カテゴリ:子供のいる風景
今日は、中学2年生の息子の体育大会でした。 中学生になると、さっぱりしていて、午前中にひとつ参加種目(個人競技)、午後にクラス対抗で全員リレーとか大縄跳びをします。
息子は、幼稚園の頃は、もう情けなくて~~~ 本当にクラスの女の子から白い目でよく見られていたもんです。 (発表会の練習になると、もう情けなくてね~~ぼーっとしていて、「タンバリン!」(←打つのを忘れている)と、しっかりしている子に注意されていました。)
それが、いつからか、小学校の卒業生を送る会で大役をするようになって、 なんか、過去を知っているお母さん方には「出世した!」と思われた様子です。 確かに、わたくしもびっくりしました。
だけど、何だか、よく泣くし~(言い合いになると、どうしても口で負けてしまって、悔しくなって泣いていた)情けない~~ってイメージが多いです。 何しろ、2年生の終わりに3年生に進級する前に、クラスの子同士でみんなに一行手紙?みたいなのを書くことがあったのですが、 「3年生になったら泣かないように」 と何人にか書かれていて、お前、そんなにないとったんかいな!? でした。
3年生になったら、言い合いになったら、泣かなくなって、一生懸命言い返せる力がついたらしく、そこら辺、1年生からの息子を知っていた先生が評価してくれました。 でも、なんか、なっさけなーい、って印象がみんなの中にはあったと思う。 そのころ、理科で昆虫を勉強することになって、虫博士の息子に、先生が「あえて」色々教えてもらうシーンを作ってくれたら、急に芽が出た。 とにかく、虫の事は「●●君がすごくしっている」という看板を背負うようになる。 そしたら、自信がついたのか?なっさけなーいだけの息子が少しずつ、情けなさを剥ぎ取って行った。
4年生になったら、さらに息子を延ばしてくれる先生に出会って(この先生との出会いは、私にとっても、もの凄く楽しい出会いでした)すごく息子の子供らしい純粋さを評価された。 もう、息子から情けないというイメージは消えつつあった。
5年になって、ちょっと担任の先生の評価が最初低くて、ずいぶん苦戦した。 恥ずかしいけど、校長室まで行ったことある、わたくし。 結局、最初先生からの評価が低かった息子なのですが、5年生の2学期の個人面談の時は、「息子さんは、嫌なことをされたとしても、その相手を議事の際に、公平に扱っている点が凄い。人を悪く言わない。クラスのみんなから信頼されていることを知りました。」と、評価がガラッと変わった。 これは、ちょっと笑ったけど・・・。
6年の時は、集大成となった。 新しい友達もできて(なぜか今まで絡みが無かった貴公子!)責任ある仕事や役をどんどんするようになって、気のせいか、クラスで頼りにされる存在になっていた。 マジで、息子は、幼稚園時代を振り返ると「人望」という点では、着実に成長した。
今日は、100メートル走と、クラス対抗全員リレーで200メートル走った息子。 決して俊足ではなかった。 だけど、見ていてびっくりした。 俊足ではないけど、毎日クラブをしていて、帰宅後も自主トレしていて、一生懸命な息子がそこにいた。 中1のころと比べて、走りが断然違った。 キレがあった。 (めっちゃ速いわけじゃないけど、子供の成長を感じた)
目の前を走り去る息子を見ているだけで、泣けそうになった。 (泣かなかったけど) 一瞬立派に見えた。 目の錯覚? 気のせい? 一瞬で、その姿は終わった。
ああ、この子は、私の手のひらからもうすぐ飛んでいくんだ。 自分でトンボみたいに飛んでいくんだ。 今は、助走みたいに、羽をぱたぱた筋トレ中で、私の手元に入るけど、 そのうち飛んでいく。 空高く飛んで行け~~~~!!!
息子、大丈夫そうだ、今のところ。 ずっと まっすぐのびて行ってほしい。
学校で子供の姿を見ると、集団の中で子供を見ると、成長を感じます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.09.11 17:04:48
|
|