テーマ:☆主婦の生活☆(1566)
カテゴリ:子供のいる風景
10月になると、朝登校する時にふわ~っと香ってくる匂いがある。 特に雨上がりの朝は空気が澄んでいるから、ふわ~~っと香る。 それは、子供の頃に嗅いだ社宅の木立ちのキンモクセイの香りとおなじ。 あ~! キンモクセイだ! 香るたびにいつも思う。
子供の頃に、キンモクセイのちっちゃな花がかわいくて、カメラのフィルムケースにたくさん積めてとっておいたことがある。 みかん味のラムネ菓子みたいなちょっとふんわりしたオレンジ色。 ふんわり香る暖かい香り。 全部とっておきたくて、フィルムケースに集めて保管したつもりになっていた。 ら、翌日には、あんなに可愛かった小花が茶色くしおれちゃって、香りも「なんだか・・・・」な状態。 花は、そこにあるままが一番いいんだ~って思った最初の記憶です。
私の家は、社宅だったのですが、あまり芳香剤ってトイレにおかなかった。 近所は、割と古くからのお宅だったので(汲み取り式が多かった)芳香剤はかなり遊びに行く先々で見ました。 あの、ソフトクリームの頭みたいな芳香剤で、くるっと蓋をねじると何やらゼリーの塊みたいなプリンみたいなのがあって、それが、なんだか「お素敵」に見えたばっかりに、母親にトイレの芳香剤を買ってちょうだい!!とねだったことがある。
私の中では、キンモクセイっていうと、まだ温かいというか暑めの初秋10月の社宅の夕日と重なる。 社宅=家族がみんな揃っていた という記憶があって、私にとっては、優しい香りだ。 別に社宅を出た後家族離散したわけじゃないけど、 一軒家に住む様になったら、二階が子供部屋で、一階がお風呂・台所・和室・洋間・トイレという感じで、生活空間が家族でいながら別になった気がする。 社宅の時は、平たいところにすべての部屋があったから、「地続き」って感じで、どこにいても誰かの存在を感じていた。 憧れの庭付き一軒家だったけど(子供心に社宅の子は一軒家に憧れたのです。)、小学校高学年になってからの一軒家って、小学校低学年の頃の憧れと違って、何か、ちょっと住んだら「もういいいや」って思っちゃった・・・。
というわけで、キンモクセイの匂いを嗅ぐと、自分の中では一番幸せだった子供自体のことを思い出すので、凄くノスタルジックで、ふわ~っと気持ちが和らぐ。
でも、時々いますよね? キンモクセイの香りをかいで、「トイレの臭い!」って言う人。 あれって、私が子供時代に流行ったソフトクリームのふたみたいなのをくるくるって上げて香る、芳香剤が、諸悪の根源だと思います。 今の子って、どうなんだろう??? キンモクセイの香りをかいで「トイレの臭いがする!」って言う子はいるのかな??? 最近芳香剤でキンモクセイってありますか???
ちなみに、娘の登校班に同伴して4年目ですが、未だにキンモクセイの匂いを「トイレの臭い!」発言する子供の声を聞いたことはありません。
あ、ちなみに主人は言いましたよ・・・。 ちょっと、むっときました。 わたくしの、なつかしい思い出の香りをトイレにするか?と。
ついさっきも、うふふふ~~~って、キンモクセイの匂いを嗅ぎながら、 毛虫がいそうな桜の木の下を自転車で一気に先ほど通り過ぎました。 毛虫危険! と、全神経を上空の桜の伸びた枝にビビりながら。 っと、 いかん! 思った時は、 芋虫みたいな大きさの毛虫を、自転車で轢いてしまいました。 まさか地面を張っているとは思わなかったよ!!(T□T)
走り去りながら、 ちくちくしない?? 足腫れてこない??? っと、ずっと怖かったです。 恐怖の毛虫の呪いの自転車・・・なんてこと、ないですよね…( ̄□ ̄;)
キンモクセイは、気がついたらあっという間に散ってしまうので、一瞬です、一瞬。
次は何の花の香りがするのでしょうか? そろそろ南天の実も赤くなる頃ですね。 小学校のハナミズキの実は、もうずいぶん赤くなっていましたよ。(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.07 13:54:36
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