テーマ:☆主婦の生活☆(1566)
カテゴリ:子供のいる風景
今日は、本当は息子と二人のお昼だったので、ぺぺロンチーノでも作ろうと思ってかなり楽しみにしていたのですが、 突如娘が発熱で学校を休んだので、お昼は消化のいいものに・・・と思いました。 うどん~も考えたのですが、うどん結構普段も食べているのよね。 なんか、ぽーん!と頭に浮かんだのが、 こどの頃病気で学校を休んでいると母が作ってくれたパンプリンでした。 単に・・・ 卵・牛乳を混ぜて、そこに食パンを小さく角切りにしたのものを浸して、器に入れて、圧力釜(蒸し器でいいと思います)で蒸しただけの一皿です。 病人食という認識があったのですが、おやつに自分で作ったりもしました。 で、 これを大きなパイレックスのケーキ皿にドカンと入れて、圧力釜で蒸しました。 (電子レンジでもいいと思うのですが、私、電子レンジで蒸すのが下手なんです。) しゅっしゅっしゅ~~~となり出したら3分蒸して、後は火を消して15分放置しました。 ネットで調べたら、メイプルシロップをかけて頂くとおいしいらしくそうしました。 (食事というより、もはやお菓子????)
パイレックスのガラスのケーキ皿から中身をひっくり返して大きなケーキみたいにお皿に置きました。 パイレックスのガラスに、こそぎ残しがあったので、 「これ、スプーンでこそいで食べている?」 と息子に聞いたら(私立高校の受験をしている人が半数いるので本日は午前中授業で帰宅しました。)、ハイテンションになって必死にこそいで食べていました。 ・・・・いいのか?自分?こんなことを息子にさせて。 息子夢中でお皿から、こそいでいます。 しかも、 「おいしい~~~おいしい~~~~」 って・・・・幼稚園児?みたいな顔していました。
で、本体(立派なケーキ型のパンプリン)を切り分けてお皿に乗せたのを差し出してあげたのに、いつまでもいつまでも、パイレックスの(つまりケーキ型)残りを夢中でこそいでいます。 なんだか、ひもじい野良犬みたいで・・・・不憫になって来ました。 目の前に、ちゃんときれいに作ったものがあるのに、それに気が付いているのか、気が付いていないのか?一生懸命こそがないととれないようなものにもの凄い執着している姿が・・・ ある意味、その集中力を勉強に生かせないのか?とも思え・・・・。
で、ある程度(本人もう少しこそいでいたかったらしい)まで来て、本体を食べ出したら、 「何これ!?もの凄い懐かしい味がするんだけど!!!」 と、目玉を大きく見開いた。 「おれ、これ、小さい時に凄く良く食べた気がする。しかもすっごく小さい時の気がする。」 と、ずっと言いながら、食べていた。 懐かしい懐かしい・・・・って。 「パンプリンは、お母さんが病気の時に、おばあちゃんによく作ってもらったんだけど、 ○○○(息子の名前)には作ったことないと思うんだけど・・・。」 「いや、絶対食べているって!」 「1回ぐらいは作ったかな??電子レンジで???」 とか言いながら、 「大体、○○○が、小さい時によく食べたのって・・・・・・? 食べたのって・・・・?????????」 と言い始めて、 私の中の、遠くの記憶がざざざざざ~~~っとよみがえった。 白い顔に、真っ赤なほっぺして、しかもよくカサカサになっていて、涎だらだらで一日に何枚も涎かけをとっかえひっかえしていた、バルーン型つなぎパンツをはいていた息子。 1人食べをさせるようになった、1歳すぎごろから、私がお昼にしょっちゅう作っていたのは、、、、 作っていたのは・・・・・ フレンチトーストだった! (焼き上がってから、短冊状に切って手で食べさせる。→次の段階は、角切りにしてフォークで食べさせる。) お前が、来る日も来る日も食べていたの、フレンチトーストだった!!!!! と、思い出した瞬間、 このパンプリンの材料は、 卵・牛乳・食パン・・・・・ って、フレンチトーストと同じじゃん!!!
遠くに消えていた、おむつ小僧の息子が「正解~」とでもいうようににっこり笑う。
「○○○は、小さい時、来る日も来る日もお昼にフレンチトーストをよく食べさせたもんだわ・・・」 と、告白した。(娘にはほとんど作らなかった気がする・・)
15歳と1カ月未満の息子は、ぺろりと目の前でお皿をたいらげた。 お菓子みたいなかみごたえのない一品だったけど(ほかにもお数は与えましたが)、 「おいしかった~」と喜んでいた。 更に、 「お母さん、続きを食べてもいい?」 と言って、 先ほど中断した、こそいでいた方のパイレックスのお皿を抱きかかえて、必死にスプーンを駆使して食べ始めた。 自分で納得がいくまで、非常にきれいにこそぎとっていました。 詰めが甘い勉強も、それくらい執念燃やしてこそぎきって欲しいと切に願わずにはおれません。
懐かしい味の味覚の向こうには、 まだ一人っ子だった頃の自分がいて、 お母さんにもあまり叱られなくて(まだ可愛かったから。悪さもしなかったし、まだ、ね。) きっと幸せだった感覚が再来したのかもしれないね。 凄く喜んで食べていました。 (娘も喜んでいましたが、息子の方がかなりテンション上がっていました。これってやっぱり、味覚の記憶の相乗効果?)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.29 14:28:03
|
|