テーマ:中学生のこどもたち(41)
カテゴリ:子供のいる風景
今日と明日は、息子のテニスの新人戦です。 多分中学校の2年生は皆さん、この地方では、今あらゆるクラブの新人戦が開催されているかと思います。 昨日、帰宅した息子が、 「明日は、7時15分に○○駅に行く予定だから。」 と、あっさり実にあっさり言いました。 車で送って行くことにしてありましたが、7時15分という事は、朝の出勤渋滞を念頭に入れて、日中なら10分だけど15分は見ておくことにしました。 という事は、朝7時に家を出る。 息子を駅まで送る。 急いで帰る。 7時50分に娘と登校する。 息子を送りに行っている間は主人に家を任せる。 私が帰宅次第、主人は出勤。 という、行程となりました。
で、息子を送る前にお弁当があるので、 7時に家を出ると言う事は、 いつもより早いという事で、 7時に息子を送ると言う事は、 パジャマのままでお弁当作っているわけにはいかないので、 顔も服も整えて私も行くわけで、 7時には、私も「出来上がって」いないといけないと言う事で。 あと、お弁当は、6時前に起きて、そこからおにぎりやら作ったわけです。 まあ、こちらは、「朝食抜き」で用事をしていました。
息子のあんぽんたんは、なかなか起きてきません。 「起きなさい!」 と叫んでも、音声だけでは無に等しい模様。 「誰のための早起きだー!!!!」 低血圧を押して頑張っているのでむかついてきました。 びくんと起き上がって来ましたよ。 6時45分でした。 大体な~~これから新人戦だと言うのに、何を暢気に寝ているんだ!?
がががががががー
と、出発の時間が来て、 結構のんびりしている模様の息子。 何で私だけが忙しいんだ???? (あ、ちなみに、今日も朝食は主人が必死に用意していました。いつもよりも早く起きて。)
そう・・・息子は遅くて、私と主人が早起きしているんです。 は~!?
いざ出発! 帽子は持ったか? 「持ったよ。かばんに入れた。」 お財布は持った? 「持っている。」 タオルは? 「え?いるの?」 スポーツするんだろうが!?タオル一枚あったら寒い時でもはおればいいから便利でしょうが!? 「あ~持って行くわ。」 そのテニスシューズきつかったんじゃないの? 「履きなれているからこっちにするわ。」
車に乗る。 ががががががががーーーーー!
車の中では、かなり優しいお母さんの声かけをしていたつもりです。 いい~?帰りの駅で、3時以降だったら、迎えに行ってあげるからね~。 家じゃなくて、携帯に電話してくれたら、お母さんすぐ出れるからね~。 もしお金が足りなかったら、顧問の先生に言うんだよ~。
駅について。 じゃあ、頑張ってね~にっこり♪
と、下車した息子が・・・ あれ? ラケットがない。お母さん、僕のラケット知らない?
はあ!? 何を申すか!? 馬鹿・・・?????? 後部座席も調べる。 調べたって、ラケットみたいな大きなもの、隠れているわけもなく・・・。 あほっちゃうか!? いや、馬鹿だ! ばかっちゃうか? ばっかじゃねーの!????
あっれ~?何でないのかな~? と、にへら笑っている息子。 ここで、凹んで青筋入ったちびまるこちゃんのまるお君みたいな顔をしていたら、同情も多少は沸いたかもしれないけど、 「おかあさんが、出かける時に、靴のことを話しかけたから、忘れたんだよ。」 と、言ったのが、 私の怒りのスイッチを 更に、更に、もう押されているのに、 早く閉まれよと押しているエレベーターの「閉」ボタンを押し続ける状態の如く、 ぐびっともっと押されてしまった。 爆発です。 7時15分に、ししぃー火山が駅前にて、 しかも、部活のメンバー(後輩その他大勢を含む)の前にて、 回避不能状態に大爆発した。 「このやろー! 人のせいにするな! 大体、テニスの試合に行くのに、ラケット忘れる馬鹿がいるか!? お前ばっかじゃねーの!? 何考えているんだ? どんだけ、頑張っているかわかってんのか? へらへら笑って言うな!」
あ~~~!こういう時に限って、まさかまさかで携帯電話を持ってこなかった。 まじかよー! 信じられねーよ! 神様、あなたは、なぜに私のもとに息子をお届け下さったのですか? いや、息子が私を選んだのだから、 「何で私を困らせたいのー!??」
駅前の公衆電話を探す。 お掃除をしている清掃員のおばちゃまがいた。 切羽詰まっていたので、声をかけた。 「非常に申し訳ないのですが、緊急の用事がございまして、お掃除の途中ではございますが、電話を使用してもよろしいでしょうか?」 (↑自分の非があって、人にものを頼む時は、異常に丁寧語になる私・・・)
10円玉をががが!っと入れて、自宅に電話。 もしかして、主人ラケット持ってこれる???? 「だめだよ~今パジャマだよ。 それに、今小ししぃーが大きな声でぎゃあぎゃあ言っている。置いて行けないし、小ししぃーも学校行く用意しないといけないし。」
万事休す・・・。 動ける駒が、今、手元に、もう、ない・・・・・。 ちーん。
公衆電話から息子を睨みつけた。 が、こんなにこっちが焦っているのに、 同級生のクラブのメンバーに、 照れ隠しなのか?笑いながら 「ラケット忘れてやばいっちゅーの!」 みたいにしゃべっている。 それが、火山の噴火をより一層白熱化させた。 「○○!!! おっまえ~~! お母さんが、必死に電話しているのに、何で笑っていられるんだ! 何でこっち見ていない!?」
もう罵倒・・罵倒・・・罵倒・・・。 朝の7時15分過ぎに、駅前で・・・・。 こんなところ誰にも見られたくないけど、 「もう誰も愛せない」・・・・じゃなくて、 「もうお前しか見えない」状態。
後輩が「○○先輩頑張って~」とちょっとおどけて言う。 っき!笑いごとじゃない! きー!!!!!
顧問の先生登場。 きー! 「すみません。 @@@○○の母です。いつもお世話になっております。 ○○の馬鹿が、今日ラケットを忘れました!」 (ここで先生目がまんまる状態) 「ラケットは現地に必ず届けますので、 申し訳ないですが、人間だけ先に行かせて下さい!よろしくお願い致します。」
このーこのー! もの凄い怖い私だった。 どーしてくれるのよー!! 昔のれじぇんどだった頃の私を返してーーーー!!!
必死に家に帰ると主人が、背広を着ていた。 コマが…出来た・・・? 仕方ないから時間休をとって、主人が現地のテニスコートにラケットを届けに行くことになった。 私は、今から娘の登校に同伴することでオッケイとなった。 「これは、深く反省してもらわないといけない! 反省文絶対に書かせるぞ! 今日は団体戦だったから参加だけど、 これ個人戦だったら、もう棄権させるぞ!!!!」 主人が出て行った。
きーきー! 朝7時50分、長い朝だった。 娘と登校する。 あれからどれだけの時間が経ったのか? と、起きてからのことを振り返って歩く。 きーーーー!
帰ってきたら、主人からメールが届いた。 「今ラケット渡した。」 思いっきり罵倒したのが気になったので、 「ありがとう。泣いていた?」 と聞いたら、 「笑って友達と話していた。」 ・・・・・。 むっかー! 脳天気すぎるんだよ!お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.10.17 11:10:36
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