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テーマ:芸能ニュース(18906)
カテゴリ:ドミニク山田の回想日記
「クールス」のオリジナルメンバーに 遭遇したのはその約半年後。 わが町には大きなイベントホールがあり、 一年中様々な催しを開いていた。 その一環として「モーターショー」があった。当時である。 現代なら街の中心部、住宅地に程近い場所では 決して開催されることはありえない。 そのときのイベントはオートバイの新車・中古車がメインだった。 日本の4大メーカー「ホンダ」「カワサキ」「スズキ」「ヤマハ」、 輸入車の「ハーレー」「BMW」のバイクが 会場所狭しと並べてあった。 そのスペシャルゲストが、当時人気アイドルだった「シェリー」と なんと「クールス」であった。 「シェリー」は理解出来るが、当時社会問題であった暴走族。 まさにその象徴のような「クールス」が 大企業がバックアップする催しに招かれていたのだ。 そしてステージは野外。 しかも駐車場の端っこを 1メータ位の間仕切りで囲ったシロモノだった。 信じられないが観客は”ガラガラ”だった。 今で言うアリーナでSで一番良い席よりも敵わない 手の届く距離。 直に感じる、汗やポマード、革と男の匂い。 15,6のガキの目前で”cools”のライヴだぜ! しかもド初期のオリジナルメンバーだ。 持参したカメラで写真を写すことなど、すっかり忘れていた。 ライヴショーが終わり、喫茶コーナーでソーダを飲んでいると、 シェリーさんとマネージャーが後ろの席に坐ったので、 すかさずお願いして2ショットを撮った。 すると、「クールス」のメンバーもドヤドヤと現れて、 シェリーさんに「ちわ~っす・・・。」と声をかけると奥の席で コーラを飲みながら煙草を手に談笑しだした。 (今だ 今しかない チャンスだ) カメラを握る指がジトッと汗ばんでいる。 心臓がトクッ、トクッと脈打つのを感じる。 ・・・ 結局、声をかけることは出来なかった。 正直に言うと、圧倒されたのだ。 当時「クールス」は多数の武闘派暴走族と 少人数で対等に渡り合っていたのだ。 その迫力は半端ではなかった。 今思えば、声をかけていれば気さくに応じてくれたとも思う。 でもそういう思い出も良いかなとも思う。 この話には続きがある。 クールスたちが去った後、 マネージャーと話をしていたシェリーさんが、 振り返ってクールスの背中を睨んだと思ったら、 「わたし、あの子達きら~い!」 と小声で叫んだのだ。 これにはクスッと笑ってしまった。 シェリー/GOLDEN☆BEST 【53%OFF】COOLS (M・OLDIES)ワコー製 【ポイント10倍】全国送料無料無限35Rオムニバス <続く> 楽しめた方はクリック! にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 2, 2010 10:03:12 AM
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