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カテゴリ:大阪府自治体巡り
四條畷市のテーマは「小楠公」。
「小楠公」とは楠木正成の息子、楠木正行(?-1348 )のこと。 父である楠木正成が湊川の戦い(1336年)で敗れ自害した後、嫡男の正行は楠木氏の棟梁となり、 室町幕府側の高師直の軍との戦、「四條畷の戦い」で戦死した。 「楠公さん」というとお父さんの楠木正成を思い浮かべるが、四條畷界隈では息子の正行のことになるらしい。 その正行を主祭神にした四條畷神社がある。 100段くらいの石段をえっちらおっちら上る。 石段は見えているのみで、上りきると左側に拝殿がある。 この鳥居は鎮座100年に伊勢神宮から贈られたもの。 四條畷神社は1890年(明治23)創立の比較的新しいお宮さんだ。 まず拝殿でお参りする。 楠木家の家紋「菊水の紋」がある。 おっ! あの像だ。 島本町の公園にもあった「桜井の別れ」の像。 戦いに出ることを断念するよう息子(正行)に説得する正成。 島本町の像とそっくりなので、製造工程同じなのかも。 拝殿に向かって左隣りに御妣(みおや)神社がある。 こちらは正行の母、正成夫人の久子を祀っている。 賢母・賢夫人の誉れ高き久子さんを祀っているので、子宝・子育てのパワースポットだそうだ。 その前にも像がある。 母に教え諭されている正行。 嘆き悲しんでいる正行さんの奥からは、 第二京阪の寝屋川南IC方面を望むことができる。 帰りの石段からは、 まっすぐにのびる参道が見える。 参道は旧170号を越えると商店街になり、JR学研都市線の踏切を越え、神社の二の鳥居から約1㎞で県道に突き当たる。 そこに「伝 楠木正行墓」がある。 このあたりは「楠公」だらけ。 墓所の道をはさんだ東側の住所は「四條畷市楠公」。 楠公郵便局に楠公交番。 車を停めたタイムズだって、 楠公だ。 「四條畷」、大阪の自治体名の中で一番字が難しい。 私はつい最近まで間違えて覚えていた。 田にヌ4つとおぼえていたら、 田にヌ3つで又ひとつだった。 畷 あっら~ 恥ずかしい 「四條畷」、字が難しいだけでなく、駅もややこしい。 JR「四条畷駅」は四條畷市ではなく大東市にあり、駅名の「じょう」は自治体名の「條」ではなく「条」。 だから変換でどっちも出るのね。 四條畷神社 大阪府四條畷市南野2丁目18−1 伝 楠木正行墓 大阪府四條畷市雁屋南町27-5 [四條畷市] 人口 55,091人(2021年8月末現在) 面積 18.74平方キロメートル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.10.04 13:40:51
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