き良き日本の住まいの佇まい。高橋美鈴アナウンサーの声も控え目ながら優しい良い響きですね。 先週のテーマは「File.63 和ろうそく」。石油を主な原料とする西洋ろうそくに対し、和ろうそくの原料はすべて植物性で蝋が落ちにくい特色を持ちます。太めの芯に灯る炎は大きめで暖かな橙色。電球(色)の明かりの方が蛍光灯の青白い明るさより和むのと同様、自然界のリズムと同じ「ゆらぎ効果」と共に、リラックス効果があるそうです。 更に、色鮮やかな「絵ろうそく」。伝統的な絵ろうそくを作っている地域は主に東北に多いのですが、雪に閉ざされた東北地方では、光への憧れと共に冬には無い花への思いが込められているそうです。納得。 薪能は、近年生まれたものですが(本来、能=猿楽は昼間、外で演じるものでした)、室内でろうそくを灯して行われる「ろうそく能」は、室町時代から行われてきました。私も何度かろうそく能を拝見したことがありますが、揺らめくろうそくの炎の中に浮び上がる能面、舞いは幽玄そのものでした。 また、京都の東寺(真言宗教王護国寺)の塔頭で慶長10(1605)年建造の書院(国宝)・宮本武蔵作と伝えられる水墨画を有する観智院で、ろうそくの炎の下でお茶を頂いたことがあるのですが(ろうそくを使う茶事は幾つかあります)、とても落ち着いた、心地よい時間でした。 たまには、和ろうそくのゆらぎの中、ゆったりした時間を持ちたいものですね 「美の壷」・・・既に沢山の本とCD、DVDが出ていたのですねー(驚き)。「こんぶ土居」さん同様、良いモノは少しでも多くの人に伝えたいので・・少しご紹介 NHK美の壷(入門編) 「アールヌーヴォーのガラス」他にもテーマ別に沢山・・・ (オムニバス) NHK 美の壺 ブルーノート・コレクション(CD) アート・ブレイキー/モ-ニン~ベスト・オブ・ア-ト・ブレイキ- 楽天でも沢山和ろうそくを販売しているのですねー。以下、ごく一部・・。 純和ろうそく ではではまた ↓「祭りの事典」=日本各地の祭りと伝統行事を暦毎に歴史的背景を含めて解説した本で、祭り・行事に纏わる逸話・特色ある行事に関する詳説も収められています勿論、秋祭りの案内も!!オススメ良書ですヽ(´▽`)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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